観戦記2559 BBBofc英国&コモンウェルス英連邦スーパーバンタム級王座戦 ブラッド・フォス | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

いよいよ3日後の4月8日に迫ってきた4大王座戦のビック興行、WBAスーパー&WBCライトフライ級王者寺地拳四朗選手の防衛戦&井上拓真選手noWBAバンタム級王座決定戦!試合順が発表になり、メインが拳四朗選手でセミが井上拓真選手。そして・・・・セミセミにスーパーバンタム級契約、那須川天心vs与那覇勇気が入った。

IBFフェザー級王座挑戦者決定戦のキコ・マルチネスvs阿部麗也、WBOアジアパシフィックウェルター級王座戦の佐々木尽vs小原佳太より後という事に1部からブーイングがあったようだが、那須川ファンにも世界戦以外の素晴らしい闘いを堪能してもらう為と思いしょうがない。

私はキックボクシングも好きなので那須川選手のボクシング転向は必然だと思うし、那須川選手が言っていた将来ボクシングの世界王者になってUFC王者と闘うときにルールは中間のキックボクシングで闘いたい。と、いう言葉に感銘を受けた。元K-1スーパーバンタム級王者の武居由樹選手との出世争いも楽しみで、アマチュア時にキックボクシングで対戦してドローだった2人だけにボクシングで決着戦というのも面白い!

かつてボクシングからキックボクシング、キックボクシングからボクシングに転向した選手は多くいた(いる)が、イギリスのブラッド・フォスターも多くのキックボクシングの王座を獲得してからボクシングに転向した。

 

1997年10月にイングランドのウォールソンで生まれたブラッド・フォスターは、9歳でキックボクシングを始めてイギリス、ヨーロッパの王座を多数獲得する。ボクシングのアマチュア歴は無く、18歳の2015年12月にイングランドのウエストミッドランズでデビューしジョシュ・オドネルに判定勝ち~その後も5連勝するが、2017年6月にブレット・フィドーとドロー~12月に、パトリック・バルトスを1RにTKOで降す~2018年4月にも、エドワード・ビョークルンドに判定勝ち~7月には、レオン・ガワ―を8Rに棄権に追い込みBBBofcミッドランズエリアスーパーバンタム級王座を獲得。

2019年3月にも、ジョシュ・ウェールを判定で降しBBBofc英国スーパーバンタム級王座を獲得。

そして世界ランキング入りの為に、BBBofc英国王座防衛戦とコモンウェルス英連邦スーパーバンタム級王者のアシュリー・レーンと統一戦に挑む!

 

1990年10月にイングランドのイーストミッドランズで生まれた‘Flash(閃光)‘アシュリー・レーンは、2011年4月にフェザー級でデビューするもライアン・マクニコルとバッティングによるドロー~その後は3勝2敗1分で、2013年3月にジョシュ・ウェールと英国マスターズスーパーバンタム級王座を争うも9Rに棄権敗け~5月にジェームス・アンクリフに3RにTKO勝ちするも、12月に後のWBAスーパーフライ級王者カリド・ヤファイに4RでTKO敗け。

2014年3月に再起戦でアンワル・アルフレドに4RでTKO勝ちするも、10月にダイ・デイビスに10RTKO敗け~12月にライアン・ファルグと、英国バンタム級王座決定戦も7RにTKO敗け~2015年3月に、ブレット・フィドーとミッドランズエリアバンタム級王座決定戦で判定勝ちして王座栄冠~2016年2月に、ジェイソン・カニンガムとの英国バンタム級王座決定戦は判定敗け。

7月に再起後は4勝1敗で、2017年9月にマイケル・ラマベレスタを判定で降しコモンウェルススーパーバンタム級王座を獲得~さらに2連勝して、コモンウェルス王座とBBBofc英国王座の統一戦!

 

無敗のブラッド・フォスターが一気に2冠王者となり、世界への階段を上がっていくのか!?8敗をしながらも王座を獲得したアシュリー・レーンが連勝を伸ばすか!?

 

2019年5月18日 BBBofc英国&コモンウェルス英連邦スーパーバンタム級王座統一戦 ブラッド・フォスターvsアシュリー・レーン

 

アシュリー・レーン 13勝1KO8敗2分 コモンウェルス王座初防衛戦

 

ブラッド・フォスター 11勝4KO無敗1分 BBBofc英国王座初防衛戦

 

1R、フォスターが距離を取りながらジャブを突いていくも、レーンは左フックで飛び込んで連打!

 

さらにフォスターが、手数多く攻めるがヒットはしていない~レーンが距離を潰して、身体ごと押し込みボディー連打!

 

しかし、廻ったフォスターは上体をよく動かしながらボディー!

 

さらにフォスターが、ボディーと見せかけての右オーバーハンド!レーンは早くもダウン!

 

立ち上がったレーンに、フォスターが連打!レーンも返すが、フォスターがカウンター!

 

2R、レーンは、ダメージを感じさせずに前に出て打ち合う~フォスターも手数減らない

 

フォスターのボディーをレーン嫌がる~距離を取ったレーンに、フォスターがカウンターの右!

 

3R、完全にタイミングを掴んだフォスターが、レーンの右にカウンターの右!

 

さらにレーンの左に、フォスターは動きながら右を被せる!レーンは腰が落ちるが堪える

 

フォスターが一気に攻めるも、レーンは打ち返す~フォスターは再び右を被せて連打!左ボディー効いた!

 

4R、タフなレーンは、ラウンド始まるとダメージを感じさせずに連打!

 

フォスターは無理に攻めない~それでも、レーンの左に右を被せていなく!

 

5R、お互いに手数多く出すが当たらない~それでも、軽いながらフォスターのパンチがヒット

 

レーンも手数は多く出していくが、フォスターの柔らかいディフェンスに的中率悪い

 

6R、フォスターに動かれるとレーンのパンチは当たらない~追いかければ、フォスターが右を狙い打つ!

 

それでもレーンが、手数では上回る~フォスターは潜りこんでボディー!

 

7R、ジャブを突きながら動くフォスターに、レーンは追い付いていけない~ジャブを出せば、フォスターがリターンの右!

 

しかし、レーンは止まらない~顔は当たらないが、ボディーで追い回す

 

フォスターは、身体を入れ替え連打!怯んだレーンを追い込む!

 

8R、出ていくレーンに、廻りながら右クロスを狙うフォスター

 

前に出ながら手数は多いレーン~クリーンヒットはしないが、フォスターをロープに追い込む!

 

9R、やはり、ラウンド前半は打ちまくるレーン~フォスターもカウンターを狙う

 

軽く当てては動くフォスター~レーンは必死に追いながら打つ!

 

10R、変わらぬ展開にレーンは強引にいくが、フォスターは打ち終わりを狙う

 

レーンは、ダメージと疲れか動きが鈍る~フォスターが出ていき打ち込んでいく!

 

11R、ポイントはリードしているだろうフォスターは、打ち合わずに軽く当てては動く

 

レーンが振り回して追いかける~勢いに押されたフォスターは貰いながらも、必死に廻る

 

12R、レーンが、逆転を狙ってとにかく打ちまくる!

 

フォスターも返すが、ローブローになり中断~再開後、レーンは突っ込むがフォスターが細かいコンビネーションから右!レーンはダウン!

 

立ち上がったレーンに、フォスターが連打!残り時間は少ないだろうが、レフリーが止めに入る!

 

なんとなんと!最終ラウンド2分58秒で、ブラッド・フォスターがTKO勝ちで BBBofc英国王座の初防衛とコモンウェルス王座を獲得!と言っても、ダウンも奪いポイントではフォスターが大幅リードしていた。フォスターが足を使いながらイギリスらしい綺麗なワン・ツーを軸にカウンターの右で優等生なボクシングを魅せた。レーンも攻めてはいたが、やはり1KOしか無い戦績の通り追い込むことは出来なかった。

そして2本のベルトを保持するフォスターは、わずか4ヶ月後の2019年9月に無敗のホープであるルシアン・リードと防衛戦。王座陥落となったレーンは、わずか2ヶ月後にニカアグラのホセ・アギラルに判定勝ち。

 

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