《本日のDVD鑑賞》
8月14日に、元WBOミニマム級王者の山中竜也選手が復帰2戦目でWBCライトフライ級15位のジョナサン・タコニンを判定で降し世界ランク入りを確実にした。2018年7月にWBO3位のビック・サルダールに判定負けして王座陥落 『観戦記2308』 このままでは終われないと話していたが、翌月に硬膜下血腫の診断が出てJBCの規定により引退~おにぎり屋さんを始めて結婚したニュースなどもあったが・・・・JBCの規定変更もあり、条件をクリアーしてライセンス復活。2022年3月の復帰戦で、須藤大介選手を5RにTKOで降ししての2戦目を 『メチャクチャ面白くない試合ですみません』 と話すが、ライトフライ級は日本人王者が2人なのでチャンスは早いか!?
そして、山中選手の妹である山中菫選手も9月1日にWBOWBOアジア太平洋女子アトム級王座に後楽園ホールで挑戦する。兄弟ボクサーは世界中に数多くいるが、姉や妹と王者となるとどれぐらい居るのだろうか!?東京オリンピックの金メダル候補でプロ入り後はKO連続の‘DDD‘ダニエル・デュボアの妹、キャロライン・サラ・デュボアはユースオリンピックで優勝~東京オリンピックに出場する程のボクサー!
1997年6月生まれイギリスのロンドン近郊のグリニッジ出身のDDD(Dynamite Daniel Dubois)ダニエル・デュボアは、11人兄弟で育ち9歳からボクシングを始めて弟のプリンスと妹のキャロラインもアマチュアのボクサー~イギリス少年選手権で2度優勝、ジュニアのナショナル選手権では5度優勝~アマチュアで69勝6敗の戦績で、東京五輪のメダル候補だったがプロに転向。
2017年9月にイギリスのマンチェスターアリーナでデビューし、マーカス・ケリーに1Rの35秒でTKO勝ち 『観戦記2059』
2週間後にもブライズ・メンデューノを2RでKO~5月にデビッド・ホーンを1RでKOして、7月にはマウリシオ・バルガンを2RでKOしてWBCユースヘビー級王座を獲得。
WBCユース王座は返上して、9月にBBBofc南部ヘビー級王座決定戦でAJ・カーターを1RでKOして王座獲得 『観戦記1839』
12月にも、ドリアン・ダーチを2RにTKOで降す~2018年2月にDL・ジョーンズを3RにTKOで降しBBBofc王座の初防衛に成功~6月にもトム・リトルを5RにTKOで降し、BBBofcイングランド王座を獲得~10月に、ケビン・ジョンソンを判定で降す。
そして、いよいよ世界ランキング入りを賭けて世界王座挑戦経験のある世界ランカーのラズバン・コジャヌと対戦!
1987年3月にルーマニアのボイネシュティで生まれたラズバン・コジャヌは、2011年3月に24歳でデビューしてアルバロ・モラレスに判定負け~その後は10連勝3KOして、2014年7月にマヌエル・アルベルト・パチェタを7RにTKOで降してWBOアジアパシフィックヘビー級王座を獲得~さらに2連勝1KOするも、2015年4月にドノヴァン・デニスに2RKO負けで初黒星~直ぐに再起して3連勝2KO~2016年12月に中国で、ウー・ジーユーを2RにKOしてWBO中華圏ヘビー級王座を獲得。
そして2017年5月にWBO14位として、WBOヘビー級王者のジョセフ・パーカーに挑戦するも大差判定負け 『観戦記1583』
1年2ヶ月空けて、再起戦で元WBAヘビー級暫定王者のルイス・オルティスと対戦も2RにKO負け 『観戦記2128』
世界ランキングを狙いたいダニエル・デュボアが、いよいよ世界王座挑戦経験のあるラズバン・コジャヌと対戦!WBO欧州王座も賭けられヘビー級のプロスペクトデュボアが、全勝全KOを守れるか!?
2019年3月8日 WBO欧州ヘビー級王座決定戦 ラズバン・コジャヌvsダニエル・デュボア
ラズバン・コジャヌ 16勝9KO5敗 元WBOアジアパシフィック王者
ダニエル・デュボア 9勝8KO無敗 元BBBofcイングランド王者
1R、ゴングと同時にデュボアが出る~ガードを固めながら下がったコジャヌに、デュボアがワン・ツー!
コジャヌも廻りながら返すが、デュボアがガンガン打ち込む~しかし、デュボアのボディーは低くレフリーが注意を与える
デュボアが追い回して打つも、的中率は悪い~コジャヌもカウンターを狙う
それでもデュボアが、手数でコジャヌをコーナーに追い込みコンビネーション!
2R、コジャヌの方から出ていき、コンビネーションで打っていく
デュボア下がる~お互いに振り回わすが当たらない
身体を合わせての押し合いの中、デュボアがボディー~左フック!
ズルズル下がるコジャヌに、デュボアがワン・ツーで追いかける!
ヘビー級らしい、豪快なパンチが交差する!打ち合いだと、デュボアのパンチ力にコジャヌは気持ちが折れてきているか~デュボアの右!
コジャヌは下がり、ロープに詰まる~デュボアが右からボディー!効いた!
コジャヌも返そうとするが、止まらないデュボアが左フック~右!
崩れ落ちるコジャヌ!これは無理!試合終了!
見事にダニエル・デュボアが2RにKO勝ちで、WBO欧州ヘビー級王座を獲得!全勝全KOの勢いそのままに、デュボアが世界王座挑戦経験者を問題なく吹き飛ばす!これぞヘビー級!という豪快さの中にもジャブは伸びて、コンビネーションで腹も打っての豪快な右!と、これぞダイナマイト・デュボアという試合。
いよいよ守られていたマッチメイクから世界ランカーとの試合後なったデュボアの次戦は、わずか1ヶ月と3週間後にWBOアフリカ王者のリチャード・ラーティーとWBOグローバルヘビー級王者決定戦で激突。4連敗となったラズバン・コジャヌは、7ヶ月後にモンテカルロでトーマス・ザディシビリに判定勝ち~2020年3月にニューヨークのバークレイセンターで、エフェ・アジャクバと対戦も9RでTKO負け。
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