高校生の頃、トイレに行こうと思ったら家族の誰かが入っていて「早くでてよ!」と取り合い、ケンカしたことがあった。
だからトイレがたくさんあるのはあこがれ。
だけど。。。
アメリカ。。。どうしてなんだろう?
つくづく思う。日本のトイレ事情はすごく「すすんで」いる。
お風呂とトイレはアメリカって日本より遥かに遅れている。
体が日本人より大きいのにお風呂の湯舟の小さいこと!
大きいジャグージー(ゴボゴボと泡がでてくるの)はあるにはあるんだけど、
日本のように冷めたら追い炊きなんて出来ない。
日本のはスイッチ一つで「あったか」に追い炊き出来るし、温度設定で希望の温度に出来るし最高!
おもにシャワーを使うんだね。こっちの人は。。。
日本人のようにゆっくり肩まで浸かって疲れを取るというのがないわ。
おトイレも温水便座あんまり見かけない。というか、
こちらで日本のレストランとかしか見かけたことない。
ホームセンターではおトイレのタンク一個いくら、固い便座一個いくら、そして私たちの宝物を落とす部分?流す部分が一個いくらと別々の値段がついて売っている。
面白い売り方するなぁ。自分で悪くなった部分だけ修理するんだろうねきっと。
6、7年前にシカゴから買った温水便座。
娘が高校時代にクラスメートが珍しいと見にきて初体験をしにきたのよ。
行列してさぁ。「何これ?勇気がいるわよ!」「きゃー!」と。笑
その、6、7年前に買ったものが水漏れしてきたので、
新しい物を買わなきゃと、日本のTOTOのトイレでリモコン式を「日本のAmazon」で購入。
「御用キキ屋さん」という転送をしてくれる会社から送ってもらった。
EMS、郵便局の国際宅急便で送ってもらったんだけど、シカゴの税関で2週間の足止め。
普通日本からEMSで送ってもらうと、2、3日で届くんだけど。税関で足止めされると遅い時は30日から35日掛かるとサイトに出ていた。
でも届いたと思ったら受け取る時には税金が課金された。
それでもアメリカで買うより安い!と思ったんだけど。。。。。
シカゴの税関で荷物の足止めはもう嫌なので、温水便座をあと2個。
今度はアメリカで買うことにした。
クロネコヤマト米国のインディアナポリス店でリモコン式ではないけれど、「アイシン」の温水洗浄便座を売っているのでお願いすることに。
クロネコラウンジの会員になるとトイレも50ドル安く買えるとのこと。
クロネコのお店の人がきてくれて設置してくれる。取り付けてもらうのに50ドル。
6、7年前にシカゴから買ったトイレは自分で簡単に設置出来るというのがふれこみだったけど
自分でやってパイプ部分が古くて固くて水浸しになって結局専門の人に来てもらって設置。
250ドル掛かった経験があるので50ドルは安い!
それプラス、クロネコさんが我が家まで来てくれる車の距離。1マイルに対していくらかを払う。近場の人は無料らしいけど我が家はクロネコさんのところから離れているので。
なぜもう2個欲しいか?
それは温水トイレのあるところにいつも息子か旦那が占領しているからなの。
息子はまあいいのよ。許せる。
(旦那はただ長居なだけ。時々私に意地悪しているのではと思うくらい。寒い冬は特に。)
息子は「トイレで勉強」だから許せるの。
実は高校の時の追い込みはトイレで勉強だった。折りたたみのテーブルを勉強机にして。
アメリカのトイレは洗面所もお風呂もシャワーもあるので空間はある程度ある。
全くの個室でもなくてそんなに息苦しくはない。
高校の時はトイレから出てくる時は食事、そして寝る時だけ。
SAT特訓コースも参加者の子はこのアメリカおばさんの息子の勉強式。
ホテルでは勉強か食事、そして寝るはここからきている。携帯電話もテレビもメールも無し。
息子はパネラブレッドというカフェでも勉強する。
ここは適度の騒音があるのが眠くならなくていいらしい。
インターネットが繋がる。食事を適当に買うことができる。ただし息子の説はここにいると太るとのこと。おいしいパン屋さんだしスープもある。
息子はコーヒーは飲まないけれどコーヒーのお代わり自由。サイダー類もお代わり自由。
さて、
温水トイレ2個の設置に来てもらったクロネコさんに帰りに日本から私が個人で輸入したTOTOのものを見てもらったら、日本のパイプのさし込みとアメリカのパイプのサイズが違うということが判明。分岐金具が合わないサイズ!
つまり個人で買った温水トイレは何の役にも立たない!
でもよかったよ。旦那に期待しないでひとりでやろうかなあ。と思っていたところだったからまだ触らなくって。
日本から温水便座をもって帰ってきたという友人先生がいるので彼女に聞いてみないと。
彼女はどうしたんだろう?
アメリカにもTOTOがあるので、ここでアメリカサイズの分岐金具があるかどうか聞かないと。。。
たしかTOTOの会社はバージニア州にあるとか。
その前に、近くのホームセンターLOWE'S?(スペル間違っているなきっと)に行ってみた。
「分岐金具は売っていないけれど、インディアナポリスのダウンタウンにトイレとお風呂のショールームをしているところがあるよ。こんな金具はみたこと無いなぁ。でもトイレ専門のいろいろな金具もそのショールームに売っているのでもしかしたらあるかも。ここに買いにいくとよいよ」と言われた。
行ってみた。しかし、分岐金具アメリカ用はなかった。
このショールームにはTOTOのトイレやお風呂が!
え?扱っているんだぁ!
トイレと温水便座の一体型のは4800ドル。
それに上乗せ式の温水便座が485ドルで売っている。。。
ちなみに6、7年前にシカゴで買ったトイレ。
クロネコさんのお兄さんたちの話ではパイプが詰まったので水漏れになったらしい。
アメリカの水は硬水なので軟水にする為の機械を設置していないと食器洗いしても白い点々が付着し、旦那のワイシャツも、白いタオルも真っ白にならずに、洗えば洗う程、ねずみ色になってしまう。髪の毛もごわごわになるし、肌の弱い人はかさかさに。
先月から家の水を硬水から軟水にする機械を購入。もう高いけどしょうがないよね。
コスコと提携しているところで買ったので保証付き。(ほら屋根の修理のおじさんの経験上)
ちゃんとお店で買わないとね。これも学んだわ。
今回学んだこと。
トイレはアメリカ向きのものをアメリカで買わなければダメということを学んだ。
たとえEMSで高い送料を払っても物によっては税関で時間がかかるということ。
それから税関では長くて30日ぐらい掛かるということ。
「どうなっているかのお問い合わせメール」を税関に出したとたんに、税関からの動きがあってすぐに自宅に送ってきたこと。
そして関税がかかるということ。
お水は硬水だと長年使っていると石灰が付いて温水トイレが目詰まりするということ。
「宝の持ち腐れ」とは、
ケチって買って失敗した使い物にならないトイレ。
そして「バカだなぁと学んだ」のは、
その宝の持ち腐れを手に入れたアメリカおばさんだということも。泣