こんばんは。ご覧頂きありがとうございます😊

 

本日も想像力と発掘良品の発掘というテーマで

 

ショーン・オブ・ザ・デッド

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

ご存じない方のために…

 

本作はエドガー・ライト監督のデビュー作であり、ゾンビ映画の金字塔として知られるジョージ・A・ロメロ監督の「ゾンビ」という作品のパロディでもあります。

 

ちなみに「ゾンビ」の原題は、DAWN OF THE DEAD(ゾンビの夜明け)。

 

↑DAWN OF THE DEAD(邦題:ゾンビ)のポスター。

 

 

ロメロ監督の一連のゾンビ映画は全て「〇〇〇 OF THE DEAD」というタイトルになっているため、ロメロ監督以外が作った「〇〇〇 OF THE DEAD」というタイトルの作品はどれも、ロメロ映画のパロディやオマージュを捧げた作品となっているのです。


↑2004年に作られた「ゾンビ」のリメイク作品の邦題は

 原題と同じく「ドーン・オブ・ザ・デッド」!

 …でもこの邦題だとリメイク作品だと理解しずらいですね汗

 

 

ちなみにショーンという単語の意味は、ただの人名!!

 

 

本作はショーンという名のイギリス人を主人公にしたゾンビ映画なのですあせるあせる

 

↑出オチのようなタイトルのゾンビのパロディ映画です!

 

 

タイトル

 

「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば本作の解説は以下の通り。

 

自堕落な生活を送っていた青年が、突如として蘇った死者たちの襲撃から恋人を救い出そうと奮闘するホラーコメディ。監督はこれが長編第1作目のエドガー・ライト。脚本はライトとサイモン・ペグ。出演はサイモン・ペグ、ニック・フロスト、ケイト・アシュフォードほか。日本ではDVD発売のみの劇場未公開作だったが、2011年4月23日、東京・シネマライズにて開催された「『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』公開記念 エドガー・ライト監督作品オールナイトイベント」でイベント上映を経て、2011年9月3日より東京・キネカ大森にて、「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」と2本立て名画座上映(デジタル上映)された。

 

…なんか紆余曲折を経て日本公開された作品だったみたいですね汗

 

 

ちなみにストーリーはとってもシンプル!

 

主人公のショーンは、テッドとジョンのように友人のエドと自堕落な共同生活を送っているダメ青年。

 

毎日エドとビールとゲーム漬けの日々を送っているショーンは、ロンドンにゾンビが蔓延し始めても全く気付かず、気が付いた時には周囲をゾンビに囲まれてしまっていたのです!

 

↑ポケッと生きているショーンは社会に無関心。

 

↑街の異変に全く気付かずビールを買いに行くショーン。

 

↑ずっと変わらない平凡な毎日なので…

 

↑子供でも分かる異変に気づけませんあせるあせる

 

 

さて、ゾンビに囲まれてしまったショーンとエドは、生き延びる事ができるのでしょうか?

 

 

それは是非、皆さん自身の目でご覧になって頂ければと思います。

 

↑家を襲撃され、ようやく事態の深刻さに気付く2人!

 

 

 

ゾンビが来たらどこに逃げる?

 

ロメロ監督のドーン・オブ・ザ・デッド(ゾンビ)では、本来国民を守るはずのスワットの狙撃兵と情報を発信するはずのTVクルーたちが、真っ先に職場放棄をして、郊外のショッピングモールを占拠してゾンビとは無縁の生活を送ろうと目論む、アメリカ人らしい思考を皮肉って展開のゾンビ映画。

 

けれど本作の舞台はイギリス!

 

イギリスと言えばパブ!

 

 

ですのでショーンとエドも、ショッピングモールではなくパブに立てこもって、誰かがゾンビを退治してくれるまでビールを飲んでやり過ごそうという、非常にロンドン子っぽい思考回路でサバイバルを生き延びようとするのです!

 

↑みんなでパブに逃げ込もうよ!

 

 

そう。

 

 

本作は、ゾンビ映画であると同時に、イギリス人の特性や、大人になり切れないダメ男の気質や、そんなダメ男が絶体絶命になった時の行動などを描いた、イギリスならではのゾンビ映画なのです!

 

↑もちろんパブにたどり着くまでの道もゾンビだらけ!

 とりあえずゾンビのフリでやり過ごそうかあせる

 

 

そんな本作の公開に前後するように、21世紀以降ゾンビはホラー映画というよりも、ゾンビというシチュエーションを使って別の事を表現する素材のようなものとなっていきます。

 

 

そう。

 

今やゾンビは、ホラーよりも、ゾンビが発生したらあなたならどうするというシチュエーション映画となりつつあるのです!!

 

↑臆病者(ルーザー)の成長記のゾンビ映画「ゾンビランド」

 

↑ミュージカル×ガールズ・ビー・アンビシャスの「アナと世界の終わり」

 

↑では、ショーン・オブ・ザ・デッドはどんなゾンビ映画なの?

 それは是非、皆さん自身の目で!!

 

 

 

という訳で次回は

 

傑作の定義

というテーマで

 

死刑台のエレベーター

 

という映画を解説してみたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします😘

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

合格おまけ合格

 

①エドガー・ライト監督のうる星やつらのような恋愛映画に興味がある方へ…
 「スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団」


音譜スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団の回はコチラ

 

②ゾンビ・ランドという映画に興味がある方へ…
 「ゾンビ・ランド」



音譜ゾンビランドの回はコチラ

 

③もしショーンが独りぼっちだったらという感じの映画に興味がある方へ…
 「コリン LOVE OF THE DEA」



音譜コリン LOVE OF THE DEAの回はコチラ