観戦記2767 デビューから7連続1ラウンドKO! エドガー・ベルランガvsアーロン・ガルシア | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

まもなく(4月19日)元2階級制覇王者で27戦27勝27KOのパーフェクトレコードのまま悲劇的な最期を迎えたエドウィン・バレロの命日。20戦20KO勝ちでWBAスーパーフェザー級王座を獲得したのが、2006年8月にパナマでビセンテ・モスケラを10RにKOした。その2戦前まではデビュー以来の18戦連続1RでのKO勝ちで、日本での試合で「1RにKOされなければ100万円」という、とんでもない試合もあった 『観戦記437』

野球のホームランと同じように 「ノックアウトはボクシングの華」 と言われるが、1RでKOは実力差以外の何かもないと簡単にはできないだろう。あのマイク・タイソンでさえも、初の世界王者になる前の27戦の中で15試合が1RKOで6試合連続が最長。日本が誇るKOアーティスト浜田剛史さんも、24戦中で1RでのKOは7試合。連続KOは‘その為‘の試合が多くなる場合も多々あるが、それでも1RにKOできるというのは特別な事。

あの17連続KO防衛のウィルフレド・ゴメスは、デビュー戦はドローで2戦目から32連続KO勝利していて1RのKOは意外や4つ。デビュー以来のKO記録を、全て1Rで終わらせているのがウィルフレド・ゴメスと同じくプエルトリコ系のエドガー・ベルランガ!

 

1997年5月にアメリカのニュートーク州ブルックリンで生まれたエドガー・ルイス・ベルランガJrは、全米ユース選手権ミドル級優勝などアマチュアで162勝17敗~19歳になる直前の2016年4月に、メキシコでデビューしてホルヘ・ペドロサを1RでKOする~6月にもメキシコで、ホセ・アントニオ・レオス・ネリを1RでKO~11月もメキシコで、ホセ・アルベルト・レアルを1RでKO~2017年3月に、初のアメリカでクリストファー・サレルノに1RでTKO勝ち~9月にはニューヨークで、サーディク・ムハンマドを1RでKOする。

 

11月にもニューヨークで、エンリケ・ガレゴスを1RでTKO勝ち 『観戦記2169』

 

2018年1月にフィラデルフィアで、ハイメ・バルボサも1RにKOする。そして、再びニューヨークに戻り対戦するのはアーロン・ガルシア!

 

アメリカのイリノイ州シカゴで生まれたアーロン・ガルシアは、両親がメキシコ系の移民でメキシコのハリスコ州グアダラハラでライセンスを取る~2011年7月にグアダラハラでデビューして、ホセ・ミゲル・ヘルナンデスに2RでTKO勝ち~その後はメキシコで13勝9KO3敗1分して、2015年7月に初のアメリカでダニエル・ロサリオ・クルスとWBOラテンアメリカスーパーウェルター級王座決定戦で対戦も2RにKO敗け。直ぐに再起しメキシコでは2勝1KO無敗も、アメリカでは0勝4敗。

 

ガルシアも勝利した試合は68%noKO率が誇るが、1RKOを続けるベルランガの強打にどこまで耐えられるか!?ベルランドの地元ニューヨーク州ブルックリンで、大声援に押され8連続1RKOなるか!?

 

2018年6月9日 デビューから7連続1ラウンドKO! エドガー・ベルランガvsアーロン・ガルシア

 

エドガー・ベルランガ 7勝7KO無敗

 

アーロン・ガルシア 16勝11KO8敗1分

 

1R、ベルランガが、身体を上下に動かす~ガルシアはジャブを伸ばす

 

ベルランガも、ジャブを伸ばしながらプレッシャーをかける

 

固いガードのガルシアに、ベルランガがボディーストレート!

 

ガルシアも返しているが、ベルランガの強烈な左ボディーに動きが止まる!

 

ベルランガがストレートのような左を伸ばし、ガルシアの左はバックステップでかわす

 

そして、反動を使ってリターンの右ストレート!返しの左フック!

 

吹っ飛んだガルシア!早くもベルランガがダウンを奪う!

 

 

なんとか立ち上がったガルシアに、ベルランガが一気に極めにいく!

 

ロープに追い込んだガルシアを、ベルランガの剛腕が襲い掛かる!

 

それほどベルランガのパンチは当たっていないが、凄まじい勢いにガルシアは手が出ずレフリーは止めに入る!

 

見事にエドガー・ベルランガが、7連勝1RでのKO勝ち!コーナーに駆け上がり雄叫びを上げる!

 

地元の大声援で盛り上がってはいるが・・・・まだまだ経験と、記録を積み上げる相手との試合という内容。荒らしさもハードパンチャーの魅力だが、ダウンを奪った後のラッシュではクリーンヒットはなく力で押し切る。

エドウィン・バレロは18戦連続の1RKO勝ちを続け、世界記録はアリ・レイミの21試合連続だがこれはイエメンの謎のボクサーで軍人でありながら試合をして空爆で亡くったと云われている。そうは言ってもKOは格闘技の華で、ベルランガの次戦は3ヶ月後の9月に同じニューヨーク州ブルックリンでグレゴリー・クラークと対戦。9敗目となったアーロン・ガルシアは、2年9ヶ月空いて2021年3月にマーカス・ウィリスに判定敗け。

 

★世界戦8戦を含む全勝全KOはバレロだけ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村