《本日のDVD観賞》
2021年6月にコロナ禍で密集ができない為とはいえ、RIZIN.28が2006年12月のK-1 GP以来17年6ヶ月ぶりに東京ドームで開催された。観客数は9,731人を入れ、2022年6月のThe Matchでは56,399人を東京ドームに集めて那須川天心vs武尊の運命の対決が行われた。2024年は井上尚弥vsルイス・ネリが5月6日に東京ドームで開催される事が発表され、The MATCHでK-1選手とは出場できなかった武居由樹選手がWBOバンタム級王者ジェイソン・モロニーに挑戦する事が発表!
キックボクシングで東京ドームは私が生きている間には無いだろうが、PRIDEは7回東京ドーム大会を開催しているだけに、RIZINが東京ドーム大会を開催する日は来るだろうか!?PRIDEの第1回大会であるPRIDE.1とPRIDE.4はKRSの運営だったが、運営がDSEに代わって破竹の勢いでMMAブームをつくり東京ドーム大会を開催したのは2000年1月のPRIDE GROUD PRIX2000開幕戦だった。しかし、この興行は後期のPRIDE大爆発興業のようにはならず、メインイベントのホイス・グレイシーvs高田延彦は煮え切らない判定。前戦でホイラー・グレイシーを破り、一躍日本MMA界の救世主になった桜庭和志選手はガイ・メッツァ―が本戦ドローで延長に入る前に判定に抗議しリングを降りていってしまい桜庭選手の勝利。
日本では「難攻不落の獅子」や「膠着大王」と呼ばれたガイ・メッツァ―だが、本来のニックネームは‘The SANDMAN(サンドマン)‘アメリカコミックの砂を掛けて眠らせるキャラクターらしいが、日本では眠たい試合をすると揶揄された。
アメリカのプロレスラーでThe SANDMANを名乗ったビールを飲みながら暴れまわるレスラーがいたが、The SANDMANは眠らせる(KOする)と使う事があるらしい。ボクサーで‘The SANDMAN‘を名乗るのはイギリスのルイス・リットソン!
1993年9月にイングランドのニューキャッスルで生まれた‘The Sandman‘ルイス・デビッド・リットソンは、8歳からボクシングを始めアマチュアでは97戦と云われ20212年度英国ABAミドル級選手権で銀メダルを獲得。
2015年4月に、地元ニューキャッスルでデビューしてクリスチャン・レイトに判定勝ち~さらに7連勝3KOして、2016年3月にベンス・モルナーしWBCシルバーライト級ユース王座を獲得~さらに2連勝2KOして、12月にジョーダン・エリソンを7RにKOしてBBBofc英国北部ライト級王座を獲得~2017年10月にも、ロビー・バレットを7RにTKOで降しBBBofc英国ライト級王座を獲得~2018年2月に、ジョー・マレーを1RにTKOで降しBBBofc英国王座初防衛に成功~3月には、スコット・カードルを2RにTKOで降しBBBofc英国王座2度目の防衛に成功~6月に、ポール・ハイランドJrを1RにTKOで降しBBBofc英国王座3度目の防衛に成功~王座を返上し、9月にオスカル・アマドルを3RにKOする~10月には、EBU欧州ライト級王座決定戦でフランシスコ・パテラと対戦も1-2の判定敗け。
アルゼンチンのブエノスアイレスで生まれた‘El correntino‘ヘルマン・アルヘンティノ・ベニテスは、アマチュアキャリアは少なく2011年11月にデビューしてアリエル・マクシリミアーノ・デ・エンジェルに判定勝ち~その後も5連勝3KOも、2013年7月にクリスティアン・ラモン・アルベルト・プエブラと無効試合~直ぐに10連勝5KOするも、2016年7月にセルジオ・マウリシオ・ジルに4RでTKO敗け。
2017年4月に再起して3連勝1KOも、9月にエリアス・ダミアン・アラウホに判定敗け~12月に、マルティン・アントニオ・コッジを判定で降しWBOラテンアメリカスーパーライト級王座を獲得~2018年8月に、カルロス・ダニエル・コルドバに判定敗け~2019年1月に、ラモン・デラ・クルスに判定勝ち。
前戦でスプリットの判定敗けで初黒星を喫してしまったルイス・リットソンが、再起戦でWBAインターコンチネンタル王座決定戦のチャンスを得る!アルゼンチンでしか闘っていなかったヘルマン・アルヘンティノ・ベニテスが、ロンドンのクーパー・ボックス・アリーナに参戦!
2019年3月21日 WBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座決定戦 ルイス・リットソンvsジャーマン・ベニテス
ルイス・リットソン 17勝11KO1敗 元BBBofc英国ライト級王者
ジャーマン・ベニテス 21勝9KO3敗 元WBAラテンアメリカスーパーライト級王者
1R、リットソンが、高いガードから前に出ていく~ベニテスは、動き廻りながら手数多く打つ
しかし、リットソンが圧力強く追い回す~ロープに追い込みアッパー!
2R、リットソンが前に出てベニテスを追い回す~ベニテスがジャブを潜ったところに、リストンはアッパー!
ベニテスも返してはいるが、下がりながらのパンチでリットソンを止められない~ロープに詰められてしまう
3R、大きく動くベニテス~リットソンが、正面から追いかけてきたところに右クロス!
ベニテス動く~リットソンはベニテスを止めるべくボディー!
4R、リットソンがガンガン前に出る~ベニテスは手を出しているが、効かせられずリットソンが詰めて打ち込む!
入られると攻め手を無くすベニテスに、リットソンはボディー連打~右を振り落とす!
5R、ベニテスがスピードを上げて廻るが、リットソンが追い詰めていく
直線的に詰めてきたリットソンに、ベニテスもカウンターを狙うが振りが大きく当たらない
6R、動きが落ちたベニテスに、リットソンは簡単には入っていきボディー!
しかし、ベニテスも下がりながら返す~右ストレートから左フック!
7R、ベニテスから打ち合いにいく~リットソンも迎え撃ちショートの右!
判定は、99-91 99-91 98-92 大差3-0で、ルイス・リットソンがWBAインターコンチネンタルスーパーライト級王座を獲得!
見事にルイス・リットソンが、前に出続けてジャーマン・ベニテスを圧倒。階級をスーパーライト級上げたことに対しリットソンは 『今が、140ポンド(スーパーライト級)まで体重を増やすのに最適な時期です。少し前に体重を増やすべきだったのかもしれないが、ヨーロッパの舞台で自分を試してみようと決心していたので、続けたのだ。最後の戦いについては言い訳の余地はありません。ファンノ(ニール・ファノン・コーチ)は、試合の前半で彼をあそこから追い出さなければ、一晩中大変な仕事になるだろうと言っていたが、私は自分がやったように、早めに彼を吹き飛ばすだけの精神で試合に臨んだ」前の数人の対戦相手に対して行われたことは間違っていました。それは私の目を開かせ、それ以来私たちはオールラウンドなゲームに取り組んでいます』 と話し、前戦で初黒星となったフランシスコ・パテらとのスプリット判定についても 『私はパテラが反撃するのを1度見たことがありますが、もう戦うつもりはありません。ひどいパフォーマンスだったし、その夜に犯したミスのいくつかは許しがたいが、人は生きて学ぶのだ』 と話す。
WBAインターコンチネンタル王座を獲得し、世界ランキングも上がるだろう事には 『現時点では世界タイトルまであと100万マイルですが、ヒューズvsデイビス・ジュニアの戦いには注目していきたいと思います。ヨーロッパのタイトルは私が獲得できなかったものなので、すべての関係者にとって意味があるのであれば、将来的にはそれを目指して戦うことに前向きです。一般的に、このウェルター級は非常にオープンな階級だ。私はモーリス・フッカーの最後のパフォーマンスを観る前に、WBA王者のキリル・レリクとスパーリングをしたことがあり、もし彼らがラインに現れたら、彼らを敬遠するつもりはない。数勝すれば、本当にエキサイティングな年に向けて準備が整う枠内に入ることができるでしょう』 と願望を口にするが、次戦は5ヶ月後の2019年8月にマレク・ジェドジェフスキとWBAインターコンチネンタル王座の初防衛戦。
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