【国道1号線徒歩の旅】Part302:小泉町 | きまぐれの国道1号徒歩の旅

国道1号上りは、京都市下京区の

堀川五条交差点上に架かる醒泉横断歩道橋上で、

堀川通の柿本町から五条通の小泉町へと移っています。

 

 

ここから国道1号は、京都市の中心部を東西に貫く

五条通の道が始まります。

 

 

 

同通りで最初に通過する小泉町は、中央を醒ヶ井通が通り、

北端を万寿寺通に、西端を府道38号堀川通に、

そして南端を国道1号五条通に挟まれたエリアです。

 

 

なお、これより国道9号の起点である堀川五条交差点までの間は

同国道との重複区間が続くことになりますが、ここから東は

ごらんの通り上位番号である国道1号のみが表示されています。

 

 

 

五条通の中央分離帯の広い植え込みには、

497.7kmの距離標が見えました。

 

 

 

 

醒泉横断歩道橋を渡り終え、ここで

八条油小路交差点(Part283)から続いた堀川通から外れます。

 

 

堀川五条交差点北東部の歩道橋下、同交差点を境に

西にずれた堀川通のすぐ東隣りには、「天正の地割」で新設された

醒ヶ井通(さめがいどおり)が通り、五条通と交差しています。

 

 

 

「天正の地割」とは、天正(安土桃山)時代に豊臣秀吉により

行われた京都の通りの新設や町割りの変更のことです。

 

 

商業の発達により町の細分化を強いられたかつての京では、

正方形状の区画内の空地部分を新たな町で埋めるため、

通りの間に新たな通りを設けることで、これを解消させました。

 

 

 

京都の街では、この事業で他にも多くの通りが新設されており、

この旅でもこのあといくつか紹介することになりそうです。

 

 

後から追加されたため、道はかなり細く一方通行です。

五条通からの車両による進入は禁止されています。

 

 

 

その付近の歩道橋北東部、五条通側の階段裏には

497.7kmの距離標がここにもありました。

 

 

ここで同地点を通過していきます。

 

 

 

さて、堀川五条交差点をようやく抜け、

ここからは五条通の区間が始まります。

 

 

これほど大きな交差点ともなると、一口に右折と言っても

大変時間がかかりますね。

 

 

 

一方、逆に五条通から堀川通へと移る下り側では、

国道1号と国道9号の大きな分岐点ということもあって、

合計6車線で堀川五条交差点に入っています。

 

 

しかし、左折先・国道1号堀川通への割り当ては左端1車線のみと

最も少なく、下りでは3車線が割り当てられている

国道9号へ向かう車の方が多いことが分かります。

 

 

 

つづく