《本日のDVD鑑賞》
今日はUFC279でネート・ディアスを観て、その後はK-1と1日格闘技祭りだなぁ~と昼から飲みながら幸せな日曜日。K-1はスーパーフェザー級王座の決定トーナメントだが、1回戦で青コーナーの外国人は全員敗けて準決勝には日本人4人が勝ち上がった。60kgなら、まともなタイ人を連れてくれば面白い階級なのだが・・・出場したBBTVライト級2位らしいナックロップ・フェアテックスは1R44秒でボディーでKO負け。勝利した朝久裕貴選手が素晴らしかったのだが、やはりキックボクシング&ムエタイ好きとしては寂しいものがある。一方で、K-1 MAXで活躍したプアカーオ・バンチャ―メーク(プアカーオ・ポー・プラムック)は素手のボクシング 『Bare Knuckle Fighting Championship』 の参戦が発表されたと思ったら8月19日に「タイで人気の日本人と対戦」とニュースが出る。誰なんだ!?とネットで話題になったがなんとRIZIN参戦中の三浦孝太選手と分かりズッコケた・・・・
エキシビションなので誰でもいい話だが、日本では日本人9人目のラジャダムナンスタジアム王者になった石毛慎也選手ではないかと話題になった。
1900年代は外国人でラジャダムナン&ルンピニーの二大殿堂王座は高い頂だったが、2000年代になると日本人王者が8人誕生した。藤原敏男さん1978年3月にラジャダムンスタジアム・ライト級王座を獲得して以来、次に日本人王者が生まれたのが2000年12月にラジャダムンスタジアム・スーパーウェルター級王座決定戦を1RにKOで栄冠した小笠原仁選手。そのラジャダムンスタジアム・スーパーウェルター級王座に、2019年6月に横浜で挑戦したのが緑川創選手!
1986年12月に東京都大田区で生まれた‘グリーンモンスター‘緑川創選手は、2005年6月に新日本キックでデビューして卯月慎也選手に判定勝ち~10月にもNO KICK NO LIFEで土屋修平選手に判定勝ち~その後も3勝2KO無敗2分1無効試合も、2007年9月にソーンラン・ソーウドムソンに判定負け~その後は1勝1分も、2008年4月にイソラサック・シッセックソンに判定負け~2勝1KO1分後の2008年12月に、ラジャダムナンスタジアムで判定負け~2009年2月にオムノーイスタジアムでタイ人に初勝利し、5月に荻野兼嗣選手を5RにTKOで降し新日本キックウェルター級王座を獲得。
2連勝後の12月に、またもタイ人のクンスック・アラビアジムに判定負け~2010年3月に、藤田ゼン選手との新日本キックウェルター級王座防衛戦は無効試合~5月に、サムランチャイ・96ピーナンに判定負け~7月に、藤田ゼン選手との再戦を判定勝ちして新日本キックウェルター級王座初防衛に成功~4連勝1KO後の2011年7月に、渡辺健司選手を判定で降し新日本キックウェルター級王座2度目の防衛に成功~2勝1KO2敗後の2012年10月に、大塚隼人選手を判定で降し新日本キックウェルター級王座3度目の防衛に成功~その後もREBELSなどに出場しながら5連勝3KOし、2013年12月に渡辺健司選手とドローで新日本キックウェルター級王座3度目の防衛に成功~2014年2月のNO KICK NO LIFEで、アンディ・サワーにも判定勝ち 『観戦記724』
新日本キックで5連勝2KOも、2015年2月のNO KICK NO LIFEでジョイシー・イングランドジムに3RでTKO負け~その後はタイ人を中心に8勝7KO2敗1分で、2017年8月にKNOCK OUT Vol.2で宮越宗一郎選手に判定負け~新日本キック3連勝3KOして、2018年6月にラジャダムナンスタジアムでシップムーン・シットシェフブンタムとラジャダムナン王者決定戦で対戦も判定負け~さらに10月のREBELS.58で、日菜太選手に判定負け~2019年2月のKNOCK OUTで、北斗拳太郎選手に判定勝ち~4月の新日本キックで、ペットカントン・ポー・ペットシリを3RにTKO勝ちしてWKBA世界スーパーウェルター級王座を獲得。
そして、ついに2度目のラジャダムンスタジアム王座に挑戦となる!挑む王者はクンスック・シェフブンダム!
緑川選手との決定戦で勝利し王者となったシップムーン・シットシェフブンタムが、ベルトを返上したらしく4月にウェルター級1位のクンスック・シェフブンダムとブラジル人で4位のフィリップ・ファミリームエタイジムで決定戦があり王座を栄冠したらしい。
4月の王座決定戦を現地で観戦した緑川選手は、試合後にリングに上がり次の挑戦者と紹介をされている。緑川選手は相模原市のトライハードジムに通い、トレーナーのラジャダムン案スタジアム2階級制覇したノッパデッソーン・チューワッタナに師事して万全の再挑戦!
2019年6月1日 ラジャダムナンスタジアム・スーパーウェルター級王座戦 クンスック・シットシェプブンタムvs緑川創
クンスック・シットシェプブンタム 初防衛戦
緑川創 WKBA世界スーパーウェルター級王者
1R、当然、緑川選手から出ていってローを2発蹴る!クンスックも引かずにハイキック!
お互いにローを蹴り合う~緑川選手が前に出るも、クンスックの前蹴りで蹴り飛ばされる
それでも緑川選手が、左右のローで出ていく~クンスックは組み付いていき、足をかけて投げる!
緑川選手のローをクンスックは嫌がるが、飛びヒザを返す
2R、緑川選手がローで出るも、クンスックはカットしながら廻りハイキック!
緑川選手は、ローとパンチで手数多い~クンスックは、よく見ながらミドルハイを蹴る
クンスックはローを受けながらも、動きを止めずハイキック!
緑川選手の前進は止まらない~ローからボディー!右!
しかし、距離が空くとクンスックのハイキックが飛んでくる
3R、いよいよクンスックから出てくる~ハイキック!
さらにクンスックがガンガンミドルを蹴る~組んでからヒジ!
緑川選手がローを蹴りながら廻る~クンスックが、ヒザから組みにきたところに左フック!
緑川選手は、ステップでクンスックに組ませず出入り速く右!
クンスックは近づいては組みにいき、離れればミドルを蹴っていく
さらに緑川選手は、足を払われてジャッジの印象を悪くする
4R、緑川選手が奥足にロー~クンスックはハイキックを返す!
パンチの緑川選手に、蹴りで合わせるクンスック!
緑川選手が右を振りまくる~クンスックは蹴りで突き放す!
緑川選手がパンチでクンスックをロープに詰めるも、首相撲に捕まる~離れるとクンスックのミドルが飛んでくる
緑川選手もパンチを出し続けるが、クンスックは上手く誤魔化す
5R、ポイントはクンスック有利か!?しかし、クンスックは流さずに蹴っていく!
緑川選手もローを蹴りながら前に出るが、クンスックに投げられてしまう~クンスックは、下がりながらもガンガン蹴る!
もう、打ち合わないクンスックは前蹴りを連打で突き放す!
緑川選手は必死にパンチを振るが、クンスックは組み付いて押す込む
クンスックは流しだし、緑川選手のパンチをかわしてミドルを蹴り試合終了
判定は、ジャッジ3者とも49-48でクンスック・シットシェプブンタムが王座防衛成功!
いやぁ~ポイントは1ポイント差だがクンスックの完勝でしょ!?緑川選手はパンチを打ち合える距離に入り込みたかったが、クンスックが近ければ首相撲~離れればミドルとハイキックで突き放し試合をコントロール。
念願のラジャダムナン王座再挑戦に失敗した緑川選手は、5ヶ月後の11月に開催されたINNOVATION岡山ジム興行で在日タイ人のS-BATTLEミドル級王者チューチャイ・ハーデスワークアウトと70kg契約で対戦し判定勝ち。12月にも新日本キック後楽園ホール大会で、ガムライペット・アヨタヤーファイトジムを2-0の判定で降しWKBA世界スーパーウェルター級王座の防衛に成功している。
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