《本日のＴＶ鑑賞》
先月(１月９日)英雄フリオ・セサール・チャベスの長男、フリオ・セサール・チャベスＪｒがライフルの不法所持で逮捕された。父親とは悪口合戦になっていて、試合も２０２１年１２月から２年以上していなく来週には（２月１６日）３８歳となりこのままフェイドアウトか、お金に困り醜態をさらしに名前だけで試合をするのか・・・・２０１１年６月に、セバスチャン・スピクを判定で降しＷＢＣミドル級王者になったときは５組目の親子世界王者誕生に世界中が沸いたが、２０１２年９月にセルヒオ・マルチイネスに完敗してから（最終ラウンドは興奮したが）『観戦記２７５』 精彩を欠く試合で、２０２１年６月には元ＵＦＣミドル級王者のアンデウソン・シルバにも判定敗けしている。
ウィルフレド・バスケス親子やモハメド・アリ親子も、父親が偉大すぎて子供達は‘親の七光り‘を指摘されるが、偉大な親がいながらボクシングをしているだけでも凄いことだと思う。
兄弟世界王者に比べて親子世界王者は５組みと少ないが、日本では親子世界王者は誕生していない。
その中で、やはり偉大すぎる父親を持ち日本初のボクシング親子世界王者を目指すのが‘浪速のジョーⅡ世‘辰吉寿以輝選手！
１９９６年８月に大阪府守口市で生まれた‘浪速のジョーⅡ世‘辰吉寿以輝選手は、２つ歳上の兄である寿輝也さんがボクシングを始めたのに付いていき幼稚園時にボクシングを始める～中学を卒業後に大阪帝拳ジムに入会し、プロを目指し２０１４年１１月にプロテスト受験。
２０１５年４月、大阪府立体育館で開催されたＷＢＣバンタム級王座戦 山中慎介ｖｓデイェゴ・サンティリアンのアンダーカードでデビューし 『観戦記１１５６』 岩谷忠男選手に２ＲでＫＯ勝ち～７月に、岡村直樹選手にも２ＲにＫＯ勝ち 『観戦記９２９』 １２月の３戦目は、脇田光一選手を判定で降す 『観戦記１１５４』 ２０１６年３月の４戦目も、三瓶一樹選手を２－１の判定で降す～７月に、リオ・ナインゴランを３ＲにＴＫＯで降す 『観戦記１１５１』 １０月に初の後楽園ホールで、モンキー修平選手を５ＲにＴＫＯで降す 『観戦記１２０９』
拳を痛めてしまい１年２ヶ月空いて、２０１７年１２月にノンデアル・ソー・バンクハルを３ＲにＫＯする。
２０１８年４月に、石橋俊選手に判定勝ち～７月に、２０１２年４月に亀田興毅さんのＷＢＡバンタム級王座に挑戦したノルディ・マナカネを５ＲにＫＯする。
そして、節目の１０戦目で対戦するのは２０１６年西日本新人王の平島祐樹選手！
福岡県糟屋郡で生まれた平島祐樹選手は、２００２年１０月に福岡県でデビューして堀切久選手に判定勝ち～さらに３連勝１ＫＯするも、２０１６年４月に帆足龍介選手とドロー～９月には佐伯瑠壱斗選手に判定敗けし初黒星～直ぐに再起して３連勝も、２０１７年１２月に城後響選手に判定敗け。２０１８年４月に、岡見淳司選手に４ＲでＫＯ勝ち～７月に、クォン・ウォンイルに４ＲにＴＫＯ勝ち。
無敗の寿以輝選手も、日本ランキングには顔は出せていない。元西日本新人王の平島祐樹選手を降して日本ランキングへの足がかりを掴めるか！？寿以輝選手は 『魅せられるボクシングをします。左を突いて足を使って、パンチをもらわずＫＯで勝ちます。圧倒的にすべて上回って倒したい。来年こそランカーとできるように』 と話す。やはり、リングサイドには辰吉丈一郎さんの姿も！
２０１８年１２月２２日 速のジョーⅡ世 １０戦目 辰吉寿以輝ｖｓ平島祐樹
辰吉寿以輝 ９勝６ＫＯ無敗
平島祐樹 ９勝３ＫＯ２敗１分
１Ｒ、平島選手が細かく身体を振りながら、ジャブ～左フックで距離を計る
寿以輝選手は、バックステップでかわしながら左を伸ばす～カウンターの右を狙う！
平島選手効いたか！？下がる平島選手を、寿以輝選手が右ストレートで追いかける～密着から離れ際に右！
一気に寿以輝選手が攻める～下がる平島選手に再び右！
フラフラと廻りこもうとする平島選手に、寿以輝選手は逃がさずにダウンを奪う！
立ち上がった平島選手に、寿以輝選手は右を振るも当たらない～しかし、追い回して左フック！左フック！
必死にクリンチしながら廻る平島選手だが、寿以輝選手が右を振り落とす！ダウン！
平島選手は立ち上がり、寿以輝選手が詰めたところでラウンド終了
２Ｒ、寿以輝選手は焦って倒しにはいかず、左をよく突いていく
平島選手は、よく動きながら右から左を突き出していく
左右に動き廻る平島選手だが、寿以輝選手はジックリ見ながら左フック！
３Ｒ、大きく廻る平島選手に、寿以輝選手は慌てずにジャブ～スッと入って左ボディー！
さらに寿以輝選手が、右ストレート～左フックで攻める！平島選手も返してはいるが、寿以輝選手が打ちまくって右！
とにかく動く平島選手～しかし、ガンガン前に出る寿以輝選手が右ストレート！
一気に寿以輝選手がラッシュ！手が出なくなった平島選手に、レフリーは止めに入る
見事に辰吉寿以輝選手が３ＲにＴＫＯ勝ちで、デビュー以来の１０連勝を飾る！寿以輝選手は 『今年最後の試合やったし、勝ててよかったです。相手はダウンしたことがないと聞いていたので、倒して勝てて良かった。特に焦るつもりもないですが、来年はしっかりランカーに勝ってランキングに入りたいです。少しは成長したと思います』 と話す。寿以輝選手を担当するアリチュエル・アトントレーナーは『もう少しコンビネーションを出すことができたらよかったと思う。すごいスピードで成長しているのは間違いない。これからも練習を頑張っていく』 と話す。
解説の元ＷＢＡバンタム級王者の六車卓也さんも、練習しているコンビネーションは出せていないが手数と攻撃力には合格を出していた。しかし、辰吉丈一郎さんは 『成長は見られる。１回で倒せなかったのはどんくさい。連打とコンビネーションは違う。左が少ない。得意の攻撃パターンをつくらないと。バラバラやもん。４回戦と変わらん。小ぢんまりまとまり過ぎている。面白くない』 と、相変わらずのダメ出しをする。
そして、辰吉寿以輝選手は日本スーパーバンタム級２１位にランクされる～１１戦目は４ヶ月後の２０１９年４月に松浦大地選手との対戦が決まる。寿以輝選手は 『早く試合がしたかったので、決まってよかったです。前回の試合は、練習してきた左と足を使うボクシングが少しは出せたと思います。次ももちろんぶっ倒して勝ちます。左を突いて、足を使うスタイルをもっと極めたい』
１月１１日に父の辰吉丈一郎氏と「ロッキー」シリーズの最新作「クリード２」を観に行ったらしく 『嫁さんは子どもの世話してくれてるからダメなんで、僕から誘いました。まあまあ仲良いんですよ。なんか映画のあと「気持ちわかるわ～」とか、ブツブツ言うてましたけど、誰の気持ちがわかるのか、僕には全くわかりませんでした。また東京でやってみたい。周りのみんながトレーナーみたいでした何位でも入っていた方がいいので、タイトル戦はやりたいですけど、”早く”という気は全然ないです。ちゃんと力をつけてからやないと、イヤですから』 と話す。
★辰吉丈一郎さんの９戦目はビクトル・ラバナレスだった 格闘技blogランキングをクリック⇒
格闘技 ブログランキングへ
にほんブログ村
