観戦記2732 UFC244 ケビン・リーvsグレゴール・ガレスピー | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

昨日(現地2月3日)アメリカのラスベガスでRoad to UFCシーズン2フライ級決勝で、鶴屋怜選手がジー・ニウシュイエを1RにKOしてUFCとの契約を掴んだ!アマチュアで6戦無敗~2021年2月にDEEPでデビュー後も、無敗でパンクラスフライ級王者~2023年5月からRoad to UFCに参戦して、中国、シンガポール、ラスベガスで連勝して見事にUFCとの契約を勝ち取った。UFCのフライ級には15戦無敗の平良達郎選手も参戦中で、フライ級に無敗の日本人選手2人となり堀口恭司選手以来のタイトルマッチも夢ではなくなってきた。平良選手は修斗フライ級世界王者で、鶴屋怜選手はキング・オブ・パンクラスフライ級王者。世界中の団体の無敗の王者が集まってUFC王者を目指すという、色々な格闘技に多くの世界王者がいるがMMAの最高穂であるUFCに各国の王者が育成番組から這い上がっていくというロマン。

アメリカの東海岸にあるRING OF COMBAT(ROC)も、東の人材プロモーションと呼ばれるほど多くのメジャーリーガーを輩出している。元UFCミドル級王者のクリス・ワイドマン、元UFCバンタム級王者のアルジャメイン・スターリングも無敗のROCの王者だった。無敗でUFC参戦してきたグレゴール・ガレスピーも、地域王者だったがROCからUFCに参戦してきた!

 

1987年3月にアメリカのニューヨーク州で生まれたグレゴール・フォルツ・ガレスピーは、アメリカ人の父とドイツ人の母の間に生まれる~幼い頃からレスリングを習い、高校時代はニューヨーク州王者に2度輝くなど238勝11敗~大学時代は、NCAAのディビジョン.1でオールアメリカンに4度選ばれ全国王者に成るなど152勝して勝率9割以上。

大学卒業後にMMAのトレーニングを始めるが怪我などでデビューは遅れて、2014年1月にRing Of Combat.47でデビューしてケニー・ゴートローに1RでTKO勝ち~さらにRing Of Combatで2連勝して、2015年1月のRing Of Combat50でジャスティン・スチュアートを1RにKOしてROC地域ライト級王座を獲得~年6月のRing Of Combat51でも、ジョージ・シェパードを1Rに1本で降しROC地域ライト級王座初防衛に成功~2016年3月のRing Of Combat54では、ジョゼ・マリスカルに1RにTKOで降しROC地域ライト級王座2度目の防衛に成功~6月のRing Of Combat55でも、シドニー・アウトローを判定で降しROC地域ライト級王座3度目の防衛に成功。

UFCと契約し、9月のUFC Fight Night.95でグライコ・フランサに判定勝ち~2017年4月のUFC210でも、アンドリュー・ホルブルックを1R21秒でKOする~9月のUFC Fight Night.116で、ジェイソン・ゴンザレスを2Rに1本で降す~2018年1月のUFC on FOX27でも、ジョーダン・リナルディを1RにTKOで降す~2018年6月のUFC Fight Night.131では、ビンス・ピシャルを2Rに1本で降す~2019年1月のUFC Fight Night.143でも、ヤンシー・メディロスを2RにTKOで降す。

UFCライト級ランキングも11位に上げ、ついにトップ10ファイターであるケビン・リーと対戦!

 

1992年9月にアメリカのミシガン州で生まれた‘モータウン・フェノム‘ケビン・リー(ケヴィン・リー)も高校でレスリングを始め、BJ・ペンvsGSPを観てUFCに憧れ、大学2年の時にMMAに専念する為に大学を辞める~アマではケージズド・ライオン、エリート・フェデレーションでタイトルを取るなどアマ戦績は10勝無敗~2012年3月にInstinct MMAでデビューしリーバイス・ラブリエに判定勝ち~6連勝で、2013年11月にエリック・ムーンを1Rにギロチンチョークで1本勝ちしTWCライト級王座を獲得。

2014年2月のUFC169でUFCに初参戦するも、アル・アイアキンタに判定負けで初黒星~その後は4連勝も、2015年12月のUFC194でレオナルド・サントスに1RでKO負け~しかしその後は4連勝し、2017年6月のUFC Fight Night.112でライト級6位のマイケル・キエーザを1Rで1本勝ちし暫定王座決定戦の切符を掴む~10月のUFC216で、ライト級2位のトニー・ファーガソンとライト級暫定王者決定戦で対戦も3Rに1本負け 『観戦記1456』

2018年4月のUFC Fight Night.128で、ライト級5位のエジソン・バルボーザを5RにTKO勝ち~12月のUFC on FOX.31で、ライト級8位のアル・アイアキンタに判定負け 『観戦記2063』

 

ウェルター級に上げ、2019年5月のUFC Fight Night.152でウェルター級3位ハファエル・ドス・アンジョスと対戦も4Rに1本敗け 『観戦記2421』

 

お互いにレスリングがベースだが、実績はオールアメリカンに4度選ばれているグレゴール・ガレスピーが完全に上。負けを知らないガレスピーが、一気にトップ10ファイターを喰ってランキングを奪うか!?2年前にはライト級暫定王座決定戦に出場したケビン・リーが、連敗を止めて再び王座戦への足掛かりを掴めるか!?

 

2019年11月2日 UFC244 ケビン・リーvsグレゴール・ガレスピー

 

ケビン・リー 17勝5敗 ライト級10位

 

グレゴール・ガレスピー 13勝無敗 ライト級11位

 

1R、ガレスピーが、勢いよくパンチをガンガン伸ばしていく

 

リーもパンチを返すと、ガレスピーはタックル!リーはスッとかわす~パンチを遠く出し合うが、リーのワン・ツーが届く!

 

お互いにスピードあるジャブで、鼻から出血をする~ガレスピーは、廻りながら蹴りも混ぜる

 

ガレスピーの右ストレートに、リーは左フックを被せる!

 

お互いに引かない~リーの右ボディーに、ガレスピーは左フックを返す!

 

ガレスピーが左を伸ばすも、リーはヘッドスリップしながら右クロス!


 

ガレスピーは効いたか!?バランスを崩したところに、リーが左ハイキック!

 

吹っ飛んだガレスピーは意識が飛んでいるか!?

 

リーの追撃にレフリーは飛び込んで止めに入る!

 

MMAで、これほど綺麗にクロスカウンターが極まり~流れるようにハイキックで吹っ飛ばすインパクトあるKO劇。ケビン・リーは、この試合の2ヶ月後に復帰が予定されるコナー・マクレガーとの対戦に 『ポール・フェルダーが闘いを探していることは知っている。彼らは1月18日に、まだ設定されていないコナー・マクレガーの誰かを探している。彼らは 『カウボーイ』 について話しているが、契約は結ばれていない。わからない。多くのオプションがあります。私は彼に電話すらしません。 「私はダナ・ホワイトに電話してこの戦いをするように頼むつもりはない。なぜなら私はそれを知っていて、スポーツをフォローしている人なら誰でも私がそれを打ち負かすことを知っているからだ』 と話す。

このKOでリーはパフォーマンス・ザ・ナイトに選ばれファイトマネー+5万$を稼ぐ。そしてリーは、ライト級ランキングを8位に上げるが、マクレガーの復帰戦はドナルド・セラーニに決まり、ケヴィン・リーは4ヶ月後の2020年3月開催UFC Fight Night.170でライト級13位のチャールズ・オリヴェイラと対戦。初黒星となったグレゴール・ガレスピーはランキングを1つ落とし、コロナ禍もあり1年7ヶ月空いて2021年5月のUFC on ESPN.24でライト級12位のディエゴ・フェレイラと対戦。

 

★ケビン・リーの弟キース・リーはBellatorと契約 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村