観戦記2640 K-1スーパーライト級王座戦 安保瑠輝也vs不可思 | 人生マイペンライ

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K-1~RIZINに参戦中の平本蓮選手が 「誰も理解してくれない世の中にもう疲れた 家族だけがいつもわかってくれた こんな世界に本当に疲れた もう自分は退こうと思う」「強がるのに疲れてしまった」「何も後悔はない 新しい人生をこれから迎えることになる」「死にたくないから退くことを選んだ」 などをSNSに書き込み引退をほのめかした。これに対し、K-1から因縁があり同じくL-1~RIZINに参戦している安保瑠輝也選手が 『人のこと散々煽っといて、結局勝負すらせんのか?お前はほんま口だけやな。お疲れ様』 とコメントしていた。K-1では当初は階級が違い1度も対戦がなかったが、平本選手の引退も?だが、平本選手はMMA選手として急成長中なので復帰を期待したい。

安保選手のRIZIN初参戦は、2023年5月のRIZIN.42でキックボクシングルールにて42歳のプアカーオ・パンチャメークとドロー。安保選手とタイ人というと、日本人で4人が超えたゲーオ・ウィラサクレックに唯一2勝している。

 

1995年10月に兵庫県姫路市で生まれた安保三兄弟の次兄‘デモリッションマン‘安保瑠輝也選手は、関西の極真空手では安保三兄弟で有名だったらしい~3兄弟で獲得したトロフィーは120本以上になるらしい。元々K-1に憧れていたのもあり、顔面ありのグローブ空手に転向~2010年4月に拳の会のアマキックで勝利~2011年7月のWINDY SUPER FIGHTで、森田蓮選手を判定で降し55kg級王座獲得~8月のムエロークでデビューも、白鳥大珠選手に判定負け~2012年8月のKrush.22で平塚大士選手に2RにKOされる~11月のKrush-EXで加藤港選手に判定勝ち~2015年2月のKrush.51で細越智貴選手に判定勝ち~ヒザの負傷でブランクを作る。

そして、関西から出て神奈川県のTRY-HARDジムに移籍する~2016年8月のKrush.68名古屋大会で岩崎悠斗選手に延長1-2で判定負け~11月のK-1では東本央貴選手に大差判定勝ち~そして、2017年2月のK-1ではリザーブファイトながらも強烈なインパクトを残す二段蹴りでMAキック二階級制覇の水町浩選手をKO!7月のKrush.77では中国のドン・ザーチーを、1Rに見事な飛びヒザでKO 『観戦記1350』 11月のKrush.82では恭士郎選手に判定勝ち~2018年2月のKrush.85でゴンナパー・ウィラサクレックとKrush63kg王座挑戦者決定戦が決まるも、所属するTRY HARDジムとK-1&Krush側が契約上でトラブルがあり中止・・・・

その後、TRY-HARDジムを離れ、弟の安保璃紅選手と自らのジム 「ALL-WINジム」 所属になり6月のK-1に参戦し、1度は流れたゴンナパーと対戦も2RにKO負け~しかし、9月のK-1で林健太選手を3RにKOする

 

そして、階級をスーパーライト級(65kg)に階級を上げて12月のK-1では元Krush2階級制覇王者の山崎秀晃選手を4RにKOする~さらに3月のKS‘FESTA.2では、K-1スーパーライト級トーナメント準優勝の佐々木大蔵選手に判定勝ち~2019年6月に、K-1スーパーライト級王者のゲーオ・ウィラサクレックに挑戦し延長判定勝ちで王座獲得 『観戦記1998』

 

12月の初防衛戦で、ゲーオ・ウィラサクレックとの再戦も延長判定勝ちで初防衛に成功。

 

そして2度目の防衛戦で対戦するのは、元KNOCK OUTスーパーライト級王者の不可思選手!

 

1991年6月に福岡で生まれた不可思選手は、父親がお寺の住職仏教の修行でタイに行っている時に現地タイ人女性と結婚~本名は 「水谷深」 らしいが「不可思」は、御経の一節で”計り知れない”という意味がある「南無不可思議光」からきているらしい。

1年で高校を中退した後、タイでムエタイの修行しラジャダムナンスタジアムなどで3戦無敗。名古屋のThe Boby BOXから、2008年8月のK-1甲子園で水戸一雄選手を2RにKOしてデビューを飾る~2009年5月に小浪裕太選手に判定勝も、8月に中務幸信選手に1RでKO負け~10月に、NAGOYA KICKで村上隆史選手に判定勝ち~12月の、大和ジム40周年&名古屋JKF20周年記念興行で大和大地選手に判定負け~2010年5月に、瞬太選手に判定勝ち~7月に元貴選手に判定勝ち~9月に、久世秀樹選手に判定勝ち~12月に、梅原ユウジ選手に3RでTKO勝ち~2011年2月にRISE74に参戦し、永井健太郎選手を1RでKOする~その後も名古屋を中心に活躍し、4月に堅総選手に判定勝ち~6月のM-1で大西晃樹選手に判定勝ち~8月にシン・ソンホ、10月に石橋真幸選手をKOし、2012年3月にWPMF日本フェザー級トーナメントに出場も梅原ユウジ選手に判定負け~6月に、J-NET WORKで鷲尾亮次選手に2RでKO勝ち~10月のREBELS.13で、蓮見龍馬選手に判定負け~2013年1月の、REBELS.14で渡久山ゆうた選手に1RでKO勝ち~2月のHOOST CUPで、マキ・ピンサヤームに判定負け~7月の、REBELS.60kg王座決定トーナメント準決勝で稲石竜弥選手に判定勝ちも、10月のREBELS.21で行われた決勝で町田光選手に判定負けで王座栄冠ならず~2014年1月にクロスポイント大泉に移籍するも、3月のホーストカップで山口侑馬選手に2RでKOされる~しかし、9月のBig Bangで稲石竜弥選手に判定勝ちしBig Bangライト級初代王座を獲得~10月のREBELS.31で古谷野一樹選手に判定負け~12月のBLADE 60kgトーナメントで小川翔選手に判定勝ちも、準決勝でSHIGERU選手に判定負け~2015年3月のREBELS.34で琢磨選手を1RでKOする~6月のBig Bangで、皇冶選手に2-0の判定勝ちしBig Bangライト級王座の初防衛に成功~7月のRISE106で、TASUKU選手を3RでKO~9月のREBELS.38で加藤剛士選手も3RにKO 『観戦記1051』

11月のRISE108で、麻原将平選手に判定勝ち~2016年1月に大分で開催された「魂動」でNOBU BRAVELYを5RにTKO勝ち~3月のREBELS.45では、オランダのピエトロ・ドウリャに苦戦しドロー~6月にはシュートボクシングに参戦し、バリーズ・カラバスに3RでKO勝ち~7月のRISE112で水町浩選手のRISEライト級王座に挑戦し、判定勝ちで王座栄冠~11月のREBELS.47でハチマキ選手のREBELSーMUAY THAIスーパーライト級王座に挑戦し、5RにKOして王座栄冠。

2017年2月にKNOCK OUT.VOL1では、山口裕人選手を3RにKOで降す~4月のKNOCK OUT.VOL2では、水落洋祐選手に4RでTKO勝ちし12連勝。しかし、6月のKNOCK OUT VOL.3での準決勝で勝次選手と凄まじい倒し合いも5RにTKO負け 『観戦記1365』 しかし、8月のKNOCK OUT VOL4で茂木俊介選手に4RにTKOで降す~9月にはRISEでのライト級防衛戦で、麻原将平選手を判定で降し初防衛に成功~12月のKNOCK OUT両国国技館対決では、UFC帰りの金原正徳選手に判定勝ち~そして、2018年に本来の階級のスーパーライト級トーナメントが開催され1回戦で健太選手に僅差の2-0で判定勝ち 『観戦記1519』 4月にはシュートボクシングに乗り込み、SB日本スーパーライト級王者の海人選手と対戦するが4RにヒジでカットされてTKO負け。

そしてKNOCK OUTスーパーライト級トーナメント準決勝でシュートボクシング世界スーパーライト級王者の‘怪物君‘鈴木博昭選手に判定勝ち 『観戦記1700』 さらに決勝でK-1 GLOBAL王者の秀樹選手に判定勝ちして初代KNOCK OUTスーパーライト級王座栄冠 『観戦記1744』

 

2019年2月のKNOCK OUTでは、オーストラリア出身で在タイのチャド・コリンズに判定負けしてしまう 『観戦記1862』

 

そして、シュートボクシングとREBELSの対抗戦・大将としてシュートボクシングのリングに再び登場するが、西岡蓮太選手に投げによるシュートポイントを取られて判定負け 『観戦記1827』そして、5月のKrush.101のリングに現れて 『K-1に喧嘩を売りにきた』 と、まさかのK-1両国国技館大会に参戦が決定!元Krushスーパーライト級王者の佐々木大蔵選手と対戦も、3Rに微妙なバックブローでカットしTKO負け 『観戦記1990』

 

2019年10月には、Krush.106で堀井翼選手を3R終了際にKO勝ち 『観戦記2147』 12月のK-1では、大和哲也選手に3RでKO勝ち。

 

前日計量では、安保選手が1度目の計量で120gオーバーし再計量でクリアーし記者会見は体調不良で欠席。REBELS、RISE、KNOCK OUTで王者になった不可思選手が、K-1でも王者になるのか!?ゲーオに連勝という王座より重い勲章を得た安保選手が、2度目の王座防衛なるか!?

 

2020年3月22日 K-1スーパーライト級王座戦 安保瑠輝也vs不可思

 

安保瑠輝也 18勝9KO4敗 2度目の防衛戦

 

不可思 39勝16KO13敗2分 元KNOCK OUTスーパーライト級王者

 

1R、不可思選手がオラオラで出ていく~瑠輝也選手はローからミドルで止める!

 

瑠輝也選手は得意の二段蹴りなどを出すが、不可思選手が前に出る~ボディーから左アッパー!

 

不可思選手が出続けるが、瑠輝也選手はジャブで止める~飛びヒザで出ていき左ミドル!

 

それでも不可思選手は、ゆったり出ていく~瑠輝也選手が左を合わせる!不可思選手効いた!

 

なんとか不可思選手は堪えるが、瑠輝也選手の右!

 

足が踊る不可思選手に、瑠輝也選手が右ストレートを打ち抜く!吹っ飛んだ不可思選手はダウン!

 

不可思選手が、なんとか立ち上がったところでラウンド終了

 

2R、やはり、ダメージがある不可思選手~ローに合わせて瑠輝也選手が飛びヒザ!

 

不可思選手はスリップダウン~ダメージがありそうも、不可思選手から攻めていき右!

 

不可思選手が乱打戦に持っていく~瑠輝也選手を下げさせボディー!

 

前へ前へと止まらない不可思選手に、瑠輝也選手は右クロス!

 

それでも止まらない不可思選手に、瑠輝也選手はヒザを合わせる!

 

3R、減量苦があった瑠輝也選手に、不可思選手はボディーを叩く!

 

瑠輝也選手もヒザ~パンチを当てているが、不可思選手は全く怯むことなく打ち続ける

 

不可思選手が、瑠輝也選手を追い回す~瑠輝也選手は顔面にサイデキックで突き放す

 

フラつきながらも、止まらない不可思選手はボディーで瑠輝也選手を追い込む

 

瑠輝也選手廻るも、不可思選手は逃がさずボディー~瑠輝也選手が再びサイドキック顔面で突き放す

 

最後まで出続ける不可思選手に、瑠輝也選手はフックで廻しながら胴廻し回転蹴り!

 

判定は、30-27 30-27 29-28 3-0で安保瑠輝也選手の判定勝ち!

 

見事に安保瑠輝也選手が、K-1スーパーライト級王座2度目の防衛に成功!不可思選手が前へ出続けて攻めたが、3R制で1Rにダウンを奪われてしまうとダウンを奪わない限りポイントを取り返すのは難しく安保選手の完勝。安保選手は 『とりあえず内容はまあ良し悪しありますけど勝てて終われたことにほっとしています。僕と戦ってくるのであればああ言った感じだろう、ということを2R途中から前面に出してきて、すごい根性があったというか、自分が警戒していた部分がすごい強かった』 と話す。前日計量1回目でオーバーし、不可思選手にボディーを打たれてロープに追い込まれたが 『いつも減量は前もって落とすが今回は新しい減量方法というか、いつも追い込みで減量しすぎて、体重を落とすような練習になってしまっていたので、それを止めて1週間くらい前からやったがもっと考えたほうがいい。65kgでもやれるが、急激な水抜きをしすぎた。試合にそれが出たかは分からないが、後半に自分でも失速したなと思う』 と反省する。

前人未到のREBELS、KNOCK OUT、K-1王者を目指した不可思選手は 『獲りたかったんで、メッチャ悔しいです。“負けたかー”みたいな感じです。思っていたとおりスピードも速いし、1R目の勢い飲まれちゃったな~と。いう感じ。1R目のダウンは向こうの蹴りのフェイントに反応して、一瞬、手が下がったところにパンチが入って、効いてしまった。もっとコントロールしていこうかなと思ってたんですけど、自分の感覚としては、思っていたより向こうがやりやすいようにさせてしまった感じ。ここでK-1のベルトを獲って盛り上げようと思ったんですが、またどうやって盛り上げるかを考えて頑張っていきます』 と話す。

不可思選手の次戦は、6ヶ月後の2020年6月のK-1大阪で平山迅選手と対戦。安保選手も同じ9月のK-1大阪大会で元Krush2階級制覇王者の山崎秀晃選手と防衛戦。

 

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