観戦記2717 NEXT MONSTERデビュー2戦目 堤駿斗vsペテ・アポリナル | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

ボクサー初の国民栄誉賞を!と言いたくなる、2階級での4団体統一を果たした井上尚弥選手 『観戦記2714』 本場アメリカでもスポーツ専門局ESPNの男子年間最優秀選手、ザ・リング誌の2023年最優秀選手、ボクシングサイトのボクシングシーンでも2023年間最優秀選手に選ばれた!スポーツ総合誌のスポーツイラストレイテッドはデビン・ヘイニー、スポーツ専門紙のスポーティングニュースはテレンス・クロフォードを選んでいるが、全員4団統一王者選手。

そんな井上尚弥選手は、アマチュアでも高校生初の7冠制覇もロンドン五輪アジア予選準優勝でオリンピック出場はならず19歳でプロデビュー。高校生で社会人も参加する全日本選手権で優勝、世界選手権でベスト16を果たした井上選手だが、‘日本アマチュアボクシング最高傑作‘と呼ばれた堤駿斗選手も高校6冠、世界ユース選手権を日本人初、しかも高校生で制しプロデビューしたのがアマチュア13冠の‘NEXT MONSTER‘堤駿斗選手!

 

1999年7月に千葉県千葉市に生まれた堤駿斗選手は、幼少時から極真空手~小学校5年生からキックボクシングを習い、キックボクシングの神童・那須川天心選手と幼馴染で一緒の道場だったらしい~中学2年生からボクシングに専念して、全国U―15、全国アンダージュニア大会で優勝~習志野高校時代には、井上尚弥選手も取れなかった世界ユース選手権を日本人で初の優勝などフライ級&バンタム級で11冠~東洋大学ではフェザー級で全日本選手権優勝も、東京オリンピックは予選敗退。

そして2022年7月に、23歳の誕生日翌日にプロデビューして東洋太平洋フェザー級5位のジョン・ジェミノを判定で降す 『観戦記2428』

 

そして、またも井岡一翔選手のアンダーカードで対戦するのは前東洋太平洋スーパーバンタム級王者のペテ・アポリナル!

 

1995年4月にフィリピンのマニラのマカティ市で生まれた‘Thunder(雷)‘ペニテンテ・ゲスモンド・アポリナルⅡは、2014年5月にフィリピンのセブ島でデビューしてソニー・バサニェスを2RにTKOで降す~さらに4連勝2KOするも、2015年6月にジョー・サンティシマに1RでKO敗け~直ぐに再起して9連勝5KOし、2021年7月にジェスレイ・ワミレスとの東洋太平洋フェザー級王座決定戦を12RにTKO勝ちして王座栄冠。

11月には、カン・ジョンスンのWBOオリエンタルフェザー級王座に挑戦も8RにTKO敗け~2022年4月に、東洋太平洋スーパーバンタム級1位のジュンリエル・ラモナルと東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦で対戦し10RにKO勝ちして王座栄冠 『観戦記2416』

 

8月に初来日し、東尾太平洋14位の武居由樹選手の挑戦を受けるも5RにTKO敗け 『観戦記2695』

 

デビュー戦では、薄いグローブに両拳を痛めてしまいKOできなかったと悔やむ堤選手。アポリナルは前戦で元K-1スーパーバンタム級王者の武居由樹選手に5回TKO負けし、堤選手は武居選手と比較されることを覚悟し 『5回より早く倒すのが理想』 と対抗心を燃やす!

 

2023年12月31日 NEXT MONSTERデビュー2戦目 堤駿斗vsペテ・アポリナル

 

堤隼駿斗 1勝無敗 アマチュア13冠

 

ペテ・アポリナル 16勝10KO3敗 前東洋太平洋スーパーバンタム級王者

 

1R、ジックリ構える堤選手に、アポリナルは素早く左を伸ばしていく

 

堤選手も左を伸ばしながら、アポリナルのパンチをかわしていく~ワン・ツーのストレートはボディーへ!

 

2R、アポリナルも、軽快に廻りながら左を伸ばす

 

堤選手から、接近戦で打ち合っていく~堤選手が左ボディー!

 

3R、堤選手が細かく動きながら、左右のボディーを入れていく~勢いよく打ってくるアポリナルに、堤選手が右クロス!

 

それでもガンガン入ってくるアポリナルに、堤選手がカウンターの右ショート!

 

さらに堤選手が左右のボディーでアポリナルを下げさせるが、アポリナルまだまだ振り回してくる

 

4R、堤選手から仕掛けていく~アポリナルが低く打ってきたところに、堤選手が右アッパー!

 

アポリナル効いた!ズルズル下がったところに、堤選手が追いかけ連打!

 

アポリナルが必死にクリンチし、堤選手がアポリナルの背中を打ってしまい中断~アポリナルは回復し動くも、堤選手が着実に捕えていく

 

5R、アポリナルから打ち合いにいく~引いた堤選手に、右アッパーから左フックをダブル!

 

頭を付けて展開だと、アポリナルがフックからのアッパーを鋭く打つ

 

堤選手が誘っておいて、アポリナルの打ち終わりに右を打ち降ろす!

 

6R、鼻血も出た堤選手は、詰めながらも慎重になる~アポリナルの左に、よく見ながら右のカウンター!

 

当ててはいるが、なかなかダウンを奪えない堤選手~アポリナルの左フックをガードし、左フックを返す!効いた!

 

アポリナルは必死に立っているが、堤選手の追撃もクリーンヒットはしていないがダウン!

 

立ち上がったアポリナルに、堤選手が極めにいくが焦って当たらない

 

7R、倒しにいく堤選手も、やはり焦ると的中率が悪いか

 

離れるとパンチが当たらないアポリナルは、くっついていきアッパー連打!しかし、堤選手が打ち終わりに左フック!

 

8R、堤選手が細かく当てていくが、アポリナルは諦めずに振り回してくる

 

最後まで両者打ち合う~堤選手が効かせるが、倒すことは出来ずに試合終了

 

判定は、79-72 80-71 80-71 大差判定3-0で堤駿斗選手の勝利!堤選手は

『判定になってしまいましたが、とりあえず勝つことができてホッとしている。自分が思っていたよりパンチを貰う展開があった。効かせた後に、大振りになってしまって、倒し切れなかったのが反省点。力まずにコンパクトにパンチを当てていけば、TKOで勝てたと思う。自分の経験の無さが出てしまった。来年は何かしらのタイトルマッチをやりたい』と話す。

試合前にはメインに出場の井岡選手とともに、約1ヶ月間アメリカのネバダ州ラスベガス合宿を敢行。井岡選手や森選手を教えるキューバ系米国人のイスマエル・サラスに師事し、約60ラウンドのスパーリングを実施 「米国合宿で学んだことはすごく出た」 と上下の打ち分けなどには手応えを感じ、次戦は清水聡選手が返上した東洋太平洋フェザー級王座決定戦で3戦連続のフィリピン人となるジョー・サンティシマと5ヶ月後の2023年5月に対戦。

 

3歳下の弟である堤麗斗選手も世界ユース選手権ライト級で優勝 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村