観戦記2447 再起戦! ギジェルモ・リゴンドーvsジョバンニ・デルガド | 人生マイペンライ

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2022年3月初めに調理中の圧力鍋が爆発し、視力の80%を失ったと報道があった元WBAスーパー&WBOスーパーバンタム級、元WBAバンタム級王者のギジェルモ・リゴンドー。その後、奇跡的に回復して9月に再起戦という報道だったが・・・・どうなったのだろうか!?今月末(9月30日)には42歳となるリゴンドーだが、2020年と2021年は年間に1試合しかできていなくまた日本でも呼んでくれないかな~。日本にまさかの降臨したのが、2014年大晦日に大阪で天笠尚選手WBA&WBOスーパーバンタム級王座防衛戦をした。

また日本でも呼んでくれないかな~と思うが、日本にまさかの降臨したのが2014年大晦日に大阪で天笠尚選手WBAスーパー&WBOスーパーバンタム級王座防衛戦。その後は試合が決まらず、WBO王座は剥奪~WBAは休養王者になり、何故か元WBAスーパーフライ級王者のドリアン・フランシスとノンタイトル戦をして大差判定勝ち 『観戦記1031』 しかし、リゴンドーらしい倒しにいかない試合内容で 『もう、リゴンドーはアメリカで試合をすることはないはずだ』 とアメリカのマスコミには書かれる・・・・その後も不遇の扱いの上、2階級上のWBOスーパーフェザー級王者ワシル・ロマチェンコとオリンピック2連覇対決をするも6R終了時棄権負け 『観戦記1898』 しかも、WBA王座は剥奪されてしまう・・・・

契約するロック・ネイション・スポーツとの契約も1年残っていたが、話し合いにより解除となる。そしてアル・ヘイモン率いるTGBプロモーションと契約し初めてカリフォルニア州ロスアンゼルスのリングに立つ!

 

1980年9月にキューバで生まれたEL Chacal(ジャッカル)の異名を持つギジェルモ・リゴンドー・オルティスは、2000年8月、20歳の時にシドニー五輪でバンタム級金メダル~2001年の世界選手権も金メダル~2003年7月の世界選手権は2回戦負け~8月のパン・アメリカ選手権では、後の3階級制覇王者になるアブネル・マレスを決勝で破り金メダル~2004年8月のアテネ五輪もバンタム級で金メダルを獲得~2005年の世界選手権でも金メダルを獲得~2007年7月のブラジルで開催されたパンアメリカン大会出場中に、後のWBAスーパーウェルター級王者のエレスランディ・ララと深夜に亡命を企てるが失敗し拘束される。監視体制を取られキューバ代表からも外されて、20 08年の 北京五輪は出場できず。しかし、2009年2月にボートでメキシコのカンクンに渡りさらにアメリカに辿り着き亡命に成功する~わずか3ヶ月後の5月にはアメリカでデビューし、フアン・ノリエガを3RにTKO勝ち~7月には、ロバート・ギーエンを1RでTKO勝ち~9月には、ジョバンニ・アンドラーデとNABA北米スーパーバンタム級王座決定戦で争い3RにTKO勝ちで王座栄冠~12月に、ランテ・アディーに判定勝ち~2010年2月に、アドルフォ・ランデロスを1RでKO~8月に、ホセ・アンヘル・ベランサを7RにTKO勝ち~11月に、元WBAスーパーバンタム級王者のリカルド・コルトバとWBAスーパーバンタム級暫定王座決定戦でダウンを取るが、リゴンドーもダウンを喫し 2-1の判定で世界王座栄冠~2011年3月には、WBA11位のウィリー・ケーシーを1RにTKO勝ちし初防衛に成功~2012年1月に、下田昭文さんから王座を奪ったWBAスーパーバンタム級正規王者のリコ・ラモスと統一戦をして6RにKO勝ちで王座を統一し2度目の防衛に成功 『観戦記121』 6月に、WBA14位のテオン・ケネディと3度目の防衛戦も5RにTKOで防衛に成功~9月にWBA15位のロバート・マロキンを判定で降し、4度目の防衛に成功

そして5度目の防衛戦にリゴンドーが度々挑発し対戦を望んだ、この時点で4階級制覇のWBOスーパーバンタム級王者のノニト・ドネアと統一戦をし、ダウンを奪われるも完勝 『観戦記451』 WBA5度目の防衛に成功とともにWBO王座とリングマガジン王座も獲得。

 

しかし、中継をするHBOは「リゴンドーの試合は退屈」と、中継の取りやめを検討し、HBOが主宰する 『チャンピオンたちの夕食会』 に敗れたドネアは招待するがリゴンドーは招待されない。12月に、WBA12位で元IBFバンタム級王者のジョセフ・アグベコにジャッジ3者ともフルマークの判定勝ちしWBA6度目、WBO初防衛に成功~7月に、後に和氣慎吾選手をKOしIBFスーパーバンタム級王者になり 『観戦記1163』 小国選手に王座を奪われた 『観戦記1259』 全勝全KO中のジョナタン・グスマンと対戦が決まるも、ファイトマネーで合意せず流れて、WBA8位&WBA5位のソッド・ゴーキャットジムを1RにKOしWBA7度目とWBOの初防衛に成功~しかし、大手プロモーションのトップランク社から契約を切られる~WBOからの指名試合もクリス・アバロスは避けて、なんと!2014年の大晦日に日本で天笠尚選手と闘い、2度のダウンを奪われるも11R終了時にTKO勝ち~2015年に入り、WBAスーパーバンタム級正規王者のスコット・クィッグや当時WBOフェザー級王者のワシル・ロマチェンコとの対戦の話があがるが決まらず・・・・2015年10月にはWBOスーパーバンタム級王座は剥奪⇒WBAはスーパー王者ではなくなり休養王 者・・・WBAの対応にはツッコミどころ満載ですが、11月にラッパーのジェイ・Z率いるロック・ネイションとマネージメント契約を結ぶ。そして!急遽、ミゲール・コットvsサウル・アルバレス 『観戦記1009』  三浦隆司vsフランシスコ・バルガス 『観戦記1012』 のビックマッチの中で1年振りのノンタイトル戦が決まり、ドリアン・フランシスコと何故か!?WBCスーパーバンタム級インターナショナル王座決定戦で対戦し 『観戦記1031』 ジャッジ2者がフルマークの判定勝ち。しかし、アメリカでの評価は低く 『もうリゴンドーはアメリカで試合をすることはないはずだ』 と、まで言われる。そしてWBAは、2016年2月のWBA&IBFスーパーバンタム級王座統一戦 『観戦記1145』 スコット・クィッグvsカール・フランプトンの勝者とリゴンドーに統一戦の指令を出す~リゴンドーは3月にジェームス・ディケンズとの対戦が決まっていたが、プロモーターの不手際でイギリスへのビザが降りず延期。スコット・クィッグに勝利したカール・フランプトンはリゴンドーとの王座統一戦を避けて?フェザー級に階級を上げて、WBAフェザー級スーパー王者のレオ・サンタ・クルスに挑戦し王座奪取 『観戦記1378』 そして、改めてリゴンドーがイギリスに乗り込んでのWBA10位のジェームス・ディケンズと対戦し2RにKO勝利 『観戦記1380』

 

そして、2017年2月にWBAスーパーバンタム級暫定王者のモイセス・フローレスと統一戦が決まるが・・・・今度は大会のメインカード、ミゲール・コットvsジェームス・カークランドが流れて大会が中止。そして再度6月にフローレスと仕切り直しとなり、11ヶ月振りの試合を1R終了時KOするが・・・リゴンドーが放ったパンチが1R終了のゴング後で「パンチは意識的に放ったものではなく、攻防の流れの中で繰り出したもの」と、するものの裁定は無効試合 『観戦記1711』

 

12月には2階級上のWBOスーパーフェザー級王者のワシル・ロマチェンコに挑戦するも、6R終了時にギブアップし王座獲得ならない上に・・・・WBAは、スーパーバンタム級王座を返上しないままでの挑戦は「負けたら王座剥奪」を通達していてWBAバンタム級王座を失う 『観戦記1898

 

そしてプロモーションも代わり、2019年初の試合で対戦するのはメキシコのジョバンニ・デルガドと対戦!

 

メキシコの首都メキシコシティ西部のミゲルイダルゴで育ったジョバンニ・エマニュエル・デルガド・モラレスは、2010年2月にメキシコシティでデビューしロドリゴ・ミランダ・アルダマに4RでTKO勝ち~さらに11連勝5KOするも、2012年12月にロベルト・ペチュータに6R終了時棄権敗け~その後は3勝3KO1敗で、2015年5月にアメリカに進出し後のIBFスーパーフェザー級王者になるジョセフ・ディアスに判定負け~11月にも、元6階級制覇王者オスカー・デラ・ホーヤの従兄弟ディエゴ・デラ・ホーヤにも判定負け。

2016年3月に、後に岩佐亮佑選手とスーパーバンタム級挑戦者決定戦で対戦するセサール・フアレスに判定勝ち~しかしブランクをつくり、2017年6月にオマール・リナに判定負け~8月には後のIBFバンタム級王者になる、エマニュエル・ロドリゲスのWBCラテンアメリカバンタム級王座に挑むも4RにTKO負け~2018年3月には、後のWBA&WBCスーパーバンタム級王者になるブランドン・フィゲロアに7RでTKO負け~9月にも、ジョシュア・グリーに3RでTKO負け。

 

ロマチェンコとのオリンピック金メダル対決に敗れたリゴンドーが、38歳で1年1ヶ月振りの復帰戦!スーパーフライ級王座挑戦経験のあるダニエル・ロサスと対戦予定も、ロサスのビザが間に合わずジョバンニ・デルガドとの8回戦となる・・・・

 

2019年1月13日 再起戦! ギジェルモ・リゴンドーvsジョバンニ・デルガド

 

ギジェルモ・リゴンドー 17勝11KO1敗 元WBA&WBOスーパーバンタム級王者

 

ジョバンニ・デルガド 16勝9KO8敗

 

1R、リゴンドーが、スタスタ歩くように出ていき初回から打っていく!

 

廻るばかりのデルカドが右を振っていくが、かわしたリゴンドーがカウンターを狙う!

 

離れては当たらないデルカドが、思いきって飛び込んでいき連打!

 

リゴンドーは涼しい顔で、ガードを上げたデルガドにボディーにも左を伸ばして追い詰める!

 

早くもリゴンドーが、デルガドをロープに追い詰めボディー連打から左ストレート!

 

リゴンドーらしくなく、デルガドをロープに追い詰め連打!

 

ダメージあるデルガドがフラフラとコーナーに詰まり、リゴンドーが振りかぶった左ストレート!

 

吹っ飛んだデルガドは、なんとか立ち上がるも終了!

 

見事にギジェルモ・リゴンドーが、1RにTKO勝ちで初黒星からの再起を飾る!ブランクと年齢で‘ジャッカル‘と呼ばれる動きは鈍っていたが、この素晴らしい踏み込みだけでも銭が取れると思うのだけどなぁ~。これでリゴンドーは18勝12KOで勝利した試合で66%のKO率なので16勝11KOで68.75%(2022年9月)のロマチェンコと変わらないが・・・・

そして無冠にさせられてしまったリゴンドーの次戦は、5ヶ月後の6月23日にラスベガスでWBCスーパーバンタム級1位のフリオ・セハとWBCスーパーバンタム級王座挑戦者決定戦で対戦。この時点でWBCスーパーバンタム級王者はメキシコのレイ・バルガスで暫定王者が亀田和毅選手。

5連敗となったジョバンニ・デルガドは、1年後の2020年1月に再起するもグレゴリー・モラレスに4RでKO敗け~2021年12月にも1RでTKO敗けしてからはリングに上がっていない。

 

★リゴンドーは自閉症の息子の為にもリングに上がり続ける! 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村