ガダルカナル戦書籍一覧
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ソロモン諸島 ガダルカナル島 御戦没者名簿(鋭意整理入力中)
2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次
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ソロモン諸島の戦い 目次 鋭意更新中
↓要図の米軍部隊史2nd Marine Raider's 第二海兵奇襲大隊だという事が理解できました。
参考まで2nd Marine Raider'sの大隊長
カールソン中佐
豪州の友人より頂戴した動画キャプチャー画像。
隣の兵隊さんが持っている拳銃は日本軍の南部式拳銃であろうか・・・
.Wiki先生曰く、第二海兵奇襲大隊の他に
陸軍第147歩兵連隊
第五防御大隊
が上陸したようであります。
他に豪州陸軍将校と湾岸監視員の手先ブーザ曹長も行動を共にしているようです。
豪州陸軍がガ島へ上陸していたという情報は初で驚きました。
「よう」が付くのは怪しい翻訳なので今一自信が持てない為。
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前掲要図で連合軍と対峙した日本軍部隊は・・・
第三十八師団歩兵第230連隊でありました。
昭和17年10月初旬、高速輸送船団及び駆逐艦によりガ島へ上陸した第二師団に配属された歩兵第230連隊は、当初川口支隊へ配属され二師団総攻撃の際に右翼から突撃する予定でしたが大本営派遣参謀辻何某の讒言により川口支隊長罷免更迭となったのであります。
敵前での川口支隊長罷免を受け「川口支隊」は「東海林支隊」と名を変えて第二師団総攻撃へ参戦する事となります。
東海林支隊とは歩兵第230連隊長東海林大佐の名が由来でありました。
↓東海林俊成大佐 北部スマトラで撮影
歩230連隊第五中隊史より
第二師団総攻撃失敗の後、第二師団の生き残りは丸山道を通って西海岸へ転進。
東海林支隊の福岡歩兵第124連隊、岡部隊は丸山道を経由してアウステン山へ転進。
東海林部隊主力、歩兵第230連隊への師団命令は
「コリ」岬付近へ転進、同地に上陸する歩兵第228連隊第一大隊を併せ指揮し「コリ」岬付近上陸点及び飛行場適地を確保すべし
というものでありました。
歩兵第230連隊は昭和17年10月12-13日にタサファロング上陸。
只今製作中のガ島中部戦跡と丸山道、横だと字が読み取れないので縦にしてみました。
歩230連隊の上陸したタサファロングから↑上部の水無川まで凡そ5km位であります。
10月16日コカンボナより丸山道へ行動開始、
途中、先遣部隊の兵達がやつれ果て目をギョロギョロさせて食料や煙草をねだって来る。
「なあに、俺たちが行けば大丈夫だ、心配いらんよ」
※ガ島へ上陸した兵達は皆、負ける前提は無く勝つつもりで上陸している。
流石に昭和18年1月に上陸した矢野大隊は上陸と同時に生きて帰れぬと観念しているがこの時期上陸した部隊に敗けの 発想は無かったのです。
10月24日より右翼隊として飛行場へ突撃を企図するも米軍の砲撃に動きが取れず26日夕刻突撃前の展開線まで後退したところでコリ岬への転進命令を受ける。
タサファングより行動開始して十日以上、出発時に携行した糧秣量は歩230の資料には明記されていませんが歩29、歩16は七日分でした。
飛行場へ突入を覚悟した時点で他の部隊同様、全ての食料を食べ尽くしていたと思われます。
コリ岬方面で待ち構える事となった
第二海兵奇襲大隊 多分7-800名
陸軍第147歩兵連隊 多分2,500名
第五防御大隊 多分7-800名
※一日三度の戦闘レーションを食べ極めて戦意旺盛な精鋭部隊
海上より艦砲射撃、上空より航空機の銃爆撃を無線で要請可能
対する日本軍歩兵第230連隊 多分 2,500-3,000名
タサファロングから密林の峠を幾つも越える丸山道を踏破し漸く突撃地点まで到達するも敵砲火により突撃の叶わなかった欠食部隊
東海林連隊長はマラリアで熱発中
この日米両部隊の戦闘位置を表している要図が↓の要図なのでありました。
つづく
過去の記事
第二師団歩兵第十六連隊 第三機関銃中隊長 亀岡日誌
第三八師団 歩兵二二八連隊 第三大隊長 西山日誌
第三八師団 歩兵二二八連隊 第三大隊 第十中隊長 若林日誌
堺台第一拠点の記録
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勇一三〇二
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歩兵第十六連隊 連隊本部 最後の人事係 准尉 長谷川榮作さまのホームページ
冥府の戦友(とも)と語る
お立ち寄り戴けましたら幸いです。
新発田歩兵第十六連隊の兄弟部隊である高田歩兵第三十連隊の従軍記録等を公開されているウェブサイト
石坂准尉の八年戦争さま
と相互リンクさせて戴きました。