本日も
「コリン LOVE OF THE DEAD」
という作品を通して
想像力と
死んだらおどろいた!!
というテーマについて
考えてみたいと思います。
死んだ後
が
もしあったとしたら
どんな感じなのでしょうか?
一番ホッとするのは
生きている時と
変わらない
変わらない
状態であること。
今と同じように
考えたり、行動できて
記憶もそのまま
というのなら
ちょっと
安心ですよね
安心ですよね
(*´∇`*)
ホッ!
けれど、もし
死んだ後
何も分からなく
なってしまう
なってしまう
としたら
どうでしょう?
自分が誰なのか?
何をしたかったのか?
生きてた時は
どんな人間だったのか?
どんな人間だったのか?
何も分からないけれど
ただ動き回っている存在
になっていたとしたら…
になっていたとしたら…
想像するだけで
ちょっと怖いですね
(>_<)
映画の世界で
このタイプの死者は
ゾンビ
と呼ばれています。
ゾンビの特徴
とは
①
死んだ後も動く
死んだ後も動く
②
意識はほとんど無いが
人肉を欲する
意識はほとんど無いが
人肉を欲する
③
動きは遅い
動きは遅い
④
ゾンビに噛まれた人間は
100%感染する
ゾンビに噛まれた人間は
100%感染する
⑤
生きていた時の記憶が
行動に影響する
生きていた時の記憶が
行動に影響する
これらは
ジョージ・A・ロメロ監督が作った
ゾンビ系の映画によって確立されたもの。
↑ゾンビの元祖
ジョージ・A・ロメロ監督の
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
実は社会批判の映画なのです
(^^)
ジョージ・A・ロメロ監督の
「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」
実は社会批判の映画なのです
(^^)
多くのゾンビ映画では
この法則に従って
ゾンビを描いています。
本日の
「コリン LOVE OF THE DEAD」
も
そんな
正統派ゾンビ映画
けれど
視点がちょっと面白いのです。
この映画の主人公は
青年コリンくん。
↑主人公のコリンくん。
家に帰ってくるのですが
すでに噛まれてしまっています…
家に帰ってくるのですが
すでに噛まれてしまっています…
と言っても彼は
映画の冒頭10分後に
ゾンビになってしまいます
ヽ(;´Д`)ノ
はやっ!
↑あ~あ。もうゾンビです。
そしてここから
この映画は
コリンという
ゾンビの視点を
描いていく
のです。
えっ!
ゾンビって
意思があるの!?
( ̄□ ̄;)!!
いいえ。
もちろん
ありません
先ほど書きました通り
ゾンビには
主体的な意思はありません。
だから
行く当てもなく
ただフラフラと歩き続ける
コリンくんを
映画は写し続けるのです。
↑ウロウロウロウロ…
…
( ̄_ ̄ i)
ひょっとして
面白くない映画?
いいえ。
これは
かなり
考えさせられる
映画
です。
コリンくんは
もう何も分りません。
もはや
人がいれば
襲いかかるだけの存在
です。
だから…
実のお姉さんに
出会っても
襲ってしまうのです
↑コリン!思い出して!!
↑ウガー!!!
お姉さんが必死になって
思い出してもらおうと努力しても
彼は唸るだけ。
お姉さんは
お母さんの家へと連れていきますが
お母さんだって分りません。
↑お母さんが涙を流しても…
↑ウガー!!!
そして
彼が噛んでしまったために
お姉さんも
ゾンビとなってしまうのです。
けれど
ゾンビになってしまったお姉さんは
もうコリンくんに
興味を持ってくれません。
彼らは
二度と会うこともなく
フラフラと町へと消えていくのです。
でも
一体どうしてコリンくんは
ゾンビになってしまったのでしょう?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
この映画は
ゾンビの怖さよりも
何も分らなくなってしまう
怖さと哀しさ
が
描かれた作品。
死んでしまうことによって
今までの思い出も
誰かとの愛も
すべて
なかったこと
に
なってしまうのは
人生の意味や価値を
失わせてしまう
という
とても恐ろしい状況
では
ないでしょうか?
↑もはや
自分のことすら理解でない
意味のない存在
願わくば
死後の世界が
こんな状況でないことを
祈るばかりですね
という訳で次回は
死んだらモノ扱いされる
「ロボコップ」
について
解説したいと思います
ではまた(*^ー^)ノ
↑ひょっとすると、この映画は
「他者を認知できない状況の哀しさ」
を描いたものかもしれません…
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