国道１号徒歩の旅は復路10日目も16時半をまわり、鈴鹿峠を前に
この日の歩きもそろそろ終わりを迎えようとしています。
地区名から考えて、この付近では猪が出てくるのでしょうか。
土山町猪鼻地区の中盤、猪鼻交差点を通過しました。
滋賀県内で通過する信号も、いよいよ残り少なくなってきました。
上り側では、猪鼻交差点より分岐した県道507号が左隣を
蛇行して下っていきます。
ここからこの県道507号で北上して約9km先の
土山町大河原地区には若宮神社があるためか、
ここにはその石碑が建っていました。
猪鼻交差点を出てまもなく、437.2km地点を通過します。
下り側に右折レーンが増えて中央分離帯が一時的に失われる
地点ということもあり、距離標は下り側の歩道上に見えました。
国道1号上りは、南東方向にある鈴鹿峠へ向けて
なおも高度を徐々に上げながら続いていきます。
次の中継地である亀山までは、あと20kmとなりました。
近づく三重県。
期待が高まります。
まもなく、猪鼻交差点から分岐した県道が
北方向に蛇行して国道から大きくそれていきます。
この付近の主な施設は、どうやら県道沿いに集中している模様です。
県道507号 鮎河猪鼻（あいがいのはな）線は
起点の土山町鮎河（つちやまちょうあいが）までの約6.1kmを結び、
県道9号 大河原北土山線につながります。
県道9号とは、土山町北土山の土山支所前交差点（Part598）にて
接続しており、同線の終点でしたね。
野洲川に沿った県道9号は、
さらにその起点となる土山町大河原で国道477号に接続、
「湯の山街道」「鈴鹿スカイライン」と呼ばれる区間へとつながります。
下り側の案内では、その鈴鹿スカイラインや
「野洲川ダム」といった場所が案内されます。
程なくして、中央分離帯が復活。
437.1km地点を示す距離標は、分離帯上にて再び設置。
結局この地区では、下り側にまともに接続できる道はなく、
国道1号と接続する道路は上り側に見られた県道507号のみでした。
左手には、「湖国興業」の工場が広がっています。
つづく