観戦記2480 UFC Fight Night.154 ヘナート・モイカノvsコリアン・ゾンビ | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のDVD観賞》

 

いよいよ1週間後に迫ってきたサッカーワールドカップ・カタール大会だが、日本代表の初戦23日にドイツ戦。27日にはコスタリカ戦で、12月1日にスペイン戦と厳しい組に入っている。しかし、この6大会24年の間に日本サッカーはワールドカップに出場するのが当たり前のようになった事にキャプテン翼世代の私には驚くものがある。やはり、50代には日本代表のサッカーというと韓国代表との闘いが盛り上がったイメージが強い。韓国代表もカタール大会には出場していて、FIFAランキングだと日本は24位でワールドカップ出場7回目で最高成績はベスト16.韓国のFIFAランキングは28位だが、ワールドカップ出場11回目で最高戦績は4位。

以前は格闘技でも日韓戦は鉄板の盛り上がる闘いだったが、ボクシングは八百長問題などから衰退したがONE Champion Shipの成長と共にMMAでは完全に日本を超えてしまっている。世界最高穂のMMA団体UFCで長期に活躍する韓国人ファイターも多いが、日本人同様にUFC王者は誕生していない。その中でもUFC王者に1番近い韓国人ファイターは、韓国人らしい打ち合いを魅せてUFC王座にも挑戦した‘コリアン・ゾンビ‘ジョン・チャンソン!

 

1987年3月に韓国の東南部慶尚北道で生まれた‘The Korean Zombie‘ジョン・チャンソンは、中学校時に合気道を習い18歳でキックボクシングに転向~MMAに転向して、慶北科学大学在学中の2007年6月にSuper Sambo Festivalでデビューしてイ・ヒョンゴルに1本勝ち~12月にパンクラス・コリアでユ・インソク、イ・ヒョンソンを2戦とも1Rに1本で降しネオブラッドトーナメント優勝~さらに5月のKOREA FC65kgトーナメントでも1日3試合を制して優勝~8月の日韓親善Gladiatorでも、小見川道大選手に判定勝ち~12月のDEEP.39でも、孫煌進に1R17秒でKO勝ち~2009年には戦極フェザー級グランプリに参戦して、1回戦で石渡伸太郎選手に1Rで1本勝ち~しかし、5月の2回戦では金原正徳選手に判定負け~8月にはリザーブマッチでマット・シャガースに2Rに1本勝ち。

2010年4月のWEC48に参戦するも、レオナルド・ガルシアに1-2の判定負け~9月のWEC51でも、ジョージ・ループに2RにKO負け~WECがUFCに吸収されて、2011年3月のUFC Fight Night.24でUFCに初参戦してレオナルド・ガルシアとの再戦を2Rにツイスターで1本勝ち~12月のUFC140では、マーク・ホーミックを1Rの6秒でKOする~2012年5月のUFC on Fuel.TV3でダスティン・ポイエーを4Rにダースチョークで1本勝ち~2013年8月に、UFCフェザー級王者のジョゼ・アルドに挑戦するも4RにTKO負け 『観戦記547』

兵役の為に2年間の戦線離脱を発表~2017年2月に3年半振りの復帰となった、UFC Fight Night.104でデニス・バミューデスを1RにKOする『観戦記2101』

 

7月のUFC214でリカルド・ラマスと対戦予定も、チャンソンが膝の前十字靱帯、内側側副靱帯を断裂しれしまい欠場~2018年11月のUFC Fight Night.139で、1年9ヶ月振りの復帰戦でフェザー級15位のヤイール・ロドリゲスと対戦も試合終了1秒前にロドリゲスのまさかの体制からのエルボーを喰らいKO敗け 『観戦記2018』

 

そして7ヶ月振りの再起戦で対戦するのは、フェザー級5位のヘナート・モイカノ!

 

1989年5月生まれブラジルのブラジリア出身のヘナート・モイカノ・カルネイロ(ヘナト・モイカノ)は、子供の頃の髪型がモヒカン(モイカノ)だったらしくリングネームに付けたらしい~子供の頃からMMAとムエタイを始めて、21歳になる1日前の2010年5月にJungle Fight.18でデビューしてアレクサンドレ・アルメイダに2Rで1本勝ち~その後もJungle Fightで4連勝するが、2012年12月のSHOOT BLACIL.36でフェリペ・フロレスとドロー~その後もJungle Fightで2連勝して、2014年7月のJungle Fight.71でイスマエル・ボンフィムを1Rに1本で降してJungle Fightフェザー級暫定王座を獲得。

9月にブラジルで開催されたUFC Fight Night.58でトム・ニーニマキに2Rで1本勝ち~UFCと正式契約し、2016年5月のUFC198でズバイラ・トゥフゴフに2-1の判定勝ち~2017年4月のUFC on FOX.24でフェザーザー級5位のジェレミー・スティーブンスに2-1の判定勝ち~7月のUFC214では、フェザー級8位のブライアン・オルテガと無敗対決も3Rに1本負け~しかし、2018年4月のUFC223でフェザー級13位のカルヴィン・ケイターに判定勝ち~8月のUFC227では、フェザー級5位のカブ・スワンソンを1Rに1本で降す 『観戦記1897』

 

2019年2月のUFC Fight Night.144で、フェザー級2位のジョゼ・アルドと対戦も2RにTKO敗け 『観戦記2135』

 

前戦では、フェザー級5位まで上げて元王者で2位のジョゼ・アルドと対戦もTKO敗けで初の王座戦が足踏みになったヘナート・モイカノ。やはりジョゼ・アルドに敗けて王座獲得できなかったジョン・チャンソンだが、名勝負男で王者以外では異例の5戦連続メインイベントでの出陣!

 

2019年6月22日 UFC Fight Night.154 ヘナート・モイカノvsジョン・チャンソン

 

ヘナート・モイカノ 13勝2敗1分 フェザー級5位

 

ジョン・チャンソン 14勝5敗 フェザー級12位

 

1R、チャンソンから、軽く左を回しながら打っていく

 

さらにチャンソンがカーフキック!モイカノは手が出てこない~チャンソンが左を伸ばす

 

左を出し合うが、チャンソンの方が踏み込みが鋭い!

 

モイカノが踏み込んで左を放つが、チャンソンがヘッドスリップしながら右オーバーフック!

 

膝から崩れ落ちるモイカノに、チャンソンが左フック!

 

チャンソンは殴る!殴る!モイカノは必死に身体を寄せて打たれないようにするが、チャンヒョンはバックを奪う!

 

チャンソンは足でフックもガッチリして、チョークよりも殴る!

 

動けないモイカノに、ついにレフリーは止めに入る!

 

前戦で5R終了1秒前にTKO負けしたジョン・チャンソンが、わずか1R58秒でTKO勝ち!チャンソンは、前戦での悔しい敗けに対して勝利者インタビューで 『完全に忘れてたよ。だけどファイターだったら連敗よりも連勝の方が良いのは当然のことだ』 さらに 『5Rの試合に備えてきたけど、タイトルに挑戦させてもらえたらもっと嬉しい。どんどん近づいている。別に自分の試合をエキサイティングなものにしようと計画したことは1度もないんだけど、いつもそうなってしまうんだ。ジョゼ・アルドとの再戦について話をしたこともあったけど、あまり先のことは考えたくない。もっとランクの高い選手とやりたいし、目標に一歩でも近づきたい。サウスカロライナ州に韓国人がいることすら知らなかったので、応援の声はとても嬉しかった』 と場内の大歓声に応える。

今回はゾンビ振りは魅せる必要がない秒殺で再起したチャンソンは、6ヶ月後の2019年12月に韓国で開催されたUFC Fight Night.165のメインで元UFCバンタム級王者のフランク・エドガー」と対戦。連敗となってしまったヘナート・モイカノは、9ヶ月後の2020年3月にブラジル開催のUFC Fight Night.170でダミア・ハゾビックと対戦。

 

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