エアコン マグネットクラッチ分解  | スカイライン道・・・・・アゲイン

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車いじりをちょくちょくと・・・・・・。

 

エアコンコンプレサーマグネットスイッチのトラブル改善の為に、

ドナーのコンプレッサーからマグネットコイルを摘出(部品どり)する作業

分解に際して前情報入手でネット検索すると

R32スカイラインでのマグネットクラッチのみ交換作業の記事が

多く引っ掛かる

まぁ~、R12ガスで似たようなコンプレッサーなので参考というか手順説明書的に

情報を頭に入れていた・・・・

がっ! 

R31のコンプレッサー一部その手順では分解無理!!

R31スカイラインマグネットクラッチ交換記事は

見つからなかったので・・・・これからチャレンジを考えているDIY派の方々の

参考になれば。

 

※「R32スカイライン エアコン」とかで検索してマグネットクラッチ交換の記事を見てもらうと

この記事の言いたいことが良く解ると思います。

 

 

 

 

まず、クラッチ部を取り外すために上記写真の矢印3か所のネジ穴

M5ボルトにてプーラーを取り付けて引っ張り出すのだが、R32スカイラインで摘出作業を

された方々はみんなボルトのみをねじ込み3か所均等に締め込んで

ジャッキ作用にてクラッチを抜き取ってます

硬いのでM5ボルトでは折れる場合いがあるとかも記載していますが。

で、私もその方法で試すべくステンレスM5ボルトを用意して

早速作業開始

 

しかし!!そのボルトの感触がおかしい

硬いとかそんな感じよりも、なぜ3本平行な状態で締っていかず力が加わり

始まると斜めになっていく目の錯覚ではない

しかも、圧入されてるのがキツイとかのレベルの前にボルトがねじり切れる

だろうって状態・・・・・

 

何かが違うぞ

 

そう、どう頑張ってもクラッチを引っ張り出すには無理だろうって力の状態。

これはプーラーで正規なやり方じゃないと破壊に繋がるだけだと

直感で感じた。

 

 

                              その時のボルト

プーラーを新たに準備して(予定外出費、再びチャレンジ・・・・・・、コクっ!!

圧入されてた部品が動き出すその感触かとおもったら・・・・・ネジ穴より

ボルトが抜けた・・・・・、チィ~ン 

曲がったボルトを抜き取る時にネジ穴が広がってしまってたのでしょう。

ネジが「バカ」になる一歩手前な状態でした抜けた一か所は。

同じミスは嫌なので3か所すべてM6に加工です。

新たに穴を掘り直して、M6にてねじ切りをして再チャレンジ!

              コクッ!

 

という手ごたえで、動き出したと思う気持ちと、またボルト抜けたかなぁなんて

不安な気持ちの中、無事にクラッチ外れました

ボルトを使っての、R32スカイライン乗りの方々のマグネットスイッチ交換時の

クラッチ取り外しができない理由が解りました

プーリーのベアリング部の形状が違います

R31のコンプレッサーはベアリングにカバー状のアルミ製のリテーナ

乗っかてました。ボルトが着地してもおかしい感触はそのリテーナが潰れて

いく感触だったわけです。写真の矢印の「あ」と「い」の部分が変形

その周辺の変形のおかげでCリングも外しにくい状態に・・・・・。

この構造ではボルトでのジャッキ方式圧入部品抜き

できません。車載状態で起きたら面倒臭さ超MAXでイライラ度全開ですねw

ネジジャッキ法無理にやったら、リテーナのみならずベアリングシャフトと

ベアリングのサイドシールまで潰します

       プーリーはベアリング部が圧入されてますから、プーラーにて難なく取り外し完了。

       クランクプーリープーラーが役にたった。これは車載状態でも重宝するな。

                      ベアリングシャフトも変形部あります。

                        下部写真にて分かると思います。

      R32スカイラインのコンプレッサーとの相違はここにも。

      マグネットコイルはビス止めです。

      R32のはCリングにて固定されていて、この部分のCリング抜きが

       車載状態だとスペース等の問題で結構厄介的に皆さん記載して

       いたので、普通のビス止めだったのでラッキー!車載状態でも難なく対処

        出来ると思います。

            マグネットコイル摘出です。

 

あとは車載のトラブってるコンプレッサーを同じようにバラして

これを交換する作業です。・・・いつになるは分かりませんが

 

分解用サービスネジ穴はがあれば、プーラー使わずにネジのみのねじ込みで

できるとは限らないという記事でした。

 

知ってる人は当たり前な事でしょうが、現代はSNS系で情報を仕入れて

チャレンジする人も多いので、何かの参考になればと思います

 

で、ドナーのコンプレッサー作動未確認の中古を1円落札の品

だったので作動確認していなかったことに気づいた、不安を覚えたので

再び組直し作動チェック等してまたバラしました

マグネットクラッチ作動OK!

マグネットコイル抵抗規定値!(整備書のマグネットクラッチ抵抗は約4Ω)

これで、9年間見て見ぬ振りをしていたエアコンヒューズぶっ飛び事案も

解決できるかな。