観戦記2446 激戦必至! ルイス・コラーゾvsサミュエル・バルガス | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

去就が心配された元IBFスーパーバンタム級王者の岩佐亮佑選手の復帰戦が、10月25日と1ヶ月と2週間に近づいてきた!対戦相手は元世界フェザー級1位のゼネシス・カシミ・セルバニアだが、セルバニアがオスカル・バルデスのWBOフェザー級王座に挑んで判定負けしたのが5年前 『観戦記1837』 井上尚弥選手のスパーリングパートナーも務めていたセルバニアは、1年半振りの再起となる岩佐選手にとって厳しいマッチメイクとなるのか!?岩佐選手が敗けたのは、2011年3月に山中慎介さんの日本バンタム級王座挑戦 『観戦記172』 2015年6月に、イギリスでリー・ハスキンスとのIBFバンタム級暫定王者決定戦 『観戦記915』 2018年8月に、IBF1位のTJ・ドヘニーに判定負けで王座陥落 『観戦記1516』 ロサンゼルスで挑戦者決定戦で勝利し、ニューヨークでIBFスーパーバンタム級暫定王座決定戦に11RTKO勝ち 『観戦記1858』 そして、ウズベキスタンでWBAスーパー&IBF王者のムロジョン・アフマダリエフに5RでTKO負け 『観戦記2158』

日本人では類を見ないほど敵地へのりこんでの試合も多く、ハードに感じてしまうがアメリカと日本以外では大抵がそうなのだが・・・・南米のコロンビア出身のサミュエル・バルガスは、デビューもカナダでコロンビアで闘ったのは1度だけで元や後の世界王者とのハードマッチメイクを課せられながら世界初挑戦を目指す!

 

1989年4月にコロンビアのボゴタで生まれたサミュエル・アンドレス・バルガス・アリサは、カナダでライセンスを取り2010年2月にデビューしてトッド・ファーラーに2RでTKO勝ち~その後も6連勝し、2011年2月にデボル・ブロッシュとのNABAカナダウェルター級王座決定戦はドロー~10月にアフマド・チェイコーに5RでTKO勝ち~2012年2月に、マノリス・プレイティスに1RにKO勝ちしてカナダウェルター級王座を獲得。

さらに2連勝2KOして、2013年4月にジュリアス・ブンダを7RにTKOで降しNABAカナダスーパーウェルター級王座を獲得~さらに3連勝2KOするも、12月にパブロ・ムンギアに判定負けで初黒星~さらにカナダで3連勝し、2014年9月にアメリカに進出しブルース・ランクルに2RでTKO勝ち~12月にフラビオ・トゥレリに5RでTKO勝ち~2015年4月に、後の3団体統一ウェルター級王者になるエロール・スペンスJrに4RにTKO負け 『観戦記2172』

 

直ぐに再起して2連勝2KOし、2015年12月にロブソン・アシストを6RにTKOで降してNABA北米ウェルター級暫定王座を獲得~2016年2月にエドガル・オルテガに判定勝ちし、5月にファン・アルマンド・ガルシアを判定で降しNABA北米王座の初防衛に成功~しかし11月に、この時点で無敗の2階級制覇王者のダニー・ガルシアに7RでTKO負け 『観戦記1488』

 

2017年3月に、アルマンドロ・ロブレスを判定で降しNABA北米王座2度目の防衛に成功~5月にも、マルコ・アベンダーニョを5RにKOする~8月には、アリ・フネカを判定で降しNABA北米王座3度目の防衛に成功~11月には、ジェシ・コイブラを2-1の判定で降しNABA北米王座4度目の防衛に成功~2018年6月に、マウロ・マクシリアーノ・ゴドイと1-0のドローでNABA北米王座5度目の防衛に成功~9月には、元WBA&IBFスーパーライト級王者のアミール・カーンに大差判定負け。

 

それでも12月には、ガブリエル・アドリアン・ペレイロを判定で降しNABA北米王座6度目の防衛に成功。

そして再び元世界王者との対戦となり、ダニー・ガルシア戦以来のアメリカで対戦するのは元WBAウェルター級王者のルイス・コラーゾ!

 

1981年4月にアメリカのニューヨーク州ブルックリンに生まれたルイス・コラーゾは、フロリダ州でボクシングを始める~2000年5月にデビューして、ホセ・マルドナドに1RにTKO勝ち~その後はハイペースで試合をして12連勝6KOするも、2002年4月にエドウィン・カッシアーニに3RでTKO負け~それでも直ぐに再起して10連勝4KOして、2005年4月にホセ・アントニオ・リベラに2-1の判定勝ちしてWBAウェルター級王座を獲得。

8月に元WBCライト級王者のミゲル・アンヘル・ゴンザレスを7R終了時に棄権に追い込み初防衛に成功~2006年5月に、元WBA&IBFスーパーライト級王者のリッキー・ハットンに判定負けして王座陥落~11月にアルツール・アタザノフを6RにKOし、2007年2月にWBCウェルター級暫定王座決定戦で元3階級制覇王者のシェーン・モズリーと対戦も大差判定負け。

 

11ヶ月置いて2連勝1KOするも、2009年1月にWBCウェルター級王者のアンドレ・ベルトに挑戦するが判定負け~4勝3KO1敗後の2013年9月に、アラン・サンチェスを判定で降しWBAインターナショナルウェルター級王座を獲得~2014年1月に、元WBCウェルター級王者のビクター・オルティスを2RにTKOで降しWBAインターナショナルの初防衛に成功~しかし、5月に元WBA&IBFスーパーライト級王者のアミール・カーンに判定負けし王座陥落。

 

2015年4月に、チリストフェル・デゴジャードを2RにTKOに降し再起する~7月に、WBAウェルター級王者のキース・サーマンに挑戦も7Rに棄権負け 『観戦記1358

 

1年半明けて、2017年2月にサミー・バスケスを6RにKOする~2018年8月に、ブライアン・ペレーラを判定で降す。

 

13年振りの世界王座再栄冠を目指すコラーゾと、元世界王者達と激戦を繰り広げるも世界戦には辿り着けないバルガスの明らかに激戦になるだろうサバイバルマッチ!

 

2019年3月17日 激戦必至! ルイス・コラーゾvsサミュエル・バルガス

 

ルイス・コラーゾ 38勝20KO7敗 元WBAウェルター級王者

 

サミュエル・バルガス 30勝14KO4敗2分 WBA10位

 

1R、バルガスが廻るコラーゾにプレッシャーをかけ、ガンガン前に出ていく

 

コラーゾは柔らかくかわすが、手数が出てこない~バルガスが押し込んでいき右!

 

2R、やはり、ラウンド開始からバルガスが低く頭から当たっていきボディー連打!

 

コラーゾも左を合わせる~激しい打ち合いになる!コラーゾの回転もあがり、バルガスの身体を起こす!

 

3R、足を使うコラーゾも、バルガスは押し込んでホールディングで動きを止めてから左フック!

 

バランスが、しつこくボディーで追い回す~コラーゾは廻りこみながら細かく連打!

 

4R、やはり、バルガスから突っ込んでいく~ボディー連打から右ストレート!

 

激しく打ち合う~手数はバルガスだが、コラーゾも要所で当てる

 

5R、サウスポーになるコラーゾだが、バルガスは攻めやすそうに右を伸ばす!

 

バルガスが、コラーゾを肩から押し込んで打ちまくる!

 

コラーゾも左フックを当てるが、バルガスは止まらず振りまくる!

 

6R、さらにバルガスの勢いが増していく~ボディーから連打に、コラーゾは必死にクリンチ

 

頭をぶつけながらも激しく打ち合う~バルガスが押し込むも、コラーゾは左フック!

 

7R、何故か、急にコラーゾが足を使い廻り出す~さらにコラーゾが出入り速く、ボディー~左ストレート!

 

バルガスも振り回して追うが、コラーゾはアウトを取りボディー!

 

8R、サウスポーで廻るコラーゾに、バルガスは追いかけてアウトに踏み込みながら右!

 

コラーゾはアウトボクシング~器用に廻り込むが、それほどパンチは当たっていない

 

9R、バルガスが右で突っ込んでいくが、コラーゾはクリンチ~コラーゾがアウトへアウトへ回り込み打つ!

 

とにかくバルガスは突っ込む~お互いに空振りが多いも、バルガスは手数を止めない

 

10R、コラーゾはポイントをリードしていると読み、あからさまに廻る

 

バルガスはノーガードで追いかける~打ち合わないコラーゾだが、入ってきたバルガスにボディー!

 

判定は、96-94 94-96 98-92 2-1でルイス・コラーゾの判定勝ち!

 

際どい判定勝ちで、サバイバルマッチを勝ち残ったのはルイス・コラーゾ!スコアカードを見ると、ジャッジ3者がコラーゾに10点を付けたのは、2R、7R、8R。ジャッジ3者がバルガスに付けたのは6Rのみで、バルガスに92を付けたジャッジは4Rと6Rのみがバルガスの10点を付けていた。

翌月に39歳になるコラーゾが世界ランカー対決に激勝して、次戦は7ヶ月後の2019年10月にWBAウェルター級1位のクァドロティロ・アブドゥカハロフとフィラデルフィアで対戦。5敗目となってしまったバルガスは、3ヶ月後にカナダでシルベリオ・オルティスに判定勝ち~2020年7月にWBAウェルター級ゴールド王者のバージル・オルティスJrに挑戦する!

 

★コラーゾは本当はWBO王者のテレンス・クロフォードに挑戦が進められていたが 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村