観戦記2465 メイウェザーの従兄弟! アンソニー・シムズJrvsヴァーン・アレクサンダー | 人生マイペンライ

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ヘビー級初の4団体統一戦が期待された、3団体統一ヘビー級王者のオレクサンドル・ウシクとWBCヘビー級王者のタイソン・フューリー。誰もが引退していないと思っているタイソン・フューリーはウシク戦なら復帰と言っているが、ウシクはヘビー級の身体をつくるのが大変らしくクルーザー級に戻すという話も出てきた。様々な駆け引きや、選手や陣営の意志ではとても決まらないだろうメガファイトだが・・・死ぬまでにヘビー級の4団体統一王者を観てみたい!フューリーはこの3年は1年に1試合しかしていなく、奥さんからも35歳には引退して欲しい事を前から言っていたので2023年8月に35歳となるタイソン・フューリーだけにラストファイトでもいいのでオレクサンドル・ウシク戦を実現して欲しい。

フューリーといえばアイリッシュ・トラベラーの家系で、父親がマイク・タイソンにちなんで‘タイソン‘の名を付けた。その父親ジョン・フューリーは素手でのベアナックルボクシングの選手で、タイソン・フューリーのトレーナーをしていたが・・・喧嘩で相手の目をえぐり刑務所に入る。その間にトレーナーを務めた叔父のピューター・フューリーは、イギリスの犯罪組織の人間らしく刑務所に10年入っていた事もあるらしい。

フロイド・メイウェザーも父親がプロボクサーだったが、違法薬物の売人で銃で撃たれそうになった時にメイウェザーを盾にした話は有名。そのメイウェザーシニアの弟が2階級制覇王者のロジャー・メイウェザーで、その下の弟のジェフ・メイウェザーもボクサーで元IBOジュニアライト級王者。

メイウェザーの子供がボクシングをしている話は聞いた事は無いが、メイウェザーの従兄弟のアンソニー・シムズJrはデビュー18連勝の快進撃で世界王者を目指す!

 

1995年2月にアメリカのインディアナ州に生まれた‘The Magician(魔術師)‘アンソニー・シムズJrは、あのフロイド・メイウェザーの従兄弟でアマチュアでは国内10個のタイトルを獲得し188勝13敗~19歳の2014年4月に、ライトヘビー級でデビューしてジェームス・リー・ガイに判定勝ち~さらに13連勝13KO勝ちし、2018年8月に初のイギリスのリングでもスタニスラフ・エシュナーに6RにTKO勝ち~さらに5連勝4KOして、2018年10月にもマリオ・アギラールを6RにKOする~11月に、コルビー・コーターを2RにKOする~2019年3月に再びイギリスで、マテオ・ダミアン・ヴェロンを6RにKOする。

 

そろそろ地域王座を狙いたいシムズJrは、スーパーミドル級に落としてボーン・アレクサンダーと対戦!

 

1986年にアメリカのミズーリ―州で生まれたボーン・アレクサンダー(ヴァーン・アレクサンダー)は、アマチュアは10戦程で2004年4月にラスベガスでデビューしてファン・パブロ・モンテス・デ・カオに3RでTKO勝ち~さらに11連勝7KOも、2018年8月にデニス・ダグリンに判定敗け~さらに11月にも、後にWBOミドル級王者になるシャニベク・アリムハヌムに判定敗け~しかし、2019年1月にフィリップ・スタンコビッチに判定勝ち~2019年4月にも、ユリシーズ・ヒメナスを1RにKOする。

 

無敗のフロイド・メイウェザーの従兄弟アンソニー・シムズが、伝統のカリフォルニア州イングルウッドのフォーラムで連勝を19まで伸ばすか!?ボーン・アレクサンダーが‘番狂わせの館‘と呼ばれたフォーラムでアップセットを魅せられるか!?

 

2019年4月26日 メイウェザーの従兄弟! アンソニー・シムズJrvsヴァーン・アレクサンダー

 

アンソニー・シムズJr 18勝17KO無敗

 

ヴァーン・アレクサンダー 14勝9KO2敗

 

1R、前に出てくるアレクサンダーに、シムズJrはメイウェザー譲りのL字ガードから左を伸ばす

 

さらにシムズJrは前に出ていき、手数が出ないアレクサンダーに足を使いながら当てていく

 

2R、アレクサンダーから出ていき、重そうな左フック~しかし、シムズはガード固い

 

手数多いシムズJrだが、アレクサンダーもしっかりガード~シムズJrがコンビネーションからアッパー!

 

3R、アレクサンダーがガードを固めながら入ってきて、飛び込むように振り回してくる!

 

シムズJrはアレクサンダーのガードの隙間にパンチを捩じ込むが、アレクサンダーは急に振り回して右!

 

4R、シムズJrがリズミカルに動きジャブを入れるが、その後のパンチが続かない

 

動き廻りながら打つシムズJrに、アレクサンダーのパンチは空を切る

 

5R、やはりシムズJrが、ジャブをリズミカルに上下に当てていく

 

アレクサンダーはボディーでシムズJrを止めようとするが、シムズJrはハンドスピードを生かした細かい連打で抜けていく

 

6R、ジャブは鋭いシムズJrたが、アレクサンダーはオデコで受けながら突進!

 

シムズJrは、手数は出ているがロープを背負う場面が増える

 

7R、軽いが手数多く当てるシムズJrに、強いが手数少なくガードされるアレクサンダー

 

大きく廻るシムズJrに、アレクサンダーはスイッチもしながら追いかける~しかし、有効打は奪えない

 

8R、真っ直ぐ来るアレクサンダーに、シムズJrは細かく左右に動きながらパンチを当てていく

 

アレクサンダーも、手数を増しながら距離を詰める~肩で当たりながら右を振り落とす!

 

9R、やはりシムズJrが、前に出てくるアレクサンダーのガードの隙間にパンチを通す

 

それでもアレクサンダーは追いかけ右を振る~シムズJrは足を使うが、アレクサンダーは追いかけ右!

 

10R、ポイントをリードしているだろうシムズJrは、大きく廻りながら左でアレクサンダーを近づかさせない

 

ガムシャラに振るアレクサンダーは、パンチは当たらずにラフに突っ込む

 

判定は、98-92 98-92 96-94 3-0でアンソニー・シムズJrの勝利!

 

見事にアンソニー・シムズJrが19連勝を飾るが、ライトヘビー級にしてはパワー不足な感じでとても試合前までは95%のKO率とは思えなかった。フロイド・メイウェザーJrとどういう血縁での従兄弟かは調べなかったが、とてもメイウェザーやシニア&ロジャー・メイウェザーにはスタイルも体格や顔も似ていない。デビュー以来ライトヘビー級(79.379kg)や近くの体重で闘ってきたシムズJrだが、この試合からスーパーミドル級(76.204kg)で闘った。

そして全勝を守ってシムズJrの次戦は、半年後の10月にモーガン・フィッチとスーパーミドル級契約で対戦。3敗目を喫してしまったボーン・アレクサンダーは、4ヶ月後にマネー・ポールに判定勝ち。

 

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