こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/





本日も
 

想像力と
ざんねんなタイトル

 

というテーマで
 

誘う処女



という映画を
 

ご紹介させて頂ければと思います。






本作の原題は
 

SUPERNOVA
(超新星)

 

…日本版とはタイトルもポスターも
 

ずいぶん違いますね汗


↑よく見ると処女は「おとめ」と読むようですね…




ちなみに本作は文芸エロスという紹介で
 

レンタルされている作品。






ですので私が想像した内容は
 

何かの分野で超新星として評価されたい

 

処女の女の子が男性を誘う

 

エロティックな映画?というものでしたかが…





けれど、その予想は違ってました
 

m(_ _;)m


↑それに近い内容の映画は

「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」

という作品でした(これもスゴイ邦題!)





 

本作は、家族がギクシャクしている家から
 

早く出ていきたいと願っている

 

多感な女の子が主人公の青春映画です。






ラブラブ アバウトなストーリー カチンコ



「キネマ旬報社」さんのデータベースによれば
 

本作の解説は以下の通り


「ポール・ヴァーホーヴェン/トリック」の
ハイテ・ヤンセンが

大胆なヌードを披露した文芸エロス。

海辺の何もない街に暮らす15歳の少女メイス。

彼女は自分の家に突っ込んで来た車が

壁を壊し、自分を広い世界へ連れ去ってくれる日を

夢想していたが…。

 

 

 

 

 

…えっと。

 

( ̄_ ̄ i)

 

 

 

 

 

これだと本作のストーリーが

 

全く理解できないのではないかと思いますので

 

少し解説を加えさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

メイスは、人里離れた海沿いの家で

 

父母と祖母の4人暮らし。

 

↑周囲に何もない一軒家に住むメイス。

 

 

 

 

 

 

先日、祖父が突然海に身投げをして

 

死んでしまったため

 

父親と祖母がおかしくなってしまいました。

 

 

 

 

 

車椅子の祖母は毎日

 

祖父を迎えに行くと言って海へ向ってしまい

 

母はそんな祖母を連れて帰る毎日。

 

 

 

 

 

母は、父親に向かって

 

自分の母親だから面倒みろと言いますが

 

父親は、常にイライラして

 

何事にも集中できない日々を送っています。

 

↑壁紙の張替えも途中でやめてしまった父。

家が廃墟みたいですね。

 

 

 

 

 

そんな環境でメイスが夢見るのは

 

この状況を変える何かが訪れてくれる事!

 

↑屋根の上から双眼鏡で外を眺め

何かが到来して状況が変化するのを待つメイス。

 

 

 

 

 

彼女は、夜な夜なやって来る

 

海岸へ遊びに行く若者の車の音を聞きながら

 

その中の一台が家に突っ込んで

 

私を広い世界へと連れ出してくれないかと

 

夢想していたのです。

 

↑待ってるんだけどな~

 

 

 

 

 

けれど、そんなある晩

 

本当に車が家へと突っ込んで来ます!

 

 

 

 

 

運転していた青年は怪我を負い

 

メイスの家で、彼を療養する事になりました。

 

 

 

 

 

 

ああ。

 

これってひょっとして、もしかして…

 

ラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブラブ

 

 

 

 

 

さて、突然やって来た美青年は

 

家からメイスを解放してくれるでしょうか?

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。

 

↑これって、ワクワクな展開かも!

 

 

 

 

 

カチンコ 文芸エロスって何? カチンコ

 

 

 

最初にもご説明した通り本作は

 

文芸エロスとして紹介されている作品!

 

 

 

 

 

けれど、文芸エロスとは

 

一体どんな分野を指すのでしょうか?

 

 

 

 

 

もし文芸エロスの定義が

 

監督や原作者が目指していた作風が

 

エロティックなものだとするなら

 

本作は、明らかに文芸エロスではありません。

 

 

 

 

 

本作で描かれているのは

 

知識がいっぱいになった女の子が夢見る

 

ビックバンの到来!

 

↑もう次の世界へと行きたい…

 

 

 

 

 

メイスは何も考えていない子ではなく

 

頭の中は物理学でいっぱい!

 

 

 

 

 

 

彼女のモノローグは

 

宇宙の理論や法則を考える少女にとって

 

非論理的な家族との生活に

 

うんざりして脱出したいと望んでいました…

 

 

 

 

 

 

けれど実は、メイスの家族にも

 

彼女の知らない論理や法則がありました!

 

 

 

 

 

父親がイライラしていた理由は

 

祖父の死のショックで

 

男性機能が不能となっていたから!

 

↑父親は、家の前に立っている看板を

怒り狂って引っこ抜きますが

これは、自分の局部の状態を思い出すから…あせる

 

 

 

 

そう。

 

 

 

 

人間は一見論理的に見えなくても

 

自分なりの法則で人生を生きているのです!

 

↑父さんは、父さんなりに悩んでるんだ!

 

 

 

 

 

そんな小さな発見があった時

 

メイスの人生観にも、少し変化が生じます。

 

 

 

 

 

彼女はまだ15歳。

 

家族といても、まだまだ学べる事は

 

少なくないのです

 

(*´∇`*)

 

 

 

 

 

 

本作は、文芸というより青春映画!

 

 

 

 

 

けれど日本の映画ジャンルには

 

文芸や青春というカテゴリーがあまり存在せず

 

それらの作品の多くは

 

ドラマという大雑把な枠でくくられてしまい

 

興味を持つ人が限られ勝ち。

 

 

 

 

 

だからこそ本作の場合は

 

ヌードが出る=ドラマではなくエロス!

 

だから文芸エロスと宣伝すれば

 

興味を持って観る人も多くなるのでは?

 

 

 

 

 

けれどその為には

 

スーパーノヴァというタイトルでは

 

エロス映画としては弱い!

 

 

 

 

だから思い切って

 

誘う処女というタイトルにしてみよう!

 

という感じで

 

この邦題が付けられたのだと思われます…

 

↑海外ではteeage wasteland(不毛な十代)と紹介!

でも日本では、文芸エロスで行くよ!

 

 

 

 

 

…さて、皆様はこんな邦題のつけ方を

 どう思われますか?

 

↑裸が出たら全部エロス!

こういう昭和のおじさん的な映画分類は

そろそろ止めて欲しいですね

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

犯罪都市?

 

というテーマで

 

クリミナル・タウン

 

 

という映画を解説してみたいと思いますので

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

合格おまけ合格

 

 

 

①ハイスクール白書という映画にも

興味がある方へ…

 

音譜ハイスクール白書

優等生ギャルに気をつけろ!の回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

②エロティックな邦題を付けられた映画に

興味がある方へ…(その1)

 

音譜ベルリン、少女サラの禁じられた遊び

の回はコチラ音譜

 

 

 

 

 

③エロティックな邦題を付けられた映画に
興味がある方へ…(その2)

 

音譜バスティーユ、聖女の恍惚、愛の牢獄の回はコチラ音譜