東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所、定例記者会見 | GTZ&RSのブログ

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東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)は、28日(木)の定例記者会見で東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)7号機に装填済みだった核燃料棒を取り出すと発表しました。

東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)に拠ると、10月14日(火)から準備作業を開始し、10月21日(火)から約2週間程度で装填済みの核燃料棒872体を使用済み核燃料プールに移動するとのことです。
そもそも、この東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)7号機への核燃料棒の装填は、地元同意も無く勝手に東京電力(株)が行ったもので、然も様々な安全対策が未実施の為に運転不可の状態でした。

なお、この安全対策の未実施状況は現在もそのままで、これらの安全対策は早くとも2029年(R11年)8月完成でそれ迄は安全対策は未完成の状態が継続します。

特定重大事故等対処施設設置工事
号機工期完了期限備考
変更前変更後
6号機2026年9月2031年9月2029年09月特重設が無くとも運転可
7号機2025年3月2029年8月2025年10月2025年10月以降運転不可
 ※ 6号機について、運転可の明確な説明が無い。
 ※ 特定重大事故等対処施設の工事工程について≫
    特定重大事故等対処施設の主な設備
  • 緊急時制御室
  • 減圧設備
  • 注水設備
  • ---途中省略---
  • 原子炉格納容器過圧破損防止設備

この状態での東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)6号機の再稼働危険極まり有りませんし、東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22番地)の重大事故をキチンと反省しているものでは有りません。
(6号機の原子炉の制御棒が正常に作動しませんでしたが、未だその原因は不明とのことです。)

然も、この東京電力(株)福島第一原子力発電所(福島県双葉郡大熊町大字夫沢字北原22番地)の重大事故の損害賠償金迄負担させられている現状に於いては、東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市青山町16-46)は全ての安全対策等が完全に完了する迄は再稼働すべきでは有りません。

即ち、現在の電気料金の高騰の一端には、経済産業省が2017年(H29年)9月に経済産業省令を改正し2020年(R2年)7月から東京電力(株)の『賠償負担金』と『廃炉円滑化負担金』の託送料金への上乗せが有ります。東京電力(株)の『賠償負担金』に加えて、更なる地元の危険負担は何もメリットが有りません。

完全に安全な原子力発電所は直ちに稼働すべきですが、やはり、完全に安全ではない原子力発電所はとても危険で、先ずはこうした不具合の解消と安全対策の完遂が必要です。

そして、万一、電力が不足するのであれば電力消費地で節電・計画停電をすれば良く、その方が余程SDG'sだと強く思います。