こんばんは

ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/






本日も

ハイスクール白書
優等生ギャルに気をつけろ!
 



という映画を通して

想像力で考える
罪と罰

というテーマについて

考えてみたいと思います。






罪を犯した者に罰を与えるのは

誰の仕事なのでしょう?





神が与える罰は

天罰



裁判所が与える罰は

刑罰





では、

個人的な感情で与える罰


なんと呼べは良いのでしょう?


( ̄_ ̄ i)







本日の映画の原題は

「ELECTION(選挙)」






と、いっても

この映画の選挙は

国政選挙などではありません。





これは

高校の生徒会の選挙を舞台にした

映画なのです。







生徒会選挙って…

日本の高校でも行われている

毎年恒例の行事

みたいなものですよね

(*´∇`*)






けれど

そんな生徒会選挙を

心待ちにしている学生

存在するのです。






トレイシーは

そんなタイプの女子高生


↑選挙を心待ちにしていたトレーシー。




どんなタイプ?






トレイシーは

自己顕示欲の
のような女の子

なのです。







彼女は

勝ち組になることが

人生の目標!







そのために

日々努力を惜しまず

常に優等生として振る舞い

学校での成績も優秀!


↑はい!先生!!
私分かります!

はい!はい!はい!当てて!!





だからこそ

生徒会長の座も射止めて

学校No1の優等生として認められ

大学への推薦をもらえることを

目指しているのです。






幸い、対抗馬は0!






生徒会戦は

不戦勝だと思っていました。


↑私が生徒会長になるのは確実ね(^^)





けれど

社会を教えているマキャリスター先生は

そんな彼女を

憎憎しげに見ていたのです。


↑こいつを、生徒会長!?





マキャリスター先生は

温厚で生徒指導にも熱心な人気教師。





勤続12年で

3年連続最優秀教師にも

選ばれています。


↑生徒からも人気がある
マキャリスター先生は
生徒会の顧問でもあります。





そんな優秀教師なのに

どうして優秀な生徒のトレイシーを

嫌うのでしょう?







それは…




彼女の本性を

知っているからです!


↑本当は良い生徒ではないトレイシー






トレイシーは

マキャリスターの友人である

数学の先生と交際していた過去があり

それが原因で先生はクビ!

結婚も破綻してしまいました。






トレイシーの方から誘ってきたのを

友人から聞いて知っていた

マキャリスターは

彼女を生徒会長に当選させたくない

と考えていたのです。


↑「先生。当選したら、一緒にがんばりましょう!」

「ああ… そうだね…」
(心の中: 何、いい子ぶってんだ、このやろう!)





マキャリスターは

彼女の対抗馬を立てようと考え

ポール・メッツラーを立候補させようと

思いつきます。






ポールは

頭はちよっと弱いのですが

スポーツマンでお金持ちの人気者。


↑とスポーツマンで善人で人気者。

頭が悪いので扱いやすいのも
メリットです(^^)





バスケットの選手でしたが

スキーで怪我をしてしまい

引退を余儀なくされてしまいました。






そんな彼が立候補すれば、

上手くいけば

トレイシーに勝てるかもしれません。


↑よし!我ながら良いアイディア!






マキャリスターはポールを説得し

立候補を決意させるのです!


↑単純なので、説得はアッという間に成功!

トレーシーの対抗馬、誕生です
(≧∇≦)






さて

目立ちたがり屋で
自己顕示力の塊のようなトレイシー


お金持ちでスポーツマンで
いいヤツだけど、頭はちょっと…
というポール


生徒会選挙を制するのは

一体どちらなのでしょう?





それは是非、皆さん自身の目で

ご覧になって頂ければと思います。


↑もちろん、トレーシーの選挙演説は完璧!

けれど
完璧だから、学生から支持されるとは
限らないのが
生徒会選挙なんですよね…






映画を観ていると

先生がトレイシーを嫌うのは

ちょっと分かる気がします。





自己中心的で目立ちたがり屋

一見、誰とでも仲良くしているようで

実は相手を見下している


↑気に食わなければ
鼻息荒く、相手を恫喝するトレーシー!





そんな彼女の性格を

一度へし折ってやりたい!






そんな気持ちになるのは

先生として当然なのかもしれません。






けれど、

そんなマキャリスターの正義感は

彼の私的な感情

です。







私的な感情で
他者に罰を与えること

って



なのではないでしょうか…







マキャリスター自身も

決して完璧な人間ではありません。


↑生徒の前では良い先生でも
私的には、いろいろやらかすマキャリスター。





そんな彼の

トレイシーに対する恣意的な行動は

思わぬしっぺ返しとなって

帰ってくるのです。






…ん?






あれれ?


(・・;)





ということは

この映画で、罰をうけるのは

マキャリスター先生で

傲慢なトレイシーは
何の罰も受けないの?




↑トレイシーみたいに生きれば
人生、勝ち組?





いいえ。


そうとも言えないのです。

(ノ_-。)






トレイシーの歩む

自己顕示欲全開の人生
というのは

友達のいない人生


↑周りをすべて見下すトレイシーに
友達なんていません。






全ての人に勝ちたい!

という望みは

全ての人と争う!

ということです。






親友の誰もいない人生を送る

というのは

自己顕示欲だけを追求した罰

なのかもしれませんね




↑ワシが勝ち組だ~!!

という孤独な老人が
人生の終わりに後悔する
「クリスマス・キャロル」

他者と争い続けた罰は
孤独なのです。






ではまた(*^ー^)ノ



↑高校を卒業し、大人になったトレーシーは
政治家の秘書となりました。

彼女は卒業後もずっと
他人を排除して上に登り続ける人生を
歩み続けています。


ひょっとすると
こんな生き方しかできないというのが
トレーシーへの罰
なのかもしれないのです…






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