フランス(France)のサルト(Sarthe)県ル・マン(Le Mans)のサルト・サーキット(Circuit de la Sarthe)(13.6㎞)で開催されたFIA 世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)・第89回ル・マン24時間レースにおいて、TOYOTA GR010 HYBRIDが1-2フィニッシュで、第86回大会から4年連続で優勝しました。≫≫
ル・マン24時間レースにおけるTOYOTAの4連覇は初です。
いずれも、TOYOTAが得意としているハイブリッドカーGR010 HYBRIDでの優勝です。
今回優勝したのは、TOYOTA GAZOO RacingのGR010 HYBRID 7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ(Mike Conway)/ホセ・マリア・ロペス(Jose Maria Pechito Lopez))で、2位には同じくTOYOTA GAZOO RacingのGR010 HYBRID 8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ(Sebastien Olivier Buemi)/ブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley))が入りました。
GR010 HYBRID 7号車は、ポールポジションからスタートしたものの燃料系統のトラブルに見舞われるなど苦しい状況が続き、ドライバー自らがトラブルに対処しながらの死力を尽くしたレースだった様です。
そして、TOYOTA GAZOO RacingのGR010 HYBRID 7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ(Mike Conway)/ホセ・マリア・ロペス(Jose Maria Pechito Lopez))は、24時間全371周(平均時速210.63㎞)を周回して優勝のチェッカーフラッグを受けたとのことです。
なお、日本の自動車メーカーのル・マン24時間レースの優勝は、マツダの787Bの1991年の優勝に次いで2社目となりますが、4勝しているメーカーはTOYOTAのみです。
それと、例年6月に実施されるル・マン24時間レースは、今年も新型コロナウィルスの感染拡大に拠り漸くの8月開催に漕ぎ着けました。
しかも、このル・マン24時間レースにおいて、今年はハイパーカークラス導入の元年であり、その年にTOYOTAのハイブリッドシステムが1-2フィニッシュしたことは大いに意義があると思います。。
(勝手にレギュレーション変更されても、柔軟に対応して、しかも勝利して行く。自動車レースに限らずこうしたことが重要!!)
とにかく、TOYOTAおめでとうございます。
- Le Mans Hypercar
- 2021年からFIA 世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship)の最高峰クラスとして使用されるスポーツプロトタイプレーシングカークラス
- ル・マンプロトタイプ(Le Mans Prototype)1クラスの後継クラス
- O/L:5,000㎜以下、O/W:2,000㎜以下、O/H:1,150㎜以下
- E/G:4ストロークガソリンエンジンのみ。
- MGU-K:200kW以下で前輪駆動のみ。
- O/L:4,900㎜、O/W:2,000㎜、O/H:1,150㎜、V/W:1,040㎏
- E/G:3,500㏄、4valve-V6直噴DOHC with Twin Turbo
- 出力:680PS(500kW)+272PS(200kW)
- G/B:横置き7速シーケンシャル