観戦記2432 WBOインターコンチネンタルライトヘビー級王座戦 アンソニー・ヤードvsトラビス | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

今朝は(8月21日)オレクサンドル・ウシクvsアンソニー・ジョシュアの生中継の為に、朝というか夜中と言うべき時間からDAZNを堪能。サウジアラビアで開催されたビックマッチだが、会場のキング・アブドゥッラー・スポーツシティではマスクをしている人は見られず・・・・色々な意見や所説をテレビでは話しているが、もっとビックマッチが開催されて欲しいしウクライナ問題も早く平和的な解決を強く望む。コロナウィルスによって停滞した日本格闘技界も、4月の村田諒太選手とゲンナディ・ゴロフキンのWBAスーパー&IBFミドル級王座統一戦 『観戦記2355』 井上尚弥選手とノニト・ドネアの3団体統一バンタム級王座戦 『観戦記2394』 に続くビックマッチの日本開催を期待したい!

そして日本人同士でも、ライトフライ級にはWBAスーパー王者に京口紘人選手とWBC王者に寺地拳四朗選手が君臨。お互いにビックマッチを望んでいるので、最近はテレビ放送にも恵まれない両者なので大々的に開催してほしい。

京口選手と言えば、2020年11月にWBA10位タイのタノンサック・シムシーと防衛戦予定だったが京口選手がコロナウィルスに感染して中止~その後はイギリス大手のマッチルーム社と契約し海外での防衛戦が続いている 『観戦記2157』 『観戦記2396』 なんとなく、日本ではウィルスに感染した人が非難される傾向があったが、イギリスのライトヘビー級アンソニー・ヤードは父親と祖母を相次いでコロナウィルスで亡くしている。

 

1991年8月生まれの‘Beast from The East‘アンソニー・ドゥエイン・ダンカン・ヤードは19歳からボクシングを始め、アマチュアで11勝11KO1敗~2015年5月にデビューし、ミッチ・ミッチェルを2RにKOする~6月の2戦目にドローはあるものの、8連勝8KOして2017年5月にクリス・ホッブズを4RにTKOで降しBBBofc英国南部ライトヘビー級王座を獲得~7月にもリチャード・バラニーを1RにTKOで降し、WBO欧州ライトヘビー級王座を獲得。

そして9月にWBO欧州ライトヘビー級の初防衛&WBOインターコンチネンタルライトヘビー級王座決定戦で、元WBOユース・ライトヘビー級王者のノルバート・ネメサバティを3R終了時棄権に追い込みWBO欧州王座の初防衛とWBOインターコンチネンタル王座を獲得 『観戦記1809』

 

そして、世界前哨戦で闘うのが元メリーランド州クルーザー級王者のトラヴィス・アントン・リーバス!

 

アメリカのボルチモア州メリーランド出身のトラヴィス・アントン・リーバスは、2013年3月にデビューもザッキー・スコットに判定負け~4月のキース・ロバートソン戦はドロー。その後は11勝5KO1敗1分で、2016年5月にラリー・プロイヤーを8RにTKOで降しメリーランド州クルーザー級王座を獲得。

さらに3連勝1KOし、2018年3月にカロ・ムラットとIBOライトヘビー級王座決定戦で対戦も12RにTKO負け~直ぐに再起し、2連勝して世界トップランカーと初めての対決。

 

伝統あるロイヤルアルバートホールで、アンソニー・ヤードの世界前哨戦!全勝で94%のKO率を誇るWBO1位のヤードがセルゲイ・コバレフへの挑戦前に地元でキッチリと勝利できるか!?

 

2019年3月8日 WBOインターコンチネンタルライトヘビー級王座戦 アンソニー・ヤードvsトラビス・リーブス

 

アンソニー・ヤード 17勝16KO無敗 5度目の防衛戦

 

トラビス・リーブス 17勝7KO3敗2分 元メリーランド州クルーザー級王者

 

1R、ヤードが低い体勢で出ていき、速い左を伸ばしていく

 

リーブスもスピードある動きを魅せるも、ヤードが野獣のような飛び込み!

 

ジリジリ前に出るヤードに、リーブスは廻る~ヤードは凄まじい振りを魅せる!

 

2R、リーブスから、左を伸ばしながら飛び込んでいく

 

ヤードはロープまで下がるも、左フック~右ストレート

 

リーブスが手数を増していく~動き廻りながらワン・ツーも、当たりは浅いか!?

 

3R、リーブスが接近戦に出ていき、大きく振り回すが当たらない

 

ヤードもよく見ながら貯めて左フック!ヤードが攻める~右ストレート!リーブス効いた~ヤードが一気に連打!

 

4R、ガードを固め廻るリーブスに、ヤードが左フックで飛び込む!

 

リーブスも廻りながら必死に返す~接近戦でボディー連打も、ヤードは押し返さしてレバー打ち!

 

それでもリーブスは、くっついて打ってくる~クリンチから離れた瞬間に、ヤードの右ストレート!

 

ヤードが追いかけ左フック効いた~クリンチしてくるリーブスに、左フック~アッパー!

 

5R、ダメージあるリーブスだな、勝負をかけて廻らずに打っていく!

 

しかし、ヤードが返すとリーブスはズルズル下がる~ヤードがアッパー!

 

リーブスは必死にクリンチも、ヤードはパンチで振りほどいて右!さらに右!リーブスの足が踊る!

 

ヤードが極めに行く!右ストレート~左フックにレフリーは止めに入る!

 

見事にアンソニー・ヤードが5RにTKO勝ちで、WBOインターコンチネンタル王座の5度目の防衛に成功!

 

世界前哨戦を圧倒的なKOで締めたヤードは、KO率も95%に乗せて全勝で世界戦へ向かう。あんなゴリゴリの身体をしていても、綺麗にストレートが打てるし左も多彩に打てるヤード。この時点でWBOライトヘビー級王者のセルゲイ・コバレフは、ライトヘビー級でのWBSS開催を訴えていてWBO王者セルゲイ・コバレフ、WBA王者ドミトリー・ビボル、WBC王者オレクサンドル・グヴォジーク、IBF王者アルツール・ベテルビエフ、エレイデル・アルバレス、マーカス・ブラウン、そしてアンソニー・ヤードの名前を上げる。そして、もう1枠にWBO王者のヒルベルト・ラミレスか前年にスーパーミドル級王座を獲得した 『観戦記2334』 サウル・アルバレスの名前を上げる。

と、言ってもヤードのセルゲイ・コバレフへの挑戦は、5ヶ月後の2019年8月にロシアのチェアビンスク州でWBO1位指名挑戦者としてリングに立つ。

やはり、名のある相手には歯が立たなかったリーバスはこの後は試合をしていないので引退してしまったのだろう。

 

★しかし凄い筋肉のヤードの身長は183cmしかない 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村