観戦記2764 WEC.41 ジョゼ・アルドvsカブ・スワンソン | 人生マイペンライ

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WBAスーパーフライ級王者の井岡一翔選手が、対戦を熱望するWBCスーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダだが、6月にIBF&WBOフライ級王者のジェシー・ロドリゲスとの防衛戦が正式発表になった。井岡選手には、WBAからWBA1位のジョン・ラミレスとの対戦指令が出ているので夏ぐらいには防衛戦か!?そして、ジェシー・ロドリゲスが返上したWBOフライ級王座に対しWBOフライ級1位の加納陸選手とWBO2位のアンソニー・オラスクアガの王座決定戦を指令!オラスクアガと言えば同じルディ・エルナンデスに師事するWBCバンタム級王者の中谷潤人選手と親友で、中谷選手のサポートでの来日もしている帝拳ジムマネージメント選手。同じジムというだけでなくトレーナーが一緒となると、キャンプなども一緒にはっているだろうしルームメイトだった時期もあるとか!?

アメリカなどではトレーナーと契約をして、ジムは場所を提携~ジムのオーナーがトレーナーと契約をする事が多いらしい。なので、元3団体統一ライトヘビー級王者のアンドレ・ウォードとUFCのニック・ディアスもスーパーリング仲間らしい。

ボクサーのパンチとMMA選手のパンチだと打ち方から違いそうだが、一流同士のトレーニングはメリットが高いのだろう。ボクサーとMMA選手と言えば、元2階級制覇王者のティモシー・ブラッドリーとは高校の同級生であり一緒にトレーニングをしているUFCのカブ・スワンソンはトレーナーも同じジョエル・ディアス。

 

1983年11月に、スウェーデン人系のアメリカ人の父親とメキシコ系アメリカ人の母親の間にアメリカのカリフォルニア州で生まれたケヴィン・ルーク・スワンソンことカブ・スワンソン。しかし、スワンソンが3歳の時に父親が亡くなる~19歳から柔術を習い学生時代はサッカーをしていたらしい。脳性麻痺協会で障害を持つ子供介護をしながら練習を続け、2004年7月にTotal Combat でデビューも1Rで1本負け~その後は連勝し、2005年8月からはKOTCにも参戦し連勝を重ねる。

2007年3月にはWECに参戦し、トミー・リーを1Rで1本勝ち~6月にも、ミカ・ミラーに判定勝ち~12月に初代UFCライト級王者だったジェンス・バルヴァーと対戦も、1Rのわずか35秒で1本負けし連勝が11で止まる。同じ12月に再起し、IFBLでトニー・ウォーカーに3Rで1本勝ち~2008年12月に、WECで高谷裕之選手に判定勝ち。

 

そして、WEC2戦目で対戦するのはこちらも後にUFCへいくジョゼ・アルド!

 

1986年9月にブラジルのアマゾナス州で生まれたジョゼ・アウド・ダ・シウヴァオリヴェイラ・ジュニオールことジョゼ・アルドは、貧しい家庭に育ったらしく幼い頃はサッカーをしていたが自身を守るためにカポエラを始める~14歳から柔術を始め、17歳でブラジルの首都であるリオデジャネイロに出る~2004年8月に17歳でデビューして7連勝し、2005年11月にルシアノ・アゼベドに1本負けのみが敗戦~2007年7月には、日本でパンクラスにも登場し昇侍選手に判定勝ち。

 

2008年からはWECに参戦し、6月のWFC34で日本でも猛威を振るったアレッシャンド・フランカ・ノゲイラにパウンドでTKO勝ち~11月のWEC36でも、クリス・ミックルに1RでTKO勝ち。

 

メインでは、WECフェザー級王座戦でマイク・トーマス・ブラウンとユライア・フェイバーのリマッチが行われるWEC.41で、フェザー級の新鋭同士がセミファイナルで激突!勝者が次期挑戦者になることが濃厚な、後にUFCフェザー級で活躍する同士がWEC対戦!

 

2009年6月7日 WEC.41 ジョゼ・アルドvsカブ・スワンソン

 

ジョゼ・アルド 14勝1敗

 

カブ・スワンソン 13勝2敗

 

1R、グローブタッチ後に、お互い離れ右へ廻る

 

アルドがゆっくりと前に出ていき、スワンソンはタックルを合わせようとしているか!?

 

アルドはスピードを上げ、そのまま左右の二段飛びヒザ!

 

スワンソン効いた!ゆっくりと前のめりに崩れる!

 

動けないスワンソンを、アルドが上から殴りかかる!

 

アルドは終わりだと1度攻撃を緩めるも、レフリーは止めていなく再びパウンド!流石にレフリーが止めに入る!

 

アルドは踊りながら喜びを表し、まさかのKO劇にスワンソンはダメージもあり動けず!

 

見事にジョゼ・アルドが、1R8秒でTKO勝ち!これは驚きの秒殺劇!2006年5月のHERO‘Sで、山本KID徳郁選手が宮田和幸選手を4秒でKOした飛びヒザを思い出させる1発。この試合でジョゼ・アルド6,625$のファイトマネー+勝利ボーナス11,000$を稼ぎ、カブ・スワンソンは8,940$

そして連勝を8に伸ばしたジョゼ・アルドは、この日のメインでユライア・フェイバーを判定で降しWECフェザー級王座2度目の防衛に成功したマイク・ブラウンの王座に5ヵ月後の2009年11月のWEC.44で挑戦。秒殺されてしまったカブ・スワンソンの次戦も、同じく5ヵ月後の2009年11月のWEC.44でジョン・フランチと対戦し3Rに1本勝ち。

その後,WECがUFCに吸収されて両社とも2人ともUFCで大活躍。2019年1月のUFC233で10年越しの再選かと噂されたが 『この試合はとても関心があるが、残念ながら誰かが先走って話をしてしまった。私はUFC233で戦わないが、2月17日のUFC on ESPN.1でその試合をやりたいね』 と話すが、リマッチは実現していない。

 

★その後のアルドはマクレガーに敗けるまで10連勝 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村