ガダルカナル戦書籍一覧   
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ソロモン諸島 ガダルカナル島 御戦没者名簿(鋭意整理入力中)

2012年 ガダルカナル島御慰霊行 目次    
2014年 ガダルカナル島御慰霊行 目次    
2015年 ガダルカナル島御慰霊行 目次

 

ヘルズコーナーを調べて行くうちに英語圏で コフィンコーナー と呼ばれる地名かある事に気が付きました。

WEBで拾ったコフィンコーナーの米軍の壕から日本軍が攻勢をかけて来た方面を写したとされる写真

 

こちらはコフィンコーナーを日本軍側から見た密林に隠れる米軍防衛線。

昭和19年に撮影された写真とされガ島戦が終了して一年以上経過しております。

手前の鉄条網がまだ生々しく残っております。

 

さて、このコフィンコーナーの位置は何処と調べて見ると・・・

WEBで拾ったコフィンコーナーの位置を示す要図を発見!! 

良く見て見ると豪州の友人が投稿者でした。

彼の持つ米軍側から見たガ島戦の情報量の膨大さに改めて驚きます。

 

↑の図を見ると第二師団総攻撃の突撃ポイントを指していることがはっきりと判ります。

7th Marines(第七海兵聯隊)のラインが昭和17年10月24日夜、第二師団会津若松歩兵第29聯隊が白兵突撃を敢行した位置であります。

この突撃の先兵中隊が29聯隊第11中隊勝股中隊だったのであります。

164th Infantry (陸軍第164歩兵聯隊)のラインは24日の夜襲頓挫をうけ翌25日二師団の予備隊であった新発田歩兵第16聯隊と会津若松歩兵第29聯隊の生き残りが白兵突撃すべく前進した位置で前夜の夜襲で警戒態勢を強くした米軍の集中砲撃により鉄条網すら越えられなかった位置なのであります。

 

戦後、遺骨収集団が現地入りし此の二つの突撃地点を奇跡的に生き残った歩29聯隊11中隊長勝股治郎氏が中心となり御遺骨を収集されました。

現地で第二師団突撃地点をカツマタポイントと今も呼んでする所以であります。

 

2012年 現地地誌を理解せぬままカツマタポイントを探し求め敢え無く敗退、あげく撮影した写真は雨に侵され全て消滅したときに残した記事 → こちら

 

2015年 さらに事前調査を加えムカデ高地からではなくテナル教会方面からカツマタポイントの歩16突撃地点を探し求めた記事 → こちら

 

整理すると歩29と歩16の突撃した位置は違っておりその二か所を総称した現地の呼称がカツマタポイントということで良いと思います。

そして歩16と歩29の生き残りが前夜より更に鉄量を増やした米軍に突撃をかけた正面が米軍呼称コフィンコーナーという事になります。

 

今一度豪州の友人が作ったコフィンコーナーの要図

 

こちらは2012年帰国後、自分が作ったカツマタポイントの御遺骨収集位置図

比較するとわかりやすいですね。

右の御遺骨が多数収集された位置の正面がコフィンコーナーであります。

 

以上の背景を念頭にあらためて二枚の写真を見てみましょう。

伐採し遮蔽物を取り除いた平坦地の向こう密林より白兵突撃を敢行する第二師団の将兵をなぎ倒す米軍重機関銃

空からは豪雨のように密林内へ降りそそぐ迫撃砲・大砲弾

 

その砲弾を掻い潜りようやく密林内から視野の開けた草原にでてみると・・・鉄条網

そしてその草原の向こう密林内には火花と共に重機関銃の曳光弾が此方へ

この二枚の写真を見ながら二師団先兵中隊長であられた勝股治郎氏の著書「ガタルカナル島戦の核心を探る」 の密林から草原に出て鉄条網を越え突撃する場面を読めば二師団突撃の真相がはっきりと見える筈です。

遅れて第二歩兵団司令部に現れた大本営派遣参謀辻政信(丸山道迂回夜襲突撃をゴリ押しした人物)は突撃地点より奇跡的に生き残り第一線の状況を報告する勝股中隊長に対し「29聯隊は突撃をしたのか???」と的外れな質問をしている場面には腹立たしさを感じざるを得ません。

 

結果がこの御遺骨の数であります。

 

この地点は今もグーグルアースでいとも簡単に訪れる事が出来ます。

何も書き込まなければこの状態

 

2015年 コフィンコーナーより数十米ほど東方地点に於いて撮影

次回はもっと接近したいと思います。

 

 

カツマタポイントで散華された御英霊を心より追悼申し上げます・・・合掌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昨日、早朝より東京の山里地方へ日帰り出張して来ました。

出発前の一枚

今季、初霜でありました。

山の中地方は晩秋の趣となって来ました。

皆さま体調崩されませぬよう祈念申し上げております。

 

 


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