沖縄県石垣市尖閣諸島(5島3岩礁)を日本国政府が国有化してから13年になります。≫
沖縄県石垣市尖閣諸島(5島3岩礁)は、元々1970年代から埼玉県在住の地権者が所有していたものですが、中華人民共和国が日本国領海内に不法に海洋調査船を侵入させたり、中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突したりと領海侵犯を繰返していました。
一時は、東京都が寄付金を募集して購入しようとしましたが、諸般の事情に依り2012年(平成24年)9月11日に約20億5,000万円で、魚釣島、北小島及び南小島の3島を日本国政府が購入し所有権移転登記を行いました。
因みに、沖縄県石垣市尖閣諸島(5島3岩礁)の魚釣島、久場島、北小島及び南小島では、1896年(明治29年)から開拓され当時は島民も住んでいた様です。
なお、久場島と大正島は、現在は在日アメリカ軍の排他的管理下にあります。
ただ、1971年(昭和46年)から台湾と中国は領有権を唱え始めました。
(中国の古い公式地図では、尖閣群島・魚釣島と明記されています。)
また、2024年(R6年)8月26日(月)に中国人民解放軍のY-9DZ情報収集機1機が領空侵犯しており、2024年(R6年)8月31日(土)には中国人民解放軍海軍のシュパン級測量艦1隻が領海侵犯していました。
更には、中華人民共和国が昨年発表した新しい地図『2023版標準地図』には九段線から更に勝手に線を加えた十段線が記されて、国際的に批判されていました。
しかし、そもそも九段線自体が2016年(H28年)7月12日のオランダ:ハーグ常設仲裁裁判所(Permanent Court of Arbitration)の仲裁裁判(Matter of the South China Sea Arbitration before an Arbitral Tribunal constituted under Annex VII to the 1982 United Nations Convention on Law of the Sea between the Republic of the Philippines and the People's Republic of China)裁定に於いて、法的な根拠が無い権益と断じていました。≫
加えて、中華人民共和国人民解放軍海軍は、航空母艦・遼寧(艦番号16、5万9,439t)と山東(艦番号17、6万7,000t)を太平洋迄侵出させたり、新たに福建(艦番号18、8万t)を就航させたりして軍事的圧力を高めています。
なお、1番艦の遼寧(艦番号16、5万9,439t)は、旧ソ連製の航空母艦・ヴァリャーグでウクライナ経由で購入され改造されました。