9月12日(金)に東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)のガスタービン発電機が故障し使用不可とのことです。
東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)に拠ると、このガスタービン発電機は非常用電源とのことで、保安規定では安全機能を確保する為に常設代替交流電源設備に拠る電源系が動作可能で有ることを『安全上の制限』としていて、6号機(135.6万kW)のガスタービン発電機については少なくとも1台が動作可能で有ることとされている様です。
因みに、6号機(135.6万kW)に於いては6月の核燃料棒装荷(装填作業)時に原子炉制御棒が正常に作動しない不具合も報告され現在も運転不可状態で有り、現在は安全な原子力発電所とは言えない状況の様です。
(2か月以上経過していますが、未だに原因解明及び修繕出来ない様です。東京電力(株)福島第一原子力発電所のメルトダウン及び放射性物質飛散事故は非常用電源の喪失に依るものでした。)
これでは、世界標準の深層防護やB.5.b項はおろか最低限の安全確保も儘ならない状況の様です。
然も、豪雪地に於いては、万一の場合の避難も非常な困難を伴います。
(毎年の様に、降雪時には幹線道路の立ち往生が発生します。)
原子力発電については、既に『賠償負担金』と『廃炉円滑化負担金』が託送料金に上乗せされており、東京電力(株)については更なる地元の危険負担は何もメリットが有りません。
完全に安全な原子力発電所は直ちに稼働すべきですが、やはり、完全に安全ではない原子力発電所はとても危険で、先ずはこうした不具合の解消と安全対策の完遂が必要です。
そして、万一、電力が不足するのであれば電力消費地で節電・計画停電をすれば良く、その方が余程SDG'sだと強く思います。