観戦記2716 KS‘ FESTA.3 武尊vsペッダム・ペットギャットペット | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD鑑賞》

 

2024年になり、1月24日にはエディオンアリーナ大阪でPrime Video Presents Live Boxing 第6弾、2月24にも両国国技館でPrime Video Presents Live Boxing 第7弾が開催される!RIZINも2月24日に、佐賀でRIZIN LAND MARK.8、3月23日に神戸でRIZIN.46が開催される。キックボクシングでは、KNOCK OUTは6月に国立代々木第二体育館が発表になっていて、K-1は恒例の3月開催K‘FASTAは開催されず、3月20日にK-1 WORLD MAXを国立代々木第一体育館で開催する!‘K-1 WORLD MAX‘というタイトルには興奮ものがあるが、新生K-1最大のビックマッチK‘FESTAが開催されない衝撃のほうが強い。

2018年3月に初開催されたK‘FESTA.1ではK-1スーパーフェザー級王者決定トーナメントが開催され、武尊選手がK-1スーパーバンタム級、K-1フェザー級に続きスーパーフェザー級王座も栄冠して3階級制覇を達成 『観戦記1598』 2019年のK‘FESTA.2でも、メインは武尊選手がラジャダムナンフェザー級王者のヨーキッサダー・ユッタチョンブリーを2RにKOで降す 『観戦記1910』

まさに新生K-1の中心は武尊選手なんだと感じさせるが、コロナウィルスが発生して大混乱が起き開催中止要請が出る中で開催されたK‘FASTA.3も武尊選手がメインを務める!

 

1991年7月に鳥取県米子市で生まれた‘ナチュラル・ボーン・クラッシャー‘世川武尊選手は小学2年生でK-1に憧れ空手を始め(テレビで観て憧れた1999年大会の東京ドームは、後の師匠になる前田憲作さんも出ている)高校はボクシング部がある学校を選ぶも、わずか3ヶ月で退学~K-1甲子園に出場する目的で、通信制の高校に再入学。アルバイトで貯めたお金でタイへ練習に行くなどしながら、アマチュア大会で経験を積む。2009年に、念願のK-1甲子園関西大会に出場するも2回戦で敗退~高校を卒業後に上京してチームドラゴンに入門。2011年9月のKrush.12でデビューし、鎌田裕史選手を2RでKO~その後も4連勝3KOするが、2012年6月のKrush.19で京谷祐希選手に1RにKO負け。9月に結城将人選手に判定勝ち~10月に鈴木優也選手を2RにKOする~12月のKrush.25でも、榊克樹選手を1RでKO~2013年1月のKrush.26からの58kg級王座決定トーナメントで八神剣太選手を1RでKO~3月のKrush.27で鈴木雄三選手に判定勝ちで決勝進出~5月のKrush.28で寺戸伸近選手と決勝も、判定勝ちし王座獲得 『観戦記492』  

Krush.30でイ・ソルビンを2RでKO~Krush.35でも後藤勝也選手を1RでKO~2014年3月のKrush.39で神戸翔太選手に判定勝ちし、Krush.58kg級王座の初防衛に成功 『観戦記753』 8月のKrush.44でも、鈴木雄三選手に判定勝ちして2度目の防衛に成功。

そして、2014年11月に念願の復活したK-1で大雅選手を3RでKO~2015年2月のKrush.51では、大滝裕太選手を判定で降しKrush58kg級王座の3度目の防衛に成功~2015年4月のK-1 55kg級初代王座決定トーナメントでは、1回戦でアレクサンダー・プリリップを2RでKO~準決勝では瀧谷渉太選手を1RでKO~決勝では大雅選手に判定勝ちし、K-1 初代55kg級王者に輝く 『観戦記856』

 

7月のK-1でもハキム・ハメッシュに判定勝ち~11月のK-155kg級王座初防衛戦では、チャールズ・ボンジョバーニを2RでKOして初防衛に成功 『観戦記1017』そして、那須川選手に挑戦を叩きつけられる~大晦日にはRIZINに出陣し、ヤン・ミンを2RでKOする~2016年4月のK-1でも、ヨーセンチャイ・ソー.ソーピットを3RでKO~6月のK-1でも小沢海斗選手に判定勝ち。ここでチームドラゴンからの大量離脱騒動があり、所属がKRESTになる~K-1 スーパーバンタム級王座(55kg)を返上して、11月のK-1フェザー級王座決定トーナメントに参戦~1回戦で、ジェイミー・ウィーランに判定勝ち~準決勝ではユン・チーを2RにTKOで降す~決勝では小澤海斗選手に判定勝ちし2階級制覇

 

2017年4月のK-1でもビクトー・サラビアを3RでKO~6月のK-1でブバイサ・パスハエフを3RでKO~9月のK-1でもワン・ジュングァンを判定で降す~そして、3月のKS‘FESTでは大雅選手のK-1スーパーフェザー級王座に挑戦してK-13階級制覇を狙うハズだったが・・・・大雅選手の所属するTRY HARDジムの契約違反?で大雅選手のK-1王座は剥奪となり、新王者決定トーナメントが開催される!

1回戦では、ギリシャのスタウロス・エグザコスティディに判定勝ち~準決勝ではKrush60kg級王者の郷州征宜選手を1RでKO~決勝では、BLADE61kgトーナメント優勝の小宮山工介選手に判定勝ちしてK-1 3階級制覇 『観戦記1598』

 

9月にK-1でダニエル・ピュータスを1RでKOして~12月に、挑発されまくった皇治選手の地元大阪でK-1スーパーフェザー級王座の挑戦を受けて判定勝ち 『観戦記1890』

 

そして、リング上で切なすぎる那須川選手へというか格闘技界へのメッセージを返す~2019年3月のKS‘FESTA.2で、ラキャダムナンフェザー級王者のヨーキッサダー・ユッタチョンブリーを2RにKOする 『観戦記1910』

 

しかし、拳を怪我して8ヶ月空いて11月のK-1で、村越優太選手に判定勝ち。

 

そして、新生K-1年間最大のイベントK‘FASTAに3回連続でメインに出場!対戦するのは、ISKAライト級王者のアダム・ブアフフ!

 

しかし・・・コロナウィルスの蔓延で来日ができずに対戦は中止。

 

急遽、3日前に発表された対戦相手は元BBTVフェザー級王者のペッダム・ペットギャットペット!

 

1995年8月にタイのチョンブリーで生まれたペッダム・ペットギャットペットは、パンチとヒジ打ちを得意にし、ウ当たれても前に出る気持ちの強さが売りのファイトスタイルで 「タケルはパンチと気持ちが強そうだから、打ち合ってみようと思っている」と話し、3日前の緊急参戦にも 『確かに急遽のオファーだったがK-1という舞台は前から知っていたのでオファーが来て嬉しかった。やはりK-1は非常に大きい興行で、みんなが試合をしたいと思う大会だと思っている。以前中国でヒジなしルールで戦った時はやりづらさを感じた。普段はパンチと蹴りを多用していくスタイル。今回はヒジと組み付きが禁止なのでそれに合わせて戦うが、K-1ルールの試合でも打ち合おうと思っている。パンチも強いし怖い選手だと思う。もちろんディフェンスもするけど、自分は武尊と打ち合うよ』 昨年のK‘FESTAでの武尊vsヨーキッサダー戦を観て 『あの試合を見てタケルはちょっと足が弱いんじゃないかと思っている。ローキックは大事になるだろう。そのうえでパンチも出していくよ』 話す。

 

ペッダムは、ヨーキッサダーは自分よりも階級が下の選手で自分はもっと上の階級で戦っている。その点でも勝てるという自信を持っている。と自信を見せ、武尊選手は那須川選手との対戦を見据えながら、K-1を背負うK‘FESTAの3年連続のメインを締める!

 

2020年3月22日 KS‘ FESTA.3 武尊vsペッダム・ペットギャットペット

 

武尊 39勝23KO1敗 K-13階級制覇

 

ペッダム・ペットギャットペット 92勝15KO46敗2分

 

1R、お互いにドッシリと構える~ペッダムが右ミドルを蹴る!

 

細かくローを蹴る武尊選手に、ペッダムは左からロー~武尊選手は力強い右フック!

 

前に出てくるペッダムに、武尊選手はインロー~ペッダムの左ミドルも腕で捌く

 

武尊選手が、インローを当てながら前に出ていきパンチの連打!

 

さらにインローを効かせていく武尊選手!ペッダムは前蹴りで突き放そうとするも、武尊選手はしつこくローを蹴る~ペッダムはバランスを崩しだす

 

ペッダムが廻りながら右ミドルも、武尊選手は構わず右ストレート!

 

ペッダム効いた!さらに武尊選手の連打~右フック!ペッダムは膝を着きダウン!

 

ペッダムが立ち上がったところで、ラウンド終了のゴング

 

2R、ペッダムはローが効いているからか、ゴングと同時に出ていきハイキック!

 

さらに右ストレートが交差するが、カスッたのはペッダム

 

至近距離でパンチの応酬~ペッダムはテンカオを入れる!さらにペッダムが強く出てきて振ってくる!

 

ペッダムが左を振り回すも、武尊選手は狙って右を被せにいく!

 

武尊選手のパンチは、明らかに後頭部へのラビットパンチ!レフリーもしっかり見ている!

 

当然、効いたペッダムに武尊選手がラッシュ!実況まで後頭部効いた!と、凄まじい解説・・・・武尊選手が回転力ある連打!

 

完全に流しているレフリーは、打たれ続けるペッダムを見ている

 

崩れ落ちるペッダムに、ようやくレフリーは止めに入る

 

2Rに武尊選手がKO勝ちだが、勝負を分けた武尊選手の右は微妙というよりラビットパンチだよなぁ・・・この時は那須川天心選手からの対戦要望に対し、K-1側が条件を付けて実現が難しいと云われている時期。

武尊選手は 『たくさんの応援ありがとうございました。今回ダブルタイトルマッチなくなりましたが、僕はタイトルマッチ、スーパーファイト関係なく試合内容で見ている人たちにパワー与えられたらと思って試合をしていますので、応援してくれる皆様のおかげで勝つことが出来たと思っています。大変な事っていっぱいあると思うんですけど、格闘技は本当に人にパワーを与えられるスポーツだと思っていて。こんな状況だからいろんなこと言われますけど、格闘技って凄いスポーツだと思うので、格闘技でもっとたくさんの人にパワーを与えたいと思います。本当は言うなと言われていたんですけど・・・・団体とか関係なく、日本中世界中もっとでっかくもっと元気にしていきたいし、もっとパワーを与えていきたい。でも、たくさんの人の応援があってこことですので格闘技全体を応援してもらって、必ずデカい大会やりますので、そのときはK-1とか他団体とか関係なく、みんなで応援してみんなでパワーもらって帰って下さい。それに向けてがんばります』そして恒例の 『K-1最高』 では無く 『格闘技最高!』 と叫ぶ。

バックステージでコロナ禍での無観客での開催要請にも 『K-1が最高という気持ちは変わらないんですけど、今この状況だからこそ格闘技が人に与えられるパワーは凄いと思うんです。他のスポーツ、娯楽もありますけど、格闘技は痛みが伝わるから、苦しさを乗り越えて勝つっていうのが一番分かりやすく見える。そのパワーを格闘技界全体で伝えたい。今回、無観客にしろっていう意見もあって。いろんな意見があると思います。ただ僕はお客さんの声援が力になる。気持ちが高まっていい試合ができるんです。だから良い悪いは別にして、お客さんがいてくれてよかったっていうのが率直な気持ちです』 と話す。

 

★武尊選手の次戦は1年後のK‘FESTA.4でレオナぺタスと 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村