観戦記2416 東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦 ペテ・アポリナルvsジュンリエル・ラモナ | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

Yahooニュースで映像が出ていたので観てみたが、あのK―1~RIZINに出場していた‘エンペラー‘皇治選手が元3階級制覇王者の亀田興毅さんがプロデュースする「3150FIGHT」でプロボクシング2勝2KOのヒロキング選手との対戦決定記者会見。皇治選手のボクシングルールでの試合は、正式な試合ではなくabema.TVでの企画みたいだが・・・・現役のボクサーを元世界王者がプロデュースするJBCが認可していない大会で対戦して平気なのだろうか!?裁判でもコテンパンに敗けたJBCは、亀田家には何も言えなくなってしまったのだろうか!?

旧K-1時代は元ボクサーを参戦させてローキックを蹴りまくり倒してK-1最強を唄っていたが、キックボクシング無敗の那須川天心選手、元K-1スーパーウェルター級王者の木村ミノル選手などがボクシングに転向を発表し今年?来年?デビュー予定。そして、K-1スーパーバンタム級では無双状態の強さで22連勝中だった元K-1スーパーバンタム級&元Krushバンタム級王者の武居由樹選手は蹴れなくなるような怪我から2020年3月のKS‘FESTA.3を最後にボクシングに転向して4戦4勝4KOで東洋太平洋スーパーバンタム級15位にランクされ8月26日に東洋太平洋スーパーバンタム級王座挑戦まで登り詰めてきている。

その東洋太平洋スーパーバンタム級王座は勅使川弘晶選手が保持して4度防衛中だったが、2021年12月にマーロン・タパレスとのIBFスーパーバンタム級王座挑戦者決定戦に出場する為に返上~そして、日本でも和氣慎吾選手や久我勇作選手に勝利している東洋太平洋1位のジュンリエル・ラモナルが王座決定戦に出場!

 

1989年6月にフィリピンの北サンボアンガ州で生まれたジュンリエル・タルク・ラモナルは、2007年10月にデビューしてバーナード・アンパーに判定勝ち~さらに3連勝2KOするも、2008年8月にレネ・ベスドゥディオに判定負け~その後は6勝5KO2敗で、2010年4月にソニー・ゴンザレスとのGABフィリピンスーパーバンタム級王座決定戦を11R負傷判定勝ちして王座獲得~10月に、アリエル・デルガドと1R負傷ドローで初防衛に成功~2011年3月に、大場弘政選手と東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦で対戦も判定負け~9月に、ラネル・スコを判定で降しGAB王座の2度目の防衛に成功~2012年1月に、なんと3階級上のアレハンドロ・サナブリアのWBCライト級シルバー王座に挑戦も4RにKO負け~4月に、PBFフィリピンスーパーバンタム級王座決定戦でアリエル・デルガドと対戦も4R負傷ドロー~8月にも、エリック・ラパダと2R負傷ドロー~10月にも、シルベスター・ロペスと2R負傷ドローでGAB王座の3度目の防衛に成功~GAB王座を返上し、2013年2月にフェストゥス・オモンディを2RにTKOで降す~10月に来日し、和氣慎吾選手の東洋太平洋スーパーバンタム級王座に挑戦も判定負け 『観戦記609』

2014年3月に、JR・マグブーとのGABフィリピンスーパーバンタム級王座決定戦も8RにTKO負け~8月に福岡孝太選手に判定勝ちも、11月に中澤奨選手に判定負け~1勝1KO無敗2分後の2019年10月に再来日して、和氣慎吾選手と再戦も3RにTKO負け~12月には、久我勇作選手とのWBOアジア太平洋スーパーバンタム級王座決定戦を1RにKO勝ちして王座獲得2021年7月に、ランディ・クリス・レオンに5R負傷判定負け。

 

そして9年越しの東洋太平洋王座獲得をチャンスを掴み、王座決定戦で対戦するのはフィリピンフェザー級4位のペテ・アポリナル!

 

1995年4月にフィリピンのマニラ・マカティ市で生まれた‘サンダー‘ペテ・アポリナル(ピート・アポリナル)ことペニテンテ・ゲスムンド・アポリナルは、2014年5月デビューして、ソニー・バサニェスに2RでTKO勝ち~さらに4連勝2KOも、2015年6月にジョー・サンテイシマに1RでKO負け~さらに9連勝4KOして、2021年7月にジェスレイ・ワミナルを12RにTKOで降し東洋太平洋フェザー級シルバー王座を獲得。

2021年10月に韓国で、カン・ジョンスンのWBOオリエンタルフェザー級王座に挑戦も8RにTKO負け。

 

東洋太平洋王座の本部も日本にあり、韓国ボクシング界の衰退で東洋太平洋王座の軽量級王者は日本人かフィリピン人ばかりでスーパーバンタム級も直近17人の王者うち16人が日本人かフィリピン人という中でフィリピン人同士の王座決定戦!

 

2022年4月2日 東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦 ペテ・アポリナルvsジュンリエル・ラモナル

 

ペテ・アポリナル 15勝9KO2敗 フィリピンフェザー級4位

 

ジュンリエル・ラモナル 17勝10KO9敗6分 OPBF1位

 

1R、お互いにスピードある動きから、上下に左を伸ばす

 

ラモナルが、フィリピン人らしい踏み込みから右ストレートを打ち込む!

 

ガンガン来るラモナルに、アポリナルは廻りながら左を伸ばす!

 

2R、ゴングと同時に接近戦での打ち合い~アポリナルの右フック!ラモナル効いた!

 

3R、ラモナルが出ていくが、アポリナルは足を使いながらかわしていく~それでもラモナルは詰めていき右!

 

さらにラモナルが攻める~アポリナルは廻りながら、ラモナルが入ってくるところに右アッパー!

 

4R、アポリナルが、変則的な動きからアッパーを突き上げるがラモナルかわす~ラモナルは常に前に出ていく

 

ラモナルのジャブがよく伸びる~アポリナルがアッパーも、かわしたラモナルが右!さらに連打!

 

5R、やはり前には出るラモナルだが、アポリナルはL字ガードからアッパーで待ち受ける!

 

それでもラモナルは、怯むことなく正面から飛び込む~右オーバーフック!

 

6R、ラモナルがジャブを伸ばしながら追い回し、アポリナルの左には右を被せる!

 

さらにラモナルが出続け、右でアポリナルを追い込む!

 

7R、勢いよく出てくるラモナルのパンチをかわし、アポリナルが右ストレート!フラついたラモナルに、アポリナルが左フック!

 

ラモナルの動きが鈍る~アポリナルが一気に攻める!左フック~右ストレート!

 

8R、スピードが落ちてきたラモナルのストレートをかわし、アポリナルがパンチをまとめる!

 

ラモナルも必死に振るが、明らかにバテてきている~アポリナルは、スイッチもしながら当てていく

 

9R、動きが鈍るラモナルに、アポリナルはガンガン打ち込む!

 

ラモナルは必死に攻めようとはするが、スタミナ切れでアポリナルに見切られて連打される

 

10R、ラモナルは、クリンチしながらも押し込んでくる~アポリナルは廻りながら左フック!

 

ラモナルが突っ込みバランスを崩したところに、アポリナルは身体を入れ替えラッシュ!

 

ラモナルも返そうとはしているが、アポリナルが内からパンチを振り切る!

 

止まらないアポリナルの右クロスに、ラモナルは崩れ落ちる!

 

必死に立ち上がろうとするラモナルも、レフリーのカウントは終了!

 

見事に10RKO勝ちで、ペテ・アポリナルが新東洋太平洋スーパーバンタム級王者!ガンガン振ってくるラモナルに、アポリナルは距離をキープしながらカウンターを狙いラモナルのスタミナ切れもあり一気に極めきり初の王座を獲得。東洋太平洋スーパーバンタム級ランキングは、1位~15位の中に日本人が10人いて正に金に成る王座を獲得したアポリナル。そして、新王者には直ぐに日本から声がかかり8月26日に後楽園ホールで東洋太平洋15位の武居由樹選手の挑戦を受ける!アポリナルは2度、井上尚弥選手のスパーリングパートナーでも来日していてIBFスーパーフライ級王者だったジェルウィン・アンカハスのスパーリングパートナーも務めていたらしい。

武居選手は 『頂いたチャンスはしっかりとモノにしたい。早いラウンドで倒せたら、それにこしたことはないけれど、そんなに甘くはない。その日までに成長して、今までの格闘技人生を生かして、武居由樹らしい試合で勝ちたい』 と話し、武居選手のトレーナーをする同じくデビュー4戦目で東洋太平洋ミニマム級王座を獲得した八重樫東さんは 『長いラウンドやることを想定して、ボクシングの組み立てと奥の手の強化を図っています』 と今まではサウスポーの前手である右フックで試合を極める事が多かったが奥の手である左ストレートの爆発を予告する。

 

★ラモナルも8月に来日し大阪で前田稔輝選手と対戦 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村