観戦記2750 コモンウェルス英連邦&BBBofc英国クルーザー級王座統一戦 ローレンス・オコー | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

プロデビュー戦でWBCインターナショナルフライ級王座を獲得した、東京オリンピックフライ級金メダルのガラル・ヤファイ。元WBAフライ級王者のカリド・ヤファイを兄に持つガラル・ヤファイだが、デビュー4戦目以外は総て王座戦というのも凄いがいよいよ4月に初のラスベガスのリングに立つ。前戦のメインがWBOフライ級王者ジェシー・ロドリゲスと、IBFフライ級王者サニー・エドワーズの統一戦のアンダーカードだっただけに統一王座に挑戦か!?と思っていただけに残念。イギリスのサニー・エドワーズが統一王者になっていれば、同じイギリス人同士で決まりやすかったのかな!?

2021年の東京オリンピックでイギリス勢は、ヤファイの他にはウェルター級でパット・マコーマックが銀メダル、ミドル級でベンジャミン・ウィテカーが銀メダル、スーパーヘビー級でフレイザー・クラークが銅メダルと4つのメダルを獲得。前回の2016年リオデジャネイロ五輪では、イギリス勢はスーパーヘビー級でジョー・ジョイスが銀メダル、ライトヘビー級でジョシュア・ブアッツイが銅メダルのみだっただけに倍増している。

リオデジャネイロ五輪でスーパーヘビー級とライトヘビー級でメダルを獲得したイギリスダ代表だが、ヘビー級でイギリス代表だったローレンス・オコリーは2回戦で敗退してしまった。

 

1992年12月にイギリスのロンドンで生まれたローレンス・オコリー(ローレンス・オコーリー)は、2016年のリオデジャネイロ五輪に出場もメダル獲得は成らず~直ぐにプロ転向して、2017年3月にジェフリー・ケイブを1RにTKOで降しデビューを飾る。さらにハイペースで試合をこなし、12月までに7連勝6KO~2018年2月にアイザック・チェンバレンとの、WBAコンチネンタルクルーザー級王座決定戦を判定勝利して王座獲得~6月にはコモンウェルス英連邦王者のルーク・ワトキンスとの統一戦を、3RにTKO勝ちしてWBAコンチネンタル王座の初防衛とコモンウェルス英連邦王座を獲得。

コモンウェルス英連邦王座は返上するが、2018年9月にBBBofc英国クルーザー級王者のマティ・アスキンに挑戦し判定勝ちで王座栄冠 『観戦記2155』

 

2019年2月に、タマス・ロディを3RにTKOで降しWBAコンチネンタル王座2度目の防衛に成功。

 

そして、わずか1ヶ月と3週間でBBBofc英国王座の防衛戦!挑戦者は元コモンウェルス英連邦クルーザー級王者のワディ・カマチョ!

 

スペインのカタルーニャ地方バルセロナで生まれた‘マッチョマン‘ワディ・カマチョは、イギリスのロンドンに移住しボクシングを始める~2012年1月にロンドンでデビューし、モーゼス・マトフに判定勝ち~さらに5連勝4KOして、2013年3月にチャイナ・クラークとイギリスクルーザー級王座決定戦で対戦も7Rに棄権敗け~5月に、3Rのワンデイ賞金トーナメントで優勝~3勝3KO1敗後の2014年6月に、スティーブ・シモンズとWBCインターナショナルシルバー王座決定戦で対戦も10RにTKO敗け。

2勝2敗後の2016年2月に、ダン・ウッドゲートを5RにTKOで降しBBBofc南部地域クルーザー級王座を獲得~7月にも、ダニー・カズンズを7R棄権に追い込みBBBofc南部地域王座初防衛に成功~しかし、9月にアイザック・チェンバレンに判定敗けしてBBBofc南部地域王座を失う~2017年3月に、カール・ウィラーとのBBBofc南部地域王座決定戦を5RにTKO勝ちして再栄冠~7月には、BBBofc英国王座決定戦でアルファン・イクバルと対戦も4RにTKO敗け~9月に、オジー・ジャーヴィエを判定で降しBBBofc南部地域王座初防衛に成功~11月にも、ホセ・ロペスを判定で降しBBBofc南部地域王座2度目の防衛に成功~2018年3月には、ダニー・カズンズを9RにTKOで降しBBBofc南部地域王座2度目の防衛に成功~11月にアルファン・イクバルとコモンウェルス英連邦クルーザー級王座決定戦で対戦し、7Rにイクバルがリング外に落ち負傷し負傷判定で勝利し王座栄冠。

 

オリンピックではメダル獲得成らなかったオコーリーだが、プロに転向後は無敗で72.7%のKO率で世界ランキングを駆け上がる!オコーリーが返上した コモンウェルス英連邦王座を獲得したカマチョは、敗けて敗けて這い上がってきた叩き上げだがエリートのオコーリーとの統一戦で意地を魅せるか!?

 

2019年3月23日 コモンウェルス英連邦&BBBofc英国クルーザー級王座統一戦 ローレンス・オコリーvsワディ・カマチョ

 

ローレンス・オコリー 11勝8KO無敗 初防衛戦

 

ワディ・カマチョ 21勝12KO7敗 初防衛戦

 

1R、プレッシャーをかけるオコリーに、サウスポーのカマチョは下がりながらも手数出す

 

オコリーは詰めていくも、パンチは当たらない~カマチョはカードしながら廻り、突っ込んでくるオコリーにパンチを合わせる

 

2R、ラウンド開始とともにオコリーが出ていき、サウスポーのカマチョに対しきれいなジャブを通す

 

しかし、オコリーの右はカマチョも警戒して当たらない

 

カマチョはクリンチが多くなり、オコーリーは打ちまくる!

 

3R、やはり、カマチョはジャブを突きながら廻る~オコリーが打ってきたところに、カウンターの左!

 

オコリーは振り回すが、カマチョは柔らかくかわす~カマチョも、動き廻りながら左を伸ばすが当たらない

 

4R、顔面はなかなかクリーンヒットを奪えないオコーリーが、カマチョが出てくるところにボディー!

 

オコリーが狙うが、カマチョも上体を振ってかわす~しかし、オコーリーが読んで打ち込む!連打!

 

なんとかサイドに逃れようとするカマチョも、オコリーは逃がさず連打でダウンを奪う!

 

立ち上がったカマチョに、オコリーが極めにいく!右!

 

ダウンはしていないが、フッ飛ばされたカマチョにレフリーが止めに入る!

 

見事4RにTKO勝ちでローレンス・オコーリーがBBBofc英国クルーザー級王座の初防衛と、コモンウェルス英連邦王座を再栄冠!オリンピアらしい、この階級でも綺麗なワン・ツーを伸ばし、ボディーにもコンビネーション速く爆発力は凄まじい。オコーリーは 『ブリティッシュ・ヘビー級にとどまることは無意味だ。私は戦い続け、自分のレベルを押し上げる必要があります。 世界タイトルがあれば、自分を信じます』 と話す。

しかし、オコーリーの次戦は4ヶ月後の7月にアルゼンチンのマリアノ・アンヘル・グディーニョとWBAコンチネンタルクルーザー級王座3度目の防衛戦。8敗目となったワディ・カマチョは、ディオン・ジュマとBBBofc英国クルーザー級王座決定戦で対戦も5RにTKO敗けし引退。

 

★オコリーの世界挑戦はコロナ過で遅れ2021年3月 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村