観戦記2639 WBCスーパーウェルター級王座挑戦者決定戦 エリクソン・ルビンvsザカリア・アト | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

以前から‘MONSTER‘井上尚弥選手を絶賛していた元ヘビー級統一王者のマイク・タイソン。7月29日の、テレンス・クロフォードvsエロール・スペンスJrのウェルター級4団体統一戦の前にも 『日本人ボクサーが世界最高のボクサーだ。俺は何者でもないけど、個人的にはそう思うね』 とパウンド・フォー・パウンドの1位にも推している。いまでも凄まじいオーラを発するマイク・タイソンだが、Youyubeなどに上がったトレーニング映像を見ると50代とは思えない動きをしている。それでも、様々な格闘技会場で映像で抜かれるタイソンを観ると、柔らかい表情で人生を楽しんでいそうで様々な本やドキュメンタリーで語られていたような苦悩から解き放されたようで嬉しくなる。

井上尚弥選手の試合も欠かさずチェックしているタイソンだが、若手選手の試合だけでなくアマチュア選手も多く観ているらしい。アマチュアでジュニア五輪で活躍後に、2016年リオデジャネイロ五輪でのメダルも期待されたがアマ協会と一悶着・・・・マイク・タイソンに 「ボクシング界の未来そのもの」 と言われアイアン・マイク・プロダクションと契約してプロに転向したのがエリクソン・ルビン!

 

1995年10月にアメリカのフロリダ州オーランドで生まれた‘The Hammer‘エリクソン・ルビンは、アマチュアで143勝7敗の戦績を積みオリンピックも期待されたが18歳の時にマイク・タイソンがスカウト!?してプロ入り。2013年11月に地元オーランドでデビューし、エリク・デ・ヘススを1RにTKOで降す~その後も6連勝5KOで、2014年11月にノルベルト・ゴンサレスを判定で降しWBC中央アメリカスーパーウェルター級王座獲得。

その後も9連勝6KOしてWBCランキングを4位まで上げ、2017年3月にWBC7位のホルヘ・コタを4RにTKOで降しWBCスーパーウェルター級王座挑戦権を獲得 『観戦記1603』

 

10月に、WBC王者のジャーメル・チャーロに挑戦も1RにKO敗けで王座獲得ならず 『観戦記1851』

 

2018年4月に再起し、オスカル・コルテスに4RでTKO勝ち~トレーナーをケヴィン・カニンガムに代え、2019年2月に元IBFスーパーウェルター級王者のイシェ・スミスに3R終了時TKO勝ち。

そして、再びWBCスーパーウェルター級王座挑戦者決定戦に挑む!対戦相手は、WBC12位のザガリア・アトゥー!

 

1982年5月にフランスのバル・ドワーズで生まれたザカリア・アトゥーは、アマチュアでは33勝13敗。2007年12月に19歳でデビューしてジェロ・ジェロヤンとドロー~その後は4勝1KO2敗で、2010年度フランスリーグで参加もジョナサン・ベルトンニエに判定敗け~6月にも判定敗けして連敗も、その後3連勝で2011年度フランスリーグウェルター級優勝~さらに3連勝2KOして、2012年6月にコベ・ベンデッカーを大差判定で降しWBFインターナショナルスーパーウェルター級王座を獲得~さらに2連勝1KOして、2013年6月にもルカ・マイケル・パスクワを判定で降しWBC地中海スーパーウェルター級王座を獲得。

さらに2連勝して、2014年4月にジャン・ミッチェル・ハミルカロを3RにTKOで降しフランススーパーウェルター級王座を獲得~10月には、ノンタイトル戦でノーベルト・シュシュケレスに判定勝ち~しかし、11月にフランク・ハロッチに4RでTKO敗けしてフランススーパーウェルター級王座を奪われる~2015年3月に再起して判定勝ちも、4月のEBU―EU圏スーパーウェルター級王座決定戦でロベルト・サントスに1-2の判定敗け~3連勝1KOして、2016年4月にエマヌエール・デラ・ローザとBU―EU圏スーパーウェルター級王座決定戦もドロー~9月に再戦となり、エマヌエール・デラ・ローザを判定で降しEBU―EU圏スーパーウェルター級王座獲得。

2017年2月に、アンブロシ・ステッッドに判定勝ち~4月にマキシム・ボーサールに判定勝ちしてEBU―EU圏王座初防衛に成功~12月には、オルランド・フィオルディジーリョを判定で降しEBU欧州スーパーウェルター級王座を獲得~2017年2月に、アンブロシ・ステッッドに判定勝ち~4月にマキシム・ボーサールに判定勝ちしてEBU―EU圏王座初防衛に成功~12月には、オルランド・フィオルディジーリョを判定で降しEBU欧州スーパーウェルター級王座を獲得~さらに3連勝して、WBCランキングを12位に上げる。

 

ルビンはスーパーウェルター級では小さい177cmも、リーチ189cmあるサウスポーからに左ストレートが爆発するか!?WBC12位ながら挑戦者決定戦に出場のアトゥーは、試合直前に4位に上がったとのニュースもあったが初のアメリカマットで下剋上なるか!?

 

2019年6月29日 WBCスーパーウェルター級王座挑戦者決定戦 エリクソン・ルビンvsザカリア・アトゥー

 

エリクソン・ルビン 20勝15KO1敗 WBC4位

 

ザカリア・アトゥー 29勝7KO6敗2分 WBC12位

 

1R、サウスポーのルビンが、積極的に打っていき上下に右を伸ばす

 

アトゥーはガードを上げ廻る~スピードに差があり、アトゥーはパンチを出せば打ち終わりをルビンに狙われる

 

2R、ルビンがアトゥーを追い回す~速い踏み込みからワン・ツー!

 

ルビンがプレッシャーをかけ続ける~アトゥーは手が出なくなり、ルビンが深く踏み込み左!

 

必死に廻るアトゥーも、ルビンが追いかけ上下に打ちまくる~アトゥーも返してはいるが当たらない

 

3R、ラウンド開始と同時に、ルビンがアトゥーをコーナーに追い込む~ルビンが余裕えるパフォーマンスから左!

 

アトゥーは飛び込んではクリンチ~廻るが、ルビンは直ぐにコーナーに追い込む

 

アトゥーは右腕も痛めたか気にする~ルビンは振り回す!

 

4R、やはり、アトゥーは負傷の影響なのか!?パンチは出さずに廻る~ルビンはボディー!

 

アトゥーも覚悟を決めたか、ボディー連打を返す~揉み合いから、ルビンが押してコーナーまでアトゥーを追い込み左~右フック!効いた!

 

一気にルビンが連打!アトゥーはガード出来ていない!レフリー止めるか!?

 

何とかサイドに動こうとしたアトゥーだが、崩れ落ちてダウン!

 

必死に立ち上がったアトゥーだが、セコンドからタオルが投げられ終了!

 

見事に4RTKO勝ちで、エリクソン・ルビンがWBCスーパーウェルター級王座挑戦権を獲得!スピード&パワーが違い過ぎて、KO率も低いアトゥーのパンチを全く恐れていないルビンが攻めまくり王座再挑戦し期待を持たせる。しかし、この8ヶ月前にトニー・ハリソンに判定敗けしてWBCスーパーウェルター級王座を失った 『観戦記2320』 ジャーマル・チャーロがリマッチを訴えWBCに認められる。だがハリソンが足の怪我などで、この試合の1週間前にホルヘ・コタとノンタイトル戦で対戦して3Rに貫録のKO勝ち 『観戦記2637』 そして、リマッチが半年後の2019年12月に行われる。

その後のスーパーウェルター級王座は4団体統一へと向かい、ルビンはノンタイトル戦を2連勝して2021年6月にWBCスーパーウェルター級シルバー王座決定戦で元WBA&IBFスーパーウェルター級王者のヘイソン・ロサリオと対戦。初のアメリカマットで痛烈なKO敗けをしてしまったザカリア・アトゥーは、8ヶ月後の2020年2月にフランスで再起してカリム・メナスリアを2RにTKOで降す。

 

★マイク・タイソンはフランシス・ガヌーを指導中らしい 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村