《本日のDVD観賞》
いよいよ、4団体統一スーパーバンタム級王者井上尚弥vsWBCスーパーバンタム級1位ルイス・ネリの東京ドーム決戦まで1ヶ月!ルイス・ネリには30日前、14日前、7日前に体重の報告をする事を義務付けてられているらしい。10kgもオーバーするわけじゃないから、7日前に5kgオーバーだとして何の抑止になるのかは分からず敗けた時の言い訳になりそうなだけだが・・・それよりもドーピングの方が問題だと思うが、試合前の検査が試合後に判明ではなく試合前に結果が出るようにならないのだろうか!?
元々はバンタム級から階級を上げたルイス・ネリだが、身長は165cmで井上尚弥選手も165cm。そして、同じ日の東京ドームで井上尚弥選手と入れ替わってスーパーバンタム級(55.338kg)からバンタム級(53.524kg)で初の世界戦を迎えるのが元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹選手!武居選手は、デビュー戦が54.5kg契約、2戦目54.5kg契約、3戦目55kg契約、4戦目が55.3kg契約、5戦目東洋太平洋スーパーバンタム級王座戦で55.338kg、6戦目が東洋太平洋王座防衛戦で55.338kg。
そして、東洋太平洋王座を返上した7戦目で初のバンタム級より476g重い54kgのデビュー以来最軽量で試合をしている。
1996年7月に東京都足立区生まれた武居選手は、母子家庭に育ったらしく素行の悪さからわずか10歳の時に住み込みで子供を預かりキックボクシングを教える「パワーオブドリーム」の古川会長の家で育つ~高校時代にはボクシングの主将をするなど格闘技により更生する~2014年11月のKrush.47に18歳でデビューし、たすく選手を1RでKOする~しかし、2015年1月のKrush.49で佐野天馬選手、4月のK-1で西京春馬選手にいずれも0-2の判定負け~8月のWindy Fightで萩原秀斗選手に1RでKOしてWINDY KICKスーパーフライ級王座を獲得~10月のKrush.59で亀本勇翔選手に判定勝ち、12月のKrush.61で勝大選手を1RでKO、2016年2月のKrush.63で軍司泰斗選手に判定勝ち~4月、Krush.65からの53kg初代王座決定トーナメントで隆聖選手を2RにKO~6月のKrush.66で上羽優希選手と決勝戦で闘い1RにKOして王座獲得 『観戦記1147』 10月のGRACHAN&BFCで伊藤佑一郎選手に大差判定勝ち~12月のKrush.71で、隆聖選手を3RにKOして53kg王座の初防衛に成功~2017年4月のK-1 第二代スーパーバンタム級王座決定トーナメントに参戦し、1回戦でアントニオ・オルデンを3RにKO~準決勝で石田圭祐選手を1RでKO~決勝では久保賢司選手に判定勝ちし王座栄冠。
9月のK-1でも英雄伝説57kg級王者の伊澤波人選手を3RでKO~11月のK-1でビクトー・サラビアを1RでKO~2018年4月のKS‘FESTA.1で久保賢司選手との再戦を1Rに豪快にKOしてK-1スーパーバンタム級王座の初防衛に成功 『観戦記1594』 8月のK-1でも、アクラム・ハミディを1RでKOする~12月のK-1では、タイのヨーブアデーン・フェアテックスのミドル&ヒザに大苦戦も延長で判定勝ち~2019年3月のKS‘FESTA.2ではサンドロ・マーティンを1RでKOする~そして、スーパーバンタム級王座(55kg)を保持したまま!6月のK-1スーパーバンタム級トーナメントに参戦!1回戦では、村越優汰選手から勝利しているアレックス・リーバスを1RにKOする~準決勝でも、元NJKFバンタム級王者の玖村修平選手を1RでKOする~決勝戦では、Krushスーパーバンタム級王者の玖村将史選手も2RにKOする 『観戦記2017』 12月のK-1でも、スリヤンレック・オーボート・ガムビーに判定勝ち~2022年3月のK-1では、デンサヤーム・アユタヤファイトジムに判定勝ち 『観戦記2728』
そして、蹴れないほどの深刻な怪我をしたらしく欠場が続く~K―1退団が発表されてボクシングに転向。
2021年3月に、2016年12月のKrush.71以来の後楽園ホールでデビューして2017年中日本新人王の高井一憲選手を1RにKO 『観戦記2386』
9月には、5戦負け無し全KOの竹田梓選手も1RでKOする~12月の3戦目では、前戦で辰吉寿以輝選手と引き分けた今村和寛選手に3戦連続の1RKO勝ち 『観戦記2435』
2022年4月の4戦目は、日本スーパーバンタム級16位の河村真吾選手を2Rに凄まじいKOをする 『観戦記2607』
8月に、東洋太平洋スーパーバンタム級王者のペテ・アポリナルに挑戦し5RにTKO勝ちで王座栄冠 『観戦記2695』
2022年12月にも、東洋太平洋10位のブルーノ・タリモを11RにTKOで降し初防衛に成功 『観戦記2751』
そして、東洋太平洋スーパーバンタム級王座を返上して54kg契約で対戦するのがフィリピンバンタム級王者のロニー・バルドナド!
1996年2月にフィリピンのコタバト州カーメンで生まれた‘Lindol(地震)‘ロニー・ゴリット・バルドナドは、2015年1月にフィリピン南部のダバオ市でデビューしてバルタザール・スーサスに2RでTKO勝ち~さらに3連勝2KOも、2015年11月にグレン・カラカールとドロー~3連勝1KOして、2017年4月からは中国で2連勝2KO~2018年3月に、WBOフライ級13位としてWBOフライ級1位の田中恒成選手と対戦も9RにTKO敗け 『観戦記1663』
直ぐにフィリピンで再起して5連勝3KOも、2019年9月にエンリケ・マグサリンに判定敗け~2022年3月に、カール・ジェームス・マーティンのフィリピンスーパーバンタム級王座に挑戦も11RにTKO敗け~12月には大阪で、石田匠選手と対戦も判定敗け~2023年1月に、ベン・マナンキルを判定で降しフィリピンバンタム級王座を獲得。
この日のメインイベントでは、バンタム級4団体王座を返上した井上尚弥選手がスティーブン・フルトンのWBC&WBOスーパーバンタム級王座に挑戦 『観戦記2627』 バンタム級王座は総て空位で、スーパーバンタム級王座は井上尚弥選手が4団体統一へ突き進む。武居選手はバンタム級王座に照準を絞り、デビュー最軽量の54kgでテストマッチ!
2023年7月25日 世界戦へ向けて! 武居由樹vsロニー・バルドナド
武居由樹 6勝6KO無敗 東洋太平洋スーパーバンタム級王者
ロニー・バルドナド 16勝9KO4敗1分 フィリピンバンタム級王者
1R、武居選手が、独特の間合いから飛び込んでいくぞ!とフェイントをかける
武居選手がプレッシャーをかけ、バルドナドをコーナーに追い詰め飛び込む!
バルドナドは、右に廻りながら右を振る~武居選手はユッタリと出ていき右を伸ばすが、バルドナドは長い右ストレート!
2R、プレッシャーをかけるが、手数は少ない武居選手~バルドナドは下がりながらも右ストレート!
武居選手が詰めて荒々しく打つも、バルドナドはディフェンス中心でかわす
上体は柔らかく動かすバルドナドに、武居選手は動かないボディーを打ち込む
3R、ゆっくり圧力を増していく武居選手に、バルドナドは左フックで飛び込んでくる
武居選手は前手で軽く当てながら入り、スイッチをしながら右フック!
細かくボディーを打つ武居選手も離れる~再び飛び込んでボディーも、バルドナドはなりふり構わず避ける
武居選手が一旦距離をつくり、ジャブを突き出しながら
バルドナドの右ストレートをかわしながら、強烈な左をレバーに打ち込む!
バルドナドは悶絶して、これは立てない!
見事に3RKO勝ちで、武居選手はデビュー以来7連勝7KO!全くダメージが無く完勝に見えた武居選手だが、試合後のインタビューでは 『もっと細かいパンチをもらわないようにする必要がある』 と話し、54kgでの試合についても 『スーパーバンタム級よりも軽い54kgだったが体調は良好だった。次はどちらの階級になるかは未定だがバンタム級も視野に入れている。チャンスがある方を狙っていきたい。相手に通じるパワーが感じられたし体調も良好だった。いつもスーパーバンタム級だと減量末期は動きが鈍くなるが今回は逆に動きが良かった。自分のパワーがいかせるのはバンタム級かな。』 と話す。
そして、この日のメインでWBC&WBOスーパーバンタム級王座を獲得した井上尚弥選手が返上したバンタム級4団体を巡って世界中で争いが活発化する。
バンタム級世界挑戦を狙う武居選手の次戦は、5ヶ月後の2023年12月に井上尚弥選手の4団体スーパーバンタム級王座戦のアンダーカードで元WBC北米大陸バンタム級王者のマリオ・ディアスと対戦。またも日本で敗戦してしまったバルドナドは、3ヶ月後にフィリピンでヴァルジリオ・シルバーノに判定勝ち。
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