観戦記2736 UFC244 ホルヘ・マスヴィダルvsネート・ディアス | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

基本的に、UFCのナンバーシリーズ(PPV)のメインカードはタイトルマッチが組まれる。それが女子王座戦であっても、メインに組まれ‘王座‘というものを大事に扱ってきた。初のラスベガスでの開催となったUFC33マンダレイ・ベイ・イベントセンター大会のメインは、UFCミドル級初代王者決定戦デイブ・メネーvsギル・カスティーヨが挑戦した。MGM・グランド・ガーデン・アリーナで初開催されたUFC34では、UFCヘビー級王者ランディ・クゥートゥアにペドロ・ヒーゾが挑戦した。UFC誕生から23年にして初のマジソン・スクエア・ガーデン(M・S・G)大会となった2016年11月のUFC205では、UFCライト級王座戦 エディ・アルバレスvsコナー・マクレガーが開催されマクレガーが2階級制覇達成 『観戦記1253』 2回目のM・S・G大会は、2017年11月にUFCミドル級王者マイケル・ビスピンにジョルジュ・サン・ピエールが挑戦しジョルジュ・サン・ピエールが2階級制覇達成 『観戦記1473』 3度目のM・S・G大会は、2018年11月に2階級制覇王者のダニエル・コーミエにデリック・ルイスが挑戦した 『観戦記1996』

やはり、マジソン・スクエア・ガーデン大会のメインは王座戦というだけではなく、2階級制覇などの特別な王座戦がメインを張る。しかし、4度目のマジソン・スクエア・ガーデン大会であるUFC244でメインを張るのは王座戦でも無く、UFC王者になった事がない2人がメインを張る!王者になっていなくても、UFC大会のメインを9度出場しているのがネート・ディアス!

 

1985年4月にアメリカのカリフォルニア州ストックトンで生まれたネイサン・ドナルド・ディアスは、兄で元Strike Forthウェルター級王者のニック・ディアスと貧しい家庭で育つ~兄の影響で11歳から格闘技を始め、グレイシー柔術黒帯も授与され学校にはいかなくなる。

2004年10月にWEC.12でMMAデビューしアレックス・ガルシアに3Rで1本勝ち~2005年8月に来日し、パンクラスで大石幸史選手に判定敗け~2006年3月のStrike Forthで、トニー・ジュアレスに1RでTKO勝ち~5月のWEC20でも、ギルバート・ラエルを1RにTKOで降す~6月のWEC21では、ジョー・ハーリーも2Rに1本で降す~8月のWarriorCup.1で、デニス・デイビスを1Rに1本で降す~しかし、10月のWEC.24でのライト級王座戦でエルメス・フランカに2Rに1本敗けし王座獲得ならず。

 

それでも2007年4月にThe Ultimate Fighter.5に参加し、ライト級トーナメント1回戦でロバート・エマーソンに2Rで1本勝ち~準々決勝では、コーリー・ヒルを1Rに1本で降す~準決勝では、グレイ・メイナードに2Rで1本勝ち。そして、6月のThe Ultimate Fighter.5 FINALではマニー・カンブリャンが2Rに負傷して優勝。9月のUFC Fight Night.11で本戦デビューし、ジュニオール・アスンソンに1Rで1本勝ち~2008年1月のUFC Fight Night.12でも、アルヴィン・ロビンソンに1Rで1本勝ち~9月のUFC Fight Night.15では、メインイベントでジョシュ・ニアーに判定勝ち 『観戦記2596』

 

2009年1月のUFC94で、クレイ・グイダに1-2の判定敗け~6月のThe Ultimate Fighter.9 Finalでジョー・スティーブンソンに判定敗け~9月のUFC Fight Night.19で、メルヴィン・ギラードを2Rに1本で降す~2010年1月のUFC Fight Night.20では、グレイ・メイナードに1-2の判定敗け~3月のUFC111で、ローリー・マーカムを1RにTKOで降す~8月のUFC118で、マーカス・デイヴィスを3Rに1本で降す~2011年1月のUFC125で、キム・ドンヒョンに判定敗け~4月のUFC129でも、ローリー・マクドナルドに判定敗け~9月のUFC135で、五味隆則選手に1Rで1本勝ち 『観戦記74』

 

12月のUFC141で、ドナルド・セラーニに判定勝ち~2012年5月のUFC on FOX.3で、ジム・ミラーを2Rに1本で降す 『観戦記175』

 

12月のUFC on FOX.5で、ベンソン・ヘンダーソンのUFCライト級王座に挑戦も判定敗け~2013年4月のUFC on FOX.7でも、ジョシュ・トムソンに2RにTKO敗け~11月のThe Ultimate Fighter.18 Finalで、グレイ・メイナードを1RにTKOで降す~12月のUFC141で、ドナルド・セラーニに判定勝ち~2012年5月のUFC on FOX.3でのライト級王座挑戦者決定戦で、ジム・ミラーを2Rに1本で降す~12月のUFC on FOX.5で、ベンソン・ヘンダーソンのUFCライト級王座に挑戦も判定敗け 『観戦記344』 2013年4月のUFC on FOX.7でも、ジョシュ・トムソンに2RにTKO敗け~11月のThe Ultimate Fighter.18 Finalで、ライト級5位のグレイ・メイナードを1RにTKOで降す~2014年12月のUFC on FOX.13で、ライト級3位のハファエル・ドス・アンジョスに判定敗け~2015年12月のUFC on FOX.17で、ライト級6位のマイケル・ジョンソンに判定勝ちしてコナー・マクレガーを挑発!この試合のファイトマネーは2万$~ハファエル・ドス・アンジョスの怪我で2016年3月のUFC196に急遽出場し、ウェルター級契約ながらコナー・マクレガーを2Rに1本で降す 『観戦記1082』 PPVは132万件売れファイトマネー50万$稼ぐ

 

8月のUFC202でのコナー・マクレガーとの再戦では、165万件のPPVを売るが判定敗け 『観戦記1195』 気まぐれなネート・ディアスは、UFC230でダスティン・ポワイエとの対戦が発表になるがポワイエが怪我で中止などで試合間隔は空き・・・・3年振りとなる2019年8月のUFC241で、ウェルター級7位のアンソニー・ペティスに判定勝ち 『観戦記2620』

 

そして、試合後にオクタゴンサイドにいたホルヘ・マスヴィダルを挑発!本物のギャングスターを決めようと、2ヶ月月半後のUFC239で対決!

 

キューバ人の父親とペルー人の母親の間で1984年11月にアメリカのフロリダ州に生まれた‘Gameblead‘ホルヘ・マスヴィダルは、かなり悪かったらしく子供の頃から喧嘩に明け暮れる~最初はキックボクシングをしていたらしいが、17歳からボクシングとレスリング、そして柔術を始める。

 

2003年5月に18歳の時に、Absolute Fighting Chmpionshipでデビューしてブランドン・ブレッドソーに1RでKO勝ち~さらにAbsolute Fighting Chmpionshipで4連勝も、2005年4月にFull Throtteで後にUFCで活躍するハファエル・アンソンに判定敗けし初黒星~同月のAbsolute Fighting Chmpionship.12で、後にUFCで活躍するジョー・ローザンに2RでTKO勝ち~7月のAbsolute Fighting Chmpionship.13では、ポール・ロドリゲスに1Rで1本敗け~2006年2月の月のAbsolute Fighting Chmpionship.15では、デイビィッド・ガードナーに2RでTKO勝ち~6月の月のAbsolute Fighting Chmpionship.17で、ヌリ・シャクアーに判定勝ちして月のAbsolute Fighting Chmpionshipウェルター級王座を獲得。

さらにBodog Fightで3連勝して、2007年9月にはStrike Forthでマット・リーに1RでKO勝ち~12月にCrazy House Fightでも、ブラント・ローズに1RでKO勝ち~2008年2月に、Strike Forthでライアン・ヒーリーに判定勝ち~6月に初来日し、戦極~第三章~ライト級グランプリ1回戦でホドリゴ・ダムに2RでTKO敗け。9月の戦極~第五陣~で、ライト級トーナメントのリザーバーを決める試合としてグランプリに出られなかった同士の元IFLライト級王者のライアン・シュルツとの対戦を1RにTKO勝ち 『観戦記2488』

 

11月の戦極.6でハン・スーファンに判定勝ち~2009年4月にBellatorに参戦しライト級トーナメントでニック・アガラーに勝利も、5月の準決勝で後にシュートボクシングで活躍するトビー・イマダに三角締めで1本負け~6月にエリック・レイノルズに1本勝ちも、11月の戦極で北岡悟選手に2RにTKO負け~2010年2月に、G-Forth Fightでルイス・パロミーノに判定負け~4月の吉田英彦引退興行で小谷直之選手に判定勝ち~9月にShark Fight 13でポール・デイリーに判定負け~2011年3月から、再びStrike Forthに参戦しビリー・エヴァンゲリスタKJ・ヌーンズに判定勝ち~いよいよ、2011年12月にギルバート・メレンデスのStrike Forthライト級王座に挑戦も判定負けで王座奪取ならず~2012年7月にジャスティン・ウィルコックスに判定勝ち。

2013年4月のUFC on FOX.7でUFCに初参戦し、ティム・ミーンズに判定勝ち~7月のUFC on FOX.8では、マイケル・キエーザを2Rにダースチョークで1本に降す~11月の UFC Fight Night.31でルスタム・ハビロフに判定負け~2014年月のUFC on FOX.11でパット・ヒーリー、7月のUFC on FOX.12ダロン・クルックシャンク、9月のUFC178でジェームス・クラウスに判定勝ちで3連勝も~2015年4月のUFC Fight Night.63でアル・アイアキンタに1-2の判定負け~7月のTUF21Finalでセザール・フェレイラを1RにKO~11月の韓国で開催されたUFC Fight Night.79で元ライト級王者のベンソン・ヘンダーソンに1-2の判定負け~さらに、2016年5月のUFC Fight Night.88でロレンゾ・ラーキンに1-2の判定負け~7月のUFC201でロス・ピアソンに判定勝ち~12月のTUF24Finalでジェイク・エレンバーガーを1RにKO~2017年1月のUFC on FOX.23でドナルド・セラーニに2RにKO勝ち

 

しかし、5月のUFC211でウェルター級3位デミアン・マイアに1-2の判定負け 『観戦記1345』 さらに11月のUFC217でも、ウェルター級2位のスティーブン・トンプソンに判定敗け~1年4ヶ月の間を明けて、2019年3月のUFC Fight Night.147で、ウェルター級3位のダレン・ティルを2RにKOする 『観戦記2232』

 

ウェルター級ランキングを4位まで上げ、王座戦をアピールマスヴィダルは7月のUFC239で元Bellator&ONE ChampionShipウェルター級王者のベン・アスクレンを1R5秒で飛びヒザにてKOする 『観戦記2540』

 

1年振りのマジソン・スクエア・ガーデンでのUFC大会に、ノンタイトル戦ながらメインに組まれた悪童対決!この対決の為にBMFベルト(Baddest Mother Fucker)が作られる!いまや,WWEというよりハリウッドスターとなったロック様がベルトを抱えて登場!

 

2019年11月2日 UFC244 ホルヘ・マスヴィダルvsネート・ディアス

 

ホルヘ・マスヴィダル 34勝13敗 ウェルター級3位

 

ネート・ディアス 21勝11敗 ウェルター級7位

 

1R、やはり、開始と同時にマスヴィダルがダッシュもネートはスカす

 

ディアスがパンチで出ていくも、マスヴィダルは組んで金網に押し込む~マスヴィダルがヒザ!ヒジ!

 

さらに、パンチを連打するマスヴィダル~ネートがタックルにいくところを、マスヴィダルが蹴り上げる!

 

吹っ飛んだネートに、マスヴィダルがパウンドの嵐!

 

早くもネートは大出血~マスヴィダルはネートのグラウンドテクニックを警戒し、深追いはしないも殴っていく

 

スタンドに戻る~マスヴィダルが強烈な右ミドル!ネートは貰いながらもキャッチ~パンチで出ていく!マスヴィダルは、笑いながら走って避ける

 

2R、ネートが出ていく~廻るマスヴィダルだが、ネートが左ストレートを伸ばす!

 

マスヴィダルは、またも走るように廻りながら右ミドル!

 

さらにマスヴィダルが、ディアスの傷口を狙ったヒジから右ストレート!さらに右!

 

ネート効いた!ズルズル下がったところに、マスヴィダルの強烈な右ミドル!

 

ディアスはダメージもあり、寝てマスヴィダルを誘う

 

グラウンドには付き合わないマスヴィダル~スタンドに戻ると左ストレートを伸ばす!

 

ネートは組むも、マスヴィダルは金網まで押し込む~離れて上下に連打!

 

さらにマスヴィダルが、首相撲からヒザ~組んで崩して殴る

 

ネートは回転しながらヒールホールドを狙うが、マスヴィダルは捻って抜けていく

 

3R、出血が酷いが、ネートは加速してくる~マスヴィダルは休みながら廻る

 

マスヴィダルも、走るように廻りながら右ストレート!

 

さらにマスヴィダルが右ミドルも、ネートもパンチ連打~しかし、マスヴィダルが強烈な右ミドルで止める

 

ミドルが効いているネートは止まる~マスヴィダルがパンチ連打!

 

打たれると加速してくるネートが返す~マスヴィダルもカウンターを狙う!

 

一旦距離が開くと、マスヴィダルの右ミドルが飛んでくる!

 

出血とダメージがあるネートに、マスヴィダルは右オーバーフック!

 

出血で見づらいネートが組んでいき、もろ差しから金網に押し込む

 

マスヴィダルが身体を入れ替える~ネーとは上手く足をかけて崩す

 

しかし、マスヴィダルは組み付いたまま直ぐに立つ~逆にネートを崩して鉄槌!

 

ネートが下から狙うが、マスヴィダルは傷口にヒジを落としていく!

 

ラウンド終了後のドクターチェックで、ネートの右目上の傷は酷くストップ!

 

見事に3R終了時TKOで、ホルヘ・マスヴィダルの勝利!BMFベルトがマスヴィダルに巻かれる!マスヴィダルは、スタンドではボクシングテクニックが優れているネートに対して右ミドルで突き放し、柔術ベースのグラウンドには付き合わずに大出血をさせての完勝。

マスヴィダルは 『俺は、UFCで一番で負けず嫌いだ。明日でも来週でも試合をしろと言われたらやる。カネロ(サウル・アルバレス)とでもやってやる。ネートとは来年になるか再来年になるかはともかく再戦すると思う』 と話し、以前に対戦をアピールしていたコナー・マクレガー戦については『デイナ・ホワイトが試合を組むとは思えない』 と話す。

流血が似合うネートが出血と傷によるストップについて、デイナ・ホワイトは 『カットした時に止めるタイミングは常に問題になる。最初は私も『おいおい、タイソン・フューリーの時は止めなかっただろ』と思った。ドクターもコミッションも違うが、基本的に止めるべきじゃないと思った。だが試合後にネートと話した時に顔を見たが、右の眉がひっくり返っていたし、右の下もカットしていた。止めて正解だと思ったよ。ネートはまだできたんじゃないかとか、やりたかったんじゃないのかと言われたら答えはイエスだ。だから私も彼のことが大好きだが、多分やるべきじゃなかっただろう。ドクターは健康上のリスクがあるカットかどうか把握できると思う。ネートは目が見えてなかったし、ズッと血を拭き取ろうとしていた。血も吹き出ていたし、目の上と下の傷が大きく割れていた。止めるべきだったと思う」「私は即再戦に興味はない。ネートは後半から盛り返すし、試合が続いていたらどうなっていたかと聞かれたが、そうはならなかった。カットで止められたし、試合はマスヴィダルが圧倒していた。マスヴィダルはとても良かった。今年の彼はずっと良かった。グレートファイトしかしていない。2019年を代表するファイターは誰かと言われれば間違いなくホルヘ・マスヴィダルだ。彼には大きな選択肢が控えていると思う。どうなるかはいずれ分かるだろう』 と話す。

これでウェルター級ランキングは、ネート・ディアスが2ランクダウンして9位。勝利したホルヘ・マスヴィダルは変わらず3位。

 

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