観戦記2464 Krush.111 軍司泰人vsスリヤンレック・オーポートー.ガムピー | 人生マイペンライ

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《本日のTV鑑賞》

 

やはり、どんなスポーツでもアマチュアから組織がしっかりしていないと競技レベルや格は上がらないと思う。しかし、アマチュア最高峰のオリンピックとプロの世界が繋がっていない事がほとんど。そこには利権やら色々あるのだろが、やはりピラミッドがしっかりしている競技や団体は長く続くのだろう。かつてのK-1やPRIDEは各団体の王者が集まり「1番強いのは誰だ!?」を極める闘いで人気を集めたが、新生K-1は純K-1の選手を集め育てて大きくなっている。100年続くK-1構想のもと、アマチュアにも力を入れて多くの大会を開催しているのは素晴らしい事だと思う。

旧K-1で開催されたK-1甲子園から、どれだけキックボクシング界に王者が誕生したかを考えると競技の下支えの大事さを痛感させる。新生K-1でもK-1甲子園は開催されていて多くの選手がプロのリングに旅立っている。そして、生粋の新生K-1育ちでK-1アマチュアチャレンジ優勝~K-1甲子園王者~Krush王者になり「K-1の申し子」と呼ばれるのが軍司泰人選手!

 

1999年1月に東京都板橋区に生まれた‘反逆の申し子‘軍司泰斗選手は、幼少から様々なアマチュア大会で活躍し高校に入学と同時にK-1総本部ジムに入会~2015年2月のKrush.51で、勝大選手に判定勝ちしてデビューを飾る~5月のKrush.54では鈴木拓哉選手とドロー~11月のKrush.60で良輝選手をわずか1Rの28秒でKO~2016年2月のKrush.63では武居由樹に判定負けで初黒星~6月のKrush.66で石塚宏人選手を2RでKO~7月にはK-1甲子園に出場し、11月の決勝大会にでは椿原龍矢選手に判定勝ちし優勝

 

2017年1月のKrush.72で、笠見玲慈選手を1RでKO~3月のKrush.74で出貝泰佑選手と53kg王座挑戦者決定戦で判定勝ちし挑戦権を得る~しかし、5月のKHAOS.2ではアマで1勝1敗だった椿原龍矢選手に判定負け。しかし、9月のKrush.80で隆聖選手とのKrush53kg級王者決定戦を判定勝利して王座栄冠 『観戦記1409』

さらに12月のK-1に出場して大岩翔太選手に判定勝ち~3月のKS‘FESTAにも出場して登坂匠選手に判定勝ち。しかし、2018年6のKrush.89で金子晃大選手との初防衛戦を延長戦で判定負けし王座陥落 『観戦記1635』 しかし、Krush4階級制覇を目指す事を宣言してスーパーバンタム級(55kg)トーナメントに参戦して、2018年9月のKrush.93での1回戦で森坂陸選手に判定勝ち~12月のKrush.96での準決勝で、椿原龍也選手を延長判定2-1降す~しかし、2019年2月のKrush.98での決勝戦は玖村将史選手に判定負け 『観戦記1816』

 

10月のKrush.106で再起し、玖村将史選手の兄である玖村修平選手に判定勝ち。そして、今度こそ武居由樹選手を目指し武居選手が苦戦したスリヤンレック・オーボート―.ガムピーと対戦!

 

1996年8月にタイのマハーサーラカームに生まれたスリヤンレック・オーボート―・ガムピーは、タイのテレビマッチである『ワンソンチャイ』のフェザー級王者。パンチを得意とするハードパンチャーで、激闘派ファイターとして名を馳せる。主戦場のラジャダムナンでは常にメインイベントかセミファイナルを務めるトップ選手で、二大殿堂でランキングに名を連ねラジャダムナンスタジアムスーパーバンタム級4位、ルンピニースタジア4位で戦績は148勝21KO21敗2分。

2019年12月にK-1で初来日し、K-1スーパーバンタム級王者の武居由樹選手に3度ダウンを奪われるが、最終ラウンドには武居選手が逃げ回るほどの猛攻を魅せた。

 

残すはK-1王者となった軍司選手が、K-1王者の武居由樹選手をもっとも苦しめたスリヤンレックと対戦!スリヤンレックも『また日本に戻って来れてとても光栄だ。前回12月、武居に負けてとても悔しい思いをしたが、K-1ルールで戦えて良い経験となった。日本の皆さんに軍司をKOする姿を見せたい』と話し、再び武居選手との対戦を狙う中で林勇汰選手の欠場を受けてKrushに参戦!

 

2020年2月24日 Krush.111 軍司泰人vsスリヤンレック・オーポートー.ガムピー

 

軍司泰人 16勝3KO4敗1分 元Krushバンタム級王者

 

スリヤンレック・オーポート・ガムピー ラジャダムナン&ルンピニースタジアムスーパーバンタム級4位

 

1R、ゴングと同時に軍司選手が左ミドル!スリヤンレックは奥足ロー!

 

さらにスリヤンレックがローを蹴るが、軍司選手はプレスをかけ左ボディー!

 

スリヤンは蹴りながら廻るが、軍司選手は攻撃を緩めずパンチからロー!

 

スリヤンレックはバランスを崩す~効いた素振りのスリヤンレックに、さらに軍司選手がボディー!

 

2R、スリヤンレックが詰めていきパンチを振るが、軍司選手は軽快な動きでかわす

 

さらにスリヤンレックがパンチで出る~軍司選手は廻るも、スリヤンレックはブンブン振って左フック!

 

軍司選手もパンチを返しながらヒザ!スリヤンレック効いたか!?下がったスリヤンレックスに、軍司選手がボディー!

 

突進力が無くなったスリヤンレックに、軍司選手が右!それでも下がりながら蹴るスリヤンレックだが、軍司選手は前に出ていきボディー!

 

それでも下がりながら蹴るスリヤンレックだが、軍司選手は前に出ていきボディー!

 

3R、スリヤンレックが開始と同時に蹴りまくる!

 

軍司選手も廻りながらかわし、パンチをまとめる!

 

スリヤンレックがパンチのラッシュ~軍司選手も応えて打ち合う!

 

スリヤンレックが振り回すも、軍司選手が打ち終わりにボディー!

 

効いた!それでもスリヤンレックは振るが、フラフラ下がる!

 

軍司選手が追いかけ飛びヒザ~ついにダウンを奪う!

 

再開後もスリヤンレックは振り回す~またも軍司選手は飛びヒザ!

 

明らかに腹が効いているスリヤンレックだが、意地でパンチを振り続ける!

 

軍司選手もパンチで打ち合う~一旦引いてから飛びヒザ!

 

判定は、30-27 30-27 30-28 3-0で軍司泰人選手が判定勝ち!

 

フルマークなのは間違いないが、スリヤンレックのブンブン振り回すパンチがなんとも緊張感を与えて‘格闘技‘を感じる試合となった。軍司選手は『1Rは恐怖心のほうが強くて、あんまり前に出られませんでした。でも相手の強さがわかってから徐々にいけて、ダウンっていうかたちで、判定で勝ってよかったです。いろんな人からタイ人のローキックは強いって聞いていたんですけど、自分はそこまで効いたっていう印象はなかったんで。そこでの部分ではやりやすかったです。3Rに来るのは想定内です。2Rで様子見して、3Rで来た感じで合わせてやろうと考えていて、そのとおりできたかなと。見えていたんですけど、3Rは、けっこうもらっていたかなって。自分の中で打ち合いにいきたかったっていうのもあったんで。KOで勝ってたらインパクト残してたと思うんですけど、反応は薄いかなっていうのはあります。タイ人からダウンを取って勝ったんで。次は負けた相手とやりたいので、しっかりそこまでいけるように努力するんで応援よろしくお願いします』と希望し、次戦はKrushスーパーバンタム級王者決定トーナメントで判定負けした玖村将史選手と7ヶ月後のKrush.117でスーパーバンタム級王座に挑戦!

 

★軍司選手がK-1王座に挑戦するのは1年10ヶ月後に 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村