東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)は、11日(木)に6号機(135.6万kW)の原子炉の制御棒が正常に作動しないことが依然と解決していないことを発表しました。
この事案は、11日(木)の定例記者会見で明らかにしたもので、8月28日(木)の定例記者会見でも報告されていた事案です。
(何故繰返し報道されないのか不思議です。)
要は、この程度の故障の原因追及も対策も出来ないと言うのが現状の様で、この様な状況での原子力発電所の稼働などは考えられません。
何故ならば、現在は1か所の不具合ですが、原因不明の為に他に故障が波及する恐れが有り、また万一の場合は原子炉を停止出来ない可能性も有るからです。
原子力発電については、既に『賠償負担金』と『廃炉円滑化負担金』が託送料金に上乗せされており、東京電力(株)については更なる地元の危険負担は何もメリットが有りません。
完全に安全な原子力発電所は直ちに稼働すべきですが、やはり、完全に安全ではない原子力発電所はとても危険で、先ずはこうした不具合の解消と安全対策の完遂が必要です。
そして、万一、電力が不足するのであれば電力消費地で節電・計画停電をすれば良く、その方が余程SDG'sだと強く思います。