観戦記2584 KNOCK OUT64kgトーナメント決勝戦 バズーカ巧樹vs西岡蓮太 | 人生マイペンライ

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《本日のTV観賞》

 

ついに!6月24日のRIZIN.43で、鈴木千裕選手がRIZINフェザー級王者クレベル・コイケに挑戦する!MMA復帰となった2021年9月のRIZIN.30では昇侍選手に1R20秒でKOされたものの、5連勝で王座挑戦のチャンスを掴んだ。一時は王座挑戦をアピールするも決まらず 『知名度だけが優遇される評価される時代はどうなのかな。知名度、知名度ってうるせーよって。じゃあ俺が今練習しないでメディア露出いっぱいして試合をしたら、それで評価されるのって。違くね? それで評価されたいならさ、素人が集まってる大会に出ればいいじゃん。でもそうじゃないじゃん。素人にたどり着けない領域をやるのがプロ格闘家』 と話していただけに、挑戦が決まり良かった。

鈴木千裕選手と言えば、2018年のパンクラス・ネオブラッド・トーナメントで優勝~次戦で減量失敗による試合中止。兄の鈴木宙樹選手がキックボクサーなのもあり、キックボクシングで秒殺KOを連発~KNOCK OUT64kgトーナメントに乗り込むも、準決勝でシュートボクシングライト級王者の西岡蓮太選手に判定敗け。しかし、この試合だけが黒星のキックボクシングで12勝10KO1敗の凄まじい戦績を残した。

その鈴木千裕選手にキックで唯一黒星を付けた西岡蓮太選手は、ワンデイトーナメントで同日に決勝のリングに上がる!

 

1999年4月生まれ大阪府出身の‘WEST SIDE KID‘西岡蓮太選手は、大阪の名門・龍生塾に入門して高校1年生16歳の2015年5月にシュートボクシングでデビューするも古賀健人選手に判定負け~しかし、2ヶ月後の7月にDEEP☆KICKで中井奏選手に2RでTKO勝ち~9月に樋沼朝光選手に判定勝ちも、11月に鈴木豊三選手にKO負け~2016年5月にHigh Speedで文山裕輔選手に判定勝ちし、その後も関西を中心にハイペースで試合をし、7連勝5KOで勝ち続ける~しかし2017年12月のDEEP☆KICK63kg王座決定戦で、敦YAMATO選手に判定負け。

2018年6月には、TENKAICHIスーパーライト級王者のポッシブK選手に判定勝ち~そして9月に村田聖明選手とシュートボクシング日本スーパーライト級王座決定戦で対戦するが、延長7R判定勝ちして王座獲得。2018年11月のS-CUPでは‘爆腕‘大月晴明選手にダウンを奪っての判定勝ち~そして2019年4月、REBELSとの対抗戦に大将として参戦しKNOCK OUTスーパーライト級王者の不可思選手にシュートポイントを奪い判定勝ち 『観戦記1827』

6月には、MAキックライト級4位の増井侑輝選手を判定で降す~9月には、英雄伝説アジア64kg級王者のマサ佐藤選手に判定勝ち 『観戦記1966』 2019年12月の、シュートボクシングGroud Zeroで町田光選手にバックドロップで投げまくられ判定敗け 『観戦記2381』 そして、ついにKNOCK OUTに参戦し64kgトーナメント1回戦で小川翔選手に判定勝ち。

 

同日の準決勝でも、鈴木千裕選手も判定で降す 『観戦記2564』

 

そして、決勝戦で対戦するのはMAキックスーパーライト級王者のバズーカ功樹選手!

 

1996年11月に千葉県富津市に生まれた‘この男、凶暴につき‘バズーカ巧樹こと齋藤巧樹選手は、喧嘩に強くなりたいと高校1年生の時に菅原道場に入門~アマチュアでのデビュー戦で、倒れた相手の顔を踏みつけるなど闘争心剥き出し。2014年の全日本武術総合空手道連盟全日本選手権大会グローブ空手部門にて3位入賞~K-1甲子園2回戦敗退。

時計店で働きながら、2014年9月のMAキックボクシング鉄拳6で國吉秀和選手に1RでKO勝ち~2015年2月にも、河野俊介選手に判定勝ち~5月には、一貴選手に判定敗け~7月には、元貴選手に判定勝ち~10月の鉄拳7では、増井侑輝選手に判定敗け~12月のJ-NET WORKの若手トーナメントで1勝1敗~2016年4月のKrush.65に出場時に、バズーカ巧樹にリングネームを代え眞暢選手に選手に2RでKO勝ち。

7月の鉄拳8で、濱田翔太選手に1RでKO勝ち~9月のMAキックでも、盛岡直樹選手に判定勝ち~12月の鉄拳9では、MAスーパーライト級王者の石田勝希選手とノンタイトル戦だがドロー~2017年3月のKHAOS.1では、原一仁選手に1RでKO勝ち~4月にMAキックスーパーライト級王座挑戦者決定戦予定も、試合が流れモハン・ドラゴンとエキシビションマッチ。

7月の鉄拳10で、末吉裕司選手に2RでKO勝ち~10月のKHOS.4で、川崎真一選手に3RでKO勝ち~2018年1月のK-1で、竹内悠希選手に1RでKO勝ち~3月のKrush.86で、稲石竜弥選手に判定勝ち~5月のKrush.88では、大沢文也選手に判定敗け~9月のMAキックで、ドーク・ジュン・ジャンに判定勝ち~10月には、MAX MuayThaiでKO勝ち~11月のKrush.95で、明戸仁志選手に判定勝ち~2019年2月のMAキックで、竹市一樹選手とのMAキックスーパーライト級王座決定戦を3RにKO勝ちして王座獲得。

6月のBigBangでは、テレカに3RでKO敗け~7月の鉄拳12では、佐久本裕選手と"狂拳"竹内裕二選手とエキシビションマッチ~9月のMAキックで、般若RASHIMOTO選手に判定勝ち~12月には新日本キックで、イ・ボムギュを判定で降す。

そして新生KNOCK OUTに参戦となり、2020年2月の64kgトーナメント1回戦で橋本悟選手に判定勝ち

 

同日の準決勝では、大和MuayThaiスーパーライト級王者の古村匡平選手を大差判定で降す 『観戦記2548』

 

まさに新生KNOCK OUTならばの決勝の組み合わせとなり、自身が所属する団体王者同士の対決となる!意外や判定続きのトーナメントで、バズーカ選手は6R、西岡選手は7Rを闘っている中でどちらが新たなベルトを巻くか!?

 

2020年2月11日 KNOCK OUT64kgトーナメント決勝戦 バズーカ巧樹vs西岡蓮太

 

バズーカ巧樹 21勝8KO6敗2分 MAキックスーパーライト級王者

 

西岡蓮太 18勝6KO4敗 SB日本ライト級王者

 

1R、お互いに距離を取りながらロー~バズーカ選手が出てくるが、西岡選手もパンチを合わせようと狙う!

 

バズーカ選手は一瞬スイッチをみせるも、西岡選手はハイキック!

 

バズーカ選手もバックハンドを出すがかわされる~挑発しながらも、しっかりローを当てる

 

2R、お互いにローを蹴り合う~バズーカ選手が踏み込み奥足にも連打!

 

バズーカ選手が追ってハイキックも空振り~廻った西岡選手がカウンターの右!

 

それでも手数はバズーカ選手か!?ローを蹴りながら出る

 

先に攻めるのはバズーカ選手も、西岡選手は左に傾きかわしながらカウンター!

 

3R、バズーカ選手が前蹴り~ローも、西岡選手が踏み込んで右クロス!

 

さらに西岡選手が組んでも押し倒す~バズーカ選手が前に出てパンチー振るが、西岡選手の方がコンパクトな返しの左フック!

 

バズーカ選手が焦って出てくるところに、西岡選手は廻りながらハイキック!バズーカ選手は腰が落ちるが耐える!

 

バズーカ選手はダメージがあり動きが鈍る~西岡選手も攻めきれないが、バズーカ選手が出てきたところに右!

 

判定は、29-30 28-29 28-29 3-0で西岡蓮太選手が判定勝ち!

 

見事に西岡蓮太選手が判定勝ちで、KNOCK OUT64kgトーナメント優勝!3試合で10Rの削り合いを制した西岡選手は 『みんな優勝する気満々で、なかなかKO無かったんですけど、優勝したい気持ちが僕を奮い立たせてくれて、このベルトを巻かせてもらえたと思います。シュートボクサー、西岡蓮太です』 とリング上で話す。

そして控室では師匠の吉鷹さんとインタビューで、1回戦の小川戦を 『本戦で勝ったと思ったんですけど、延長は2、3発の僅差でなんとか勝てた感じでした。気持ちのぶつかり合いをして小川選手に勝ちきれたことがエネルギーになり、そのまま最後まで取りきろうという気持ちになった』 準決勝の鈴木戦には 『パンチを貰わず、ポイントが取れた感じです』 決勝のバズーカ戦では 『ローのダメージを見せないようにしていたんですけど、バズーカ選手はわかっていて、しつこくカーフを蹴って来ましたね。拳は痛いですけど、骨は丈夫なので大丈夫です。負けるかって気持ちで戦いました。最後までバズーカ選手の殺気が凄かったです』 と話す。

そして、西岡選手の次戦は8ヶ月後に再び他団体トーナメントのRISE DEAD or ALIVE63kgトーナメントで原口健飛選手と対戦!

 

★バズーカ選手は昭和のキックボクサーみたいで痺れる! 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村