観戦記2788 UFC on ESPN.7 コーディー・スタマンvsソン・ヤドン | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

RIZINバンタム級王者の朝倉海選手が、5月9日の動画で 『バッチリですね。めちゃめちゃいい練習できていますね。まあ、いよいよ発表できるかなって感じですね。近々、すぐ発表できます。ちょっと言えないけれど。楽しみにしていただけたらと』 と話している。今年の3月にはラスベガス修行で、UFCが経営するUFCパフォーマンス・インスティテュートでUFC契約選手たちとトレーニング~3月3日日の、UFC Fight Night238を生観戦したみたいだ。RIZINバンタム級王者(61kg)の朝倉海選手だが、UFCでもバンタム級(61.2kg)で闘うのだろうか!?堀口選手のようにフライ級(56.7kg)に落とすのは厳しそうだが、UFCバンタム級王者のショーン・オマリーは180cmあるがどうなるのか!?

UFCに参戦中の日本人というと平良達郎選手がUFC5連勝中で、次戦は6月のUFC302でジョシュア・ヴァンと対戦予定。どうしてもフライ級は扱いが悪いが、なんとかランカー対決を制して欲しい。

なかなかバンタム級ではランカーになるのすら難しいUFCだが、アジアで唯一UFC王者を輩出している中国でバンタム級ランカーがソン・ヤドン!

 

1997年12月に中国の黒竜江省ハルビン市で生まれたソン・ヤドン(宋亜東)は母子家庭で育ち、ブルース・リーに憧れ9歳で武道学校に入学する~12歳の時に、河北省散打選手権で優勝~13歳で総合格闘技に転向し、中国のブラジリアン柔術大会で優勝。

2013年5月に15歳でデビューして、RUFF.9でチヨウ・ウーヘンと無効試合~さらにRUFFで4連勝も、2014年12月にONE Champion Shipでジ・シャンに判定敗け~その後は様々な団体で7勝4敗でUFCと契約。

2017年11月の中国開催のUFC Fight Night.122で、パラット・カンダレを1Rに1本で降す。

 

2018年6月のUFC Fight Night.132で、フィリペ・アランテスに2RにTKO勝ち~11月のUFC Fight Night.141で、ヴィンス・モラレスに判定勝ち~2019年7月のUFC239で、アレハンドロ・ペレスを1RにKOする。

 

そして、ついにバンタム級8位のコーディー・スタマンと対戦!

 

1989年11月生まれミシガン州グランドラピッチ出身のスタマンは16歳からボクシングを始め、グランドバレー州立大学時にレスリングをする~2008年にはボクシングでゴールデングローブ優勝~母親からの勧めもありMMAを始め、2011年11月にImpact Fight League.39でデビューしてチャド・コーンに1RでTKO勝ち~その後も様々なマイナー団体で6連勝するが、2014年8月にWXC.52でローレンス・ディグーリオに1-2bの判定負けで初黒星。

マイナー団体で7連勝して、2017年5月にUFCと契約~7月のUFC213でテリオン・ウェアに判定勝ち~10月のUFC216でも、トム・デュケノアに判定勝ち~2018年3月のUFC222では、バンタム級7位のブライアン・キャラウェイに2-1の判定勝ち~2018年9月のUFC228で、バンタム級8位のアルジャメイン・スターリングに2Rで1本敗け 『観戦記1917』

 

2019年3月のUFC235で、バンタム級13位アレハンドロ・ぺレスを判定で降す。

 

この試合の4ヶ月前にアジア人初のUFC王者ジャンウェイリーが誕生し、同じ中国人選手のヤドンがランカー対決を制するか!?レスリング力で勝負するスタマンが、打撃が強いヤドンに対しランキング上位の力を魅せるか!?

 

2019年12月7日 UFC on ESPN.7 コーディー・スタマンvsソン・ヤドン

 

コーディー・スタマン 18勝2敗 バンタム級9位

 

ソン・ヤドン 15勝4敗1無効試合 バンタム級13位

 

1R、前に出てくるスタマンに、ヤドンは大きく廻りながら飛び込みが遠い

 

それでもヤドンのパンチが浅く当たる~バックスピン!

 

しかし、スタマンがタックルからテイクダウンを奪う!

 

ヤドンは金網を背に立ち上がりながら、スタマンの首を取っていく

 

極りは浅いが、スタマンも抜けない~ヤドンがヒザ!しかし、グラウンド状態で減点1

 

再開後も、ヤドンの打撃が細かくスタマンを捕える

 

スタマンは何度かタックルを狙う~ついにタックルに入るが、ヤドンを寝かせられずラウンド終了

 

2R、ヤドンが、勢いよく飛び込み右を伸ばす!下がるスタマンに、ヤドンが詰めていき右!

 

スタマンはタックルにいくが、ヤドンは切ってガブる

 

スタンドに戻りスタマンがパンチ連打も、廻ったヤドンのローをスタマン嫌がる

 

ヤドンのパンチを掻い潜ってスタマンが組み付く~金網に押し込むも、ヤドンは身体を入れ替えヒジ!

 

しかし、スタマンがタックルからテイクダウンを奪う!

 

しかし、スタマンは展開をつくれずスタンドに戻る~パンチではヤドンに押されるも、スタマンは組み付き投げる

 

スタマンが押さえ込む~ラウンド最後は、ヤドンがひっくり返して上になる

 

3R、お互いにジャブからロー~やはり、スタマンがタックル!

 

スタマンは、押さえ込みながら鉄槌!ヤドンは足関節狙うも抜かれ、押さえ込まれて動けない

 

しかし、スタマンも展開をつくれず膠着~スタマンは密着してヤドンを逃さないも、スペースつくれず強いパウンドは打てない

 

それでもスタマンが、コツコツ殴りながらマウントを奪う!

 

暴れて逃れようとするヤドンも、スタマンはバックマウントから殴り続け終了

 

判定は、29-27 28-28 28-28 1-0でドロー!

 

まさに打撃とテイクダウンの勝負となったバンタム級ランカー対決は、ジャッジ1者はスタマンもジャッジ2者は28-28でドロー。ジャッジ1者は、1Rはスタマン10-8、2Rはヤドン、3Rはスタマンで29-27でスタマン勝利。残りの2者は、1Rは9-9、2Rはヤドン、3Rはスタマンで28-28。

ソン・ヤドンは 『ドローに驚きはなかった。最初のラウンドでポイントを失ったことは自分自身にものすごくがっかりしている。それが残りの試合にも響き、流れもリズムも失った。今回の試合はコントロールするのが難しかった。今の自分がいるのはチーム・アルファ・メールのおかげだ。今回の試合に向けた準備をとても支えてもらったから、すべてはコーチたちのおかげ。とにかくジムに戻って、今回の試合でダメだったところを探して、改善できるようにがんばる。今回みたいなミスはもう2度としない』

コーディー・スタマンは 『正直、すべてのラウンドを自分が取ったと思っていた。コーチたちには2Rが接戦だったと言われていたから、3Rで決めてやろうって。だから、自分の頭の中では自分が2Rを取ったわけだし、1点もらっているから、3Rとも俺についていると思っていた。最後のラウンドも上回ったし、30-26だと思っていたから、ドローと言われたのはおかしい。俺としては判断を間違ったんじゃないかと思ったくらいだ。もしかしたら違う方にポイントを与えたんじゃないかって。暴れまわってやろうという子供のような気分だ。デュケノア戦みたいな感じがする。あの試合は俺がすべてのラウンドを取っていたのに、スプリット判定だった。ジャッジが事前にオッズを見ているのかどうか知らないけど、台無しだよ』 と話す。

ソン・ヤドンの次戦は、5月後のUFC on ESPN.8でマルロン・ヴェラと対戦。コーディー・スタマンは、6ヶ月後のUFC250でブライアン・ケレハーと対戦。

 

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