観戦記2585 WBAインターナショナルライトヘビー級王座戦 ジョシュア・ブアッツィvsマルコ・ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

日本では井上尚弥選手が7月にスティーブン・フルトンに勝利し、年内にもWBA&IBFスーパーバンタム級王者のマーロン・タパレスと4団体統一スーパーバンタム級王座戦を期待する声が多い。ムロジョン・アフマダリエフに2-1の判定勝ちで王座奪取したタパレスも、インタビューで 「次はナオヤ・イノウエだ」 と言っていたが、WBA1位で2021年12月から指名挑戦権を持っているのは元WBOバンタム級王者の亀田和毅選手。ムロジョン・アフマダリエフ陣営も2-1の判定に不服を申し立てているので、無敗を破られたタパレスに対して黙っては引き下がらないだろう。

そもそも私が井上尚弥選手がスーパーバンタム級に上げて1番対戦が観たかったのが無敗だった時のアフマダリエフ戦だったので、タパレスやスティーブン・フルトンでは寂しいというのも贅沢な悩みか!?世界的な選手との闘いがオマール・ナルバエス 『観戦記1947』 ノニト・ドネア 『観戦記1832』 『観戦記2394』 なのが、全盛期の井上尚弥選手にもったいない!なにせ井上尚弥vsスティーブン・フルトンのセミには、オリンピック2大会連続金メダリストでWBOフェザー級王者のロペイシー・ラミレスと闘う素晴らしいマッチメイク。なにせロベイシー・ラミレスが金メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪のバンタム級は、銀メダルは元WBOフェザー級&元WBC&WBOスーパーフェザー級王者のシャクール・スティーブンソン、銅メダルが前WBA&IBFスーパーバンタム級王者のムロジョン・アフマダリエフ。

共産国系のメダリストはプロ転向していないが、スーパーヘビー級銀メダリストのジョー・ジョイスはWBOヘビー級暫定王座を獲得。そして、ライトヘビー級で銅メダルを獲得したジョシュア・ブアッツィも無敗で世界への階段を駆け上がる!

 

1993年3月生まれ西アフリカのガーナ共和国出身のブアッツィは、早くから家族でイギリスに移住してセントマリー大学を卒業~2014年度&2015年度のABA英国選手権ライトヘビー級で優勝~2016年のリオデジャネイロ五輪では、銅メダルを獲得してプロへ転向。

2017年7月にデビューして、スペインのカルロス・メナを2RにTKOで降す~9月には、フランスのバティスト・カステーニャロを5RにTKOで降す~10月にも、フランスのサイード・サルを判定で降す~2018年2月に、イギリスのヨルダン・ヨセフを2RにTKOで降す~3月には、ポーランドのバートロミエ・グラフカを判定で降す~早くも5月の6戦目で、フランスのステファン・クエバスを5RにTKOで降す 『観戦記2085』

 

2019年3月には、BBBofc英国ライトヘビー級王座決定戦でリアム・コンロイを10RにTKOで降し王座獲得。

そして、初のイギリス国外での試合がアメリカのニューヨークにあるマジソン・スクエア・ガーデン!対戦するのは、メキシコの元世界王座挑戦経験者マルコ・アントニオ・ペリバン!

 

1984年10月にメキシコのメキシコシティで生まれたマルコ・アントニオ・ペリバンは、アマチュアでは主だったタイトルは獲得していないが、後のWBC&IBFウェルター級王者になるショーン・ポーターに判定勝ちしている。2008年9月にメキシコのモンテレイでデビューしオスカル・ソリスに3RでKO勝ち~さらにメキシコとアメリカで18連勝11KOして、2013年3月にサミュエル・ミラーを2RにKOしてNABF北米スーパーミドル級王座を獲得~2013年6月に、WBCスーパーミドル級王者のアンドレ・ウォードが何故かWBC名誉王者になり・・・・サキオ・ビカと、WBCスーパーミドル級王座決定戦で対戦も判定敗け。

9月には、後の3階級制覇王者のバドゥ・ジャックとドローでNABF北米スーパーミドル級王座初防衛に成功~しかし、2014年5月にレオン・ラブに判定敗け~メキシコで再起し5連勝3KOも、2017年5月にWBCインターナショナルスーパーミドル級王座決定戦でアブニ・イルディリムに判定敗け。

 

無敗のプロスペクトジョシュア・ブアティは 『アメリカで始めての試合ができてエキサイトしてる。俺はまだキャリアが浅いんだけどマディソン・スクエア・ガーデンのように歴史の深いアリーナでやれるのは光栄だよ』 と話し、ブアティと契約するマッチルーム社のエディ・ハーンさんは 『これは多くのイギリスのプロスペクトがアメリカで輝くチャンスだ。ブアツィはプロに転向してからいつもセンセーショナルだしリオデジャネイロオリンピックの銅メダリストだ。来週はいろんな意味でスペシャルになるね』 と、アンソニー・ジョシュアがメインで初のアメリカ登場となるマジソン・スクエア・ガーデン興行は超満員!

 

2019年6月1日 WBAインターナショナルライトヘビー級王座戦 ジョシュア・ブアッツィvsマルコ・アントニオ・ペリバン

 

ジョシュア・ブアッツィ 10勝8KO無敗 3度目の防衛戦

 

マルコ・アントニオ・ペリバン 25勝16KO4敗1分 元NABFスーパーミドル級王者

 

1R、試合開始と同時に、ブアッツィが豪快に振ってペリバンを追いかける!

 

ベリバンも廻りながらボディー~入っていって打ち合う!

 

2R、ブアッツィが、突っ込んで振り回すも当たらない~揉み合いの中から左フック!

 

ペリバンも必死に動く~ブアッツィは豪快な右で突っ込むも、オープン気味で効かせられない

 

3R、下がりながら左を伸ばすペリバンに、ブアッツィはストレートのような左を伸ばす!

 

ブアッツィが、ペリバンを追い込んでいくも空振りが多い~それでも追い回して右!

 

4R、ブアッツィがプレスを強める~パンチを出さなくても、ペリバンをロープに追い込み右!

 

ブアッツィの連打はクリーンヒットしないが、ペリバンは座り込みダウン!

 

立ち上がったペリバンに、ブアッツィが一気に極めにいく!

 

ペリバンも必死に返そうとはするが、ブアッツィの豪快なパンチが止まらない!

 

ロープを背に必死にガードするペリバン~ブアッツィはボディー連打!

 

 

 

見事に4RTKO勝ちでジョシュア・ブアッツィが、WBAインターナショナル王座3度目の防衛に成功!凄まじい荒々しい攻撃で6連続KOを飾ったブアティだが、そろそろ骨のあり相手との対戦が観たい・・・・そして次戦は、早くも2019年8月に元WBCインターナショナルライトヘビー級王者のライアン・フォードとWBAインターナショナル王座4度目の防衛戦。

連敗となったマルコ・アントニオ・ペリバンは、コロナ禍もあり試合間隔が空き1年10ヶ月後の2021年4月にメキシコでガブリエル・ガルシアと対戦し11RにTKO勝ち。

エディ・ハーンが推すジョシュア・ブアッツィだが、この時点でライトヘビー級王座はWBAはディミトリー・ビボル、WBCはオレクサンダー・グヴォジーク、IBFはアルツール・ベテルビエフという無敗の化け物王者で、WBOはセルゲイ・コバレフで4ヶ月後の2019年11月にサウル・アルバレスの挑戦を受ける!

 

★ブアティは五輪後にメイウェザープロモーションに誘われるも断る 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村