観戦記2719 世界前哨戦! 比嘉大吾vsナワポン・カイカンハ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

12月のビックイベントが素晴らしかっただけに、1月は格闘技全般が寂しい・・・・それでも今年は、1月23日にWBAスーパー&WBCライトフライ級王者寺地拳四朗vs元WBAライトフライ級王者カルロス・カニサレス、WBAフライ級王者アルテム・ダラキニャンvsユーリ阿久井政悟が開催される。さらに2月には、WBAバンタム級王者の井上拓真選手が元IBFスーパーフライ級王者のジェルウィン・アンカハスと防衛戦。元2階級制覇王者の中谷潤人選手が、WBCバンタム級王者アレハンドロ・サンティアゴに挑戦する!

拳四朗選手もフライ級に上げる可能性もあるし、2月にバンタム級王座戦勝った同士のWBAとWBCの統一戦はあるのか!?と、こういう線になる興行は想像を掻き立てられ楽しい。さらにバンタム級ではWBA1位の石田匠選手、元東洋太平洋スーパーバンタム級王者の元日本王者の堤聖也選手、WBOアジア王者の西田凌佑選手がいる戦国模様。

そして、元WBCフライ級王者の比嘉大吾選手もバンタム級での世界王座挑戦を狙い待っている!

 

1995年8月に沖縄の浦添市で生まれた比嘉選手は、野球少年だったらしいが高校からボクシングを始める~高校卒業後はオリンピック日本代表選手を目指して大学進学を希望するが、具志堅用高さんから実家にスカウトの電話が入りプロ転向を即決。2014年6月にデビューし、セーンゲン・サックナロンを1RでKOする。

 

タイ人、フィリピン人、フィリピン人をKOして6連続KOまで伸ばす。そして、2015年7月に敵地タイでコンファー・CPフレッシュマートとWBCユース・フライ級王座決定戦を行い7RにKOして王座獲得~初防衛戦は、2015年11月にフィリピンのレンレン・テソリオを10RでTKO~2度目の防衛戦は、2016年3月にロメル・オリベロスを2RでTKO 『観戦記1311』 そして、7月に東洋太平洋フライ級王者のアーデ ン・ディアレを4RでKOし王座獲得 『観戦記1158』 初防衛戦でフィリピンのフェリペ・カグブコブJrを4RにKOして初防衛に成功 『観戦記1312』さらに2017年2月の世界前哨戦でフィリピンのディオネル・ディオコスを4RにTKO勝利 『観戦記1294』 そして、5月に計量オーバーで王座を剝奪されたファン・エルナンデスとWBCフライ級王座決定戦で争い6RにTKO勝ちで王座栄冠 『観戦記1319』

 

10月には、WBC5位のトム・マソンを7Rに心ごとTKOで沈め初防衛に成功 『観戦記1391』2度目の防衛戦は、2018年2月に地元の沖縄でWBC8位のモイセス・フエンテスを1RでKO 『観戦記1424』 浜田剛史さんの15連続KOに並ぶ~そして、2018年4月に新記録を賭けてWBC2位のクリストファー・ロサレスと3度目の防衛戦も・・・・前日計量でフライ級リミットの50,8kgを900gオーバーして王座剝奪~当日の上げ幅を55.3kgに設定されて試合は開催されるが、9Rにセコンドからタオルが投げられTKO負け 『観戦記1441』

JBCより無期限の出場停止と復帰の際には1階級以上のアップの処分が降され、比嘉選手は自暴自棄な生活を送ったらしく体重も68kgぐらいまでいったらしい 『1回世界チャンピオンにもなれたし、もういいかな・・・ボクシングを辞めるつもりでいました。月に使っている金額と収入が合わなくて、このままじゃ破産するって言われて。じゃボクシングをやろうかと』そして、2020年2月に2年振りの復帰戦でフィリピンバンタム級13位のジェイソン・ブエナオブラを6RにTKOで降す 『観戦記1896』

しかし、所属ジムで師事していた野木トレーナーがジムを辞めた事もありモチベーションが上がらずに引退を口にする・・・・が!野木トレーバーが所属するAmbition Gymに移籍し、高校時代に2戦2敗だった堤聖也選手とドロー 『観戦記2064』 大晦日にWBOアジアパシフィックバンタム級王者のストロング小林佑樹選手に挑戦し、5Rにアッパー連打でKOして王座栄冠 『観戦記2081』

 

2021年4月に、3年2ヶ月振りの沖縄凱旋試合となる初防衛戦でWBOアジアバンタム級5位の西田凌佑選手と対戦も大差判定負け 『観戦記2251』

 

2022年7月にバンタム級契約で、フローイラン・サルダールに大苦戦も2-1の判定勝ち 『観戦記2426』

 

11月にバンタム級契約で、ペットソンセン・ロンリアングリーラ・コーラに判定勝ち~2013年6月に、WBAスーパーフライ級3位のシリチャイ・タイイェンを4RにKOで降す 『観戦記2610』

 

そして、挑戦者決定戦にしてもよさそうな対戦相手は!WBCバンタム級5位のナワポン・カイカンハ!

 

1991年5月にタイのナコーンラーチャシーマー県で生まれたナワポン・カイカンハ(ナワポン・ソー・ルンビサイ)は、兄に元WBCスーパーフライ級王者のスリヤン・ソー・ルンビサイ、弟にパリ―ヤ・カイカンハがいるボクシング一家。タイなのでムエタイをしたであろうが、2009年8月に19歳でボクシングでもデビューして後のWBCスーパーフライ級王者シーサケット・ソー・ルンビサイとドロー~その後は5連勝4KOして、2011年10月にアルワイ・アルハブシーを3RにTKOで降しWBCアジアフライ級王座を獲得。

2012年1月に、レイ・メグリニョを判定で降しWBCアジア王座初防衛に成功~10月に、ノエル・アデルミタを5RにKOして2度目の防衛に成功~2013年1月に、ロニー・レックスダロットを8RにTKOで降しWBCアジア王座3度目の防衛に成功~3月にも、ジョアン・インペリアルを4RにKOしてWBCアジア王座4度目の防衛に成功~7月に、ロケ・ラウロを判定で降しWBCアジア王座5度目の防衛に成功~10月にも、ウィルバー・アンドガンを3RにKOしてWBCアジア王座6度目の防衛に成功~2014年2月に、チュワン・シュソンを4RにTKOで降しWBCアジア王座7度目の防衛に成功~4月には、マイケル・ランデロを3RにKOしてWBCアジア王座8度目の防衛に成功~7月にも、ジェイアール・エスティリモスを7RにTKOで降しWBCアジア王座9度目の防衛に成功~10月に、ドニー・マバオを4RにTKOで降しWBCアジア王座10度目の防衛に成功~11月にも、マテオ・ハンディグを5RにKOしてWBCアジア王座11度目の防衛に成功~2015年2月に、パウエル・バラバを5RにKOしてWBCアジア王座12度目の防衛に成功~4月には、ディオン・アレマを5RにKOしてWBCアジア王座13度目の防衛に成功~7月に、ウィリアン・アグバニエルを2RにKOしてWBCアジア王座14度目の防衛に成功~11月に、パウルス・バランサノを4RにKOしてWBCアジア王座15度目の防衛に成功~2016年1月に、ヘリ・アモルを6RにKOしてWBCアジア王座16度目の防衛に成功~3月には、ゲボイ・マンサラヤオを4RにKOしてWBCアジア王座17度目の防衛に成功~5月にも、マクレア・ガンディオンコを3RにKOしてWBCアジア王座18度目の防衛に成功~7月に、ロケ・ラウロを6RにTKOで降しWBCアジア王座19度目の防衛に成功~防衛戦の間にも度々ノンタイル戦もこなし、2017年3月にファン・エルナンデスのWBCフライ級王座に挑戦も3RにTKO敗け。

7月に再起し、フランス・ダムール・パルエを7RにKOしてWBCアジアコンチネンタルスーパーフライ級王座を獲得~ノンタイトル戦を3連勝3KOし、2018年4月に元IBFフライ級王者のアムナット・ルエンロエンを5RにTKOで降しWBCアジアコンチネンタル王座の初防衛に成功~7月には、ヨドシンデン・ジョーチャイジンダを判定で降しWBCアジアバンタム級王座を獲得~11月に、リチャード・クラベラスを4RにTKOで降しWBCアジア王座初防衛に成功~2019年5月に、元WBCフライ級王者のソニー・ボーイ・ハロを7RにKOしてWBCアジア王座2度目の防衛に成功~2019年9月に、パトリック・リュホトを6Rに棄権に追い込みWBCアジア王座3度目の防衛に成功~2020年7月に、スラデッチ・ルハシリを4RにKOしてWBCアジア王座4度目の防衛に成功~王座を返上し6連勝6KOして、2022年8月に元WBCライトフライ&フライ級暫定王者のコンパヤック・ポープラムックを5RにTKOで降す~10月に、WBCバンタム級王座挑戦者決定戦でジェイソン・マロニーと対戦も判定敗け。

直ぐに再起して2連勝2KOし、2023年8月にWBCバンタム級王座挑戦者決定戦に挑むもビンセント・アストゥロラビオに11RでTKO敗け。

 

バンタム級では実績で勝るナワポン・カイカンハに対し、世界王座陥落から5年が経ってしまった比嘉選手が世界戦を手繰り寄せる闘いを魅せられるか!?挑戦者決定戦でもいいぐらいの、WBO5位の比嘉選手とWBC5位のサバイバルマッチ!

 

2023年12月31日 世界前哨戦! 比嘉大吾vsナワポン・カイカンハ

 

比嘉大吾 20勝18KO2敗1分 WBOバンタム級5位

 

ナワポン・カイカンハ 58勝48KO3敗1分 WBCバンタム級5位

 

1R、比嘉選手が前後左右に細かく動きながら、下から左を突き上げるがナワポンもガード固い

 

アップライトな構えで、前に出てくるナワポン~比嘉選手は低い体勢で動き廻り左アッパー!

 

単発なナワポンに、比嘉選手は上下に打ち分けていく

 

2R、比嘉選手が手数多く上下に打ち、ナワポンを下げさせていく

 

しかし、体格で勝るナワポンが押し込んでくる~比嘉選手はボディーを当てながら抜けていく

 

比嘉選手が、低く頭を付けて押していく~ナワポンはボディーを嫌がっているか!?

 

R、比嘉選手が、さらにペースを上げて回転力ある連打!

 

ナワポンも頭を付けてのボディーの打ち合いに応じ、比嘉選手をロープに追い込みアッパー連打!

 

比嘉選手も頭で押していきボディーも、ナワポンは空間をつくりながら左フックをダブル!

 

4R、両者ともゴングと同時に仕掛ける~比嘉選手が右ストレート~アッパー!

 

一気に比嘉選手がラッシュも、ナワポンは効いてない!と、前に出るも比嘉選手の右!

 

それでもナワポンは前に出てくるが、パンチは出てこなく比嘉選手が押し込み連打!

 

なんとか廻ったナワポンも、比嘉選手は逃がさず右!

 

さらに比嘉選手が、右アッパーから左ボディー!

 

ナワポンは悶絶!これは立てないか!?

 

レフリーは10カウントを数え、比嘉選手はコーナーに駆け上がる!

 

見事に4RにKO勝ちで、比嘉選手が世界前哨戦を制す!比嘉選手は笑顔で 『効かされたんですけど・・・良かったです、勝てて。貰って自分も当てて盛り上がるんですけど、もうちょっと綺麗に勝ちたいですね。大きな試合出来るように準備して仕上げていきたいです。世界戦お願いします』 と切望する!

今回も体格では1回り違うナワポンを圧倒してボディーで倒したので、8月には29歳となる比嘉選手にチャンスは無いのだろうか!?WBAの井上拓真選手はジェルウィン・アンカハスの後は石田匠選手が待っているし、WBC王者のアレハンドロ・サンティアゴは中谷潤人選手の挑戦を受ける、IBFがエマヌエル・ロドリゲス、WBOがジェイソン・マロニーなので日本には来てくれそうもない。海外でファイトマネーは落ちても挑戦を選ぶしかないのだろうか・・・

 

井岡選手がエストラーダ、比嘉選手がマロニーのW王座戦をアメリカで! 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村