GTBコンサルティング 平賀 正志(中小企業診断士) -20ページ目



クリスマスも終わり、年の瀬が迫ってきました。

昨日で仕事納め、という会社様やお店もあったかもしれませんね。




さて、個人事業者におかれましては、今月末が事業年度末となります。

決算の準備はなさっていますでしょうか。



税務署へ青色申告決算書を提出するには、まだ時間がありますけれども、正確な売掛金・買掛金・未払費用・前払費用を算出するために、それぞれの書類を取引先から取り寄せなくてはなりません。


かつ、その内容も取引実態と正確に照合なされた状態となっていなくてはいけません。




いかがでしょうか。決算にきちっと目が向いていますか。

税理士や記帳代行業者にまかせっきりになっていませんか。




例えそれらの方々が皆様の会社やお店の経理業務を代行していたとしても、皆様はおのおの経営者として、売上や経費の数字は完全に把握しているべきです。

どうでしょうか。




もし、今まではそうでなかったとしたら、今回の決算を機に、しっかりと数値を見るくせを付けてみませんか。


もちろん、その数字のどこに気をつけるべきなのか、私が一緒に見させて頂きます。


ぜひ、ご相談いただきたく思います。











今年8月末に政権が変わって3ヵ月が経とうとしています。

皆さまの会社・事業所・お店では、それに伴う変化は見えてきていますでしょうか?



私は「変化は確かにしているかもしれないが、それは8月以前から始まっていたものだ」と考えております。

なぜなら、今、目の前にある問題は「もうずい分前から実際にあったもの」もしくは「起こると予想されていたこと」ばかりだからです。



今起こっている問題・・・例えば、


予算の無駄、少子高齢化、年金(企業年金含む)、デフレ


などは、どれも先の二つのどちらか(もしくは両方)に当てはまるでしょう。


ゆえに、これは私達が長い間抱えてきたことであり、今まさに起こったことではない、と言ってよいと思います。


あの8月の選挙は「『55年体制』が本当の意味で崩れることになった」というのが結論であったと考えますし、それ自体は確かに「歴史的」でありました。

しかし、何かが本当に変わるのか、もしくは変わろうとするのかは、まだまだこれからの話です。もう50年以上も今までのやり方でやってきたのですから、政権担当者が変わっても「そう簡単に変わらない部分」「変えたくても変えられない部分」が多いはずです。


それを、たかだか3ヵ月分だけを見て、「何も変わらないじゃないか」というのは、少々早合点が過ぎませんか?私達はもっとゆっくり構えているしかないのではないでしょうか。

もちろん、ゆっくり構えていると言っても「それは政策がどうなっていくのか」という点においてだけであり、目の前の現実から逃れるわけにはいきません。



なぜなら、目の前の問題はどんどん変化していくからです。



仮に「変えたくない、変わって欲しくない」と思っても、変えないとどうにもならないことが出てきているはずです。「今まで通りの生活」すらおぼつかない人々もいらっしゃることでしょう。



しかし「変化」というものは、そういう痛みをも伴うのが普通であると考えます。ただ、その「痛み」を克服することによって、更に強いものを作りあげることができる、ということもまた過去の様々な出来事からそれを証明することができるでしょう。



そこで、私達がなすべきことは何か?


「自分の立ち位置を常に見張って、ちょっとやそっとの変化ではビクともしない強い自分自身を作り上げる」



ということではないでしょうか。


結局、頼れるのは「政府でも役所でも組織でもなく、自分」でしかないと思うのです。そのために私も日々自身の立ち位置を考えて鍛えております。皆さまの会社・事業所・お店が「より強くなるため」のお手伝いをしっかりさせていただけるように、と願いながら。








私は、ウォーキングやサイクリングが大好きである。

これは、ほぼ毎日のように、ウォーキングやサイクリングに行く田舎道での出来事。



私はウォーキング中であった。


親子連れ(父親と男の子。父親はたぶん私くらいの年齢、男の子は小学校低学年くらいだろう)が自転車に乗って、速足で歩いている私の傍らを通り過ぎて行った。彼らは別々に自転車に乗っている。


その先に、道路が道端の大木の根っこにより持ち上がり、アスファルトがめくれ上がり、段差になっている箇所がある。その段差は、道路の幅いっぱいにはできておらず、パッと見で、幅の約3分の1くらいか。




男の子が、その段差をスピードを落とさずに通り過ぎた。

すると、前カゴに入れていた虫かごがその衝撃で踊って前カゴから飛び出して、道路に落ちた。




周囲に車・バイクは全く走ってなかったので、何の問題もなく、男の子は自転車を止め、虫かごを拾って、前カゴに収め直して、振り返って待っていた父親のあとを追って自転車を漕ぎ出した。


そして一言、

「この前のカゴに、フタつけんとあかんなー。中のものが跳ねて外に出てしまうわー」



で、父親は、

「そうかー。それやったらフタ見に行こかー(≒買いに行こうか)」




と言う。うーん、それでいいのかなぁ?





「どうして虫かごが前カゴから飛び出したのか」とか

「そもそもどうして自転車が跳ねたのか」とか



「前カゴにモノを入れているときに、それが飛び跳ねないようにするには、どういう乗り方をすべきか」とか

「自転車に乗ってて、段差を超えるときに衝撃を上手くかわすには、どういう姿勢をとればいいのか」とか


教えないの?子供に尋ねないの?って思ってしまう。


今回はたまたま、車もバイクも走ってなかったから、取り立てて危険もなかったが、親の安直さにちょっと薄ら寒いものを感じた。

もちろん、前カゴの中に収めているものが外へ飛び出さないようにするために、フタ(もしくは網)をつけるのは、対処の一つとして有効ではある。それに異存はない。


しかし、全くと言っていいほど、根本解決の方法を探ろうとしていない。




「自転車が跳ねないスピードで段差を通過する」


あるいは、



「多少スピードが出ていても自転車が跳ねないように全身で自転車の動きをコントロールする」


もしくは、



「自転車が跳ねても、前カゴの中のものを飛び出させないために両腕でハンドルに重心をかけて、衝撃を吸収する」


などすれば、前カゴの中に収めているものが外へ飛び出すことを未然に防げるため、フタや網は不要だ。





長い話になったが、要は、何かが起こってしまってから対処をすることは仕方ないにしても、まずはその根本原因を探って、未然に防ぐ、もしくは起こることのインパクトを最小限にとどめる努力をしましょうよ、ということ。



しかも親が子供にそういうことを教えずして、誰が教えるのだろう。




企業や組織の経営でも同じことだと思うし、大きな話をすれは、国家運営でも結局は同じなのではないだろうか。


ケガをして絆創膏を貼るのもいいけれど、どうしてケガをしたのか、次の時はケガしないで済む方法はないのか、考えて行動したいものだ。




皆様はいかが思われるだろうか?