観戦記2381 Groud Zero 西岡蓮太vs町田光 | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

2019年末に中国で大騒ぎになったコロナウィルスが日本でも蔓延し、2020年1月に日本国内でもコロナウィルス感染者が確認される。そして4月には緊急事態宣言が出て、その後は解除~再宣言などを得て共存の世の中になった。その間に格闘技イベントも中止を繰り返したが、2022年後半は満員の会場で爆発興業が観たい!キック界の中では定期的にビックマッチを開催しているシュートボクシングも、最大の採点であるS-CUPは2018年11月の両国国技館大会以来開催されていない。

しかし、2022年は11月に3年振りに外敵対抗戦大会のGroud Zeroが開催予定になっている!Groud Zeroは1996年1月に第1回大会が開催され、1998年11月、2005年1月、2007年10月と開催され2015年12月に復活開催されるも他団体との対抗戦には厳しい結果が多い。通常の後楽園ホール大会などでも、シュートボクシング勢が投げられシュートポイントを奪われて敗けるシーンは多々ある。MMA選手との対戦で投げられてしまうのは仕方ないが、意外やキックボクサーに投げられることも少なくない。

2019年6月に、まさかのシュートボクシング参戦となった‘居合パンチャー‘町田光選手も、元シュートボクシングスーパーフェザー級王者の村田聖明選手をバックドロップで投げて判定勝ちしている。

 

1987年7月に東京都青梅市に生まれた‘居合パンチャー‘町田光選手は、なんとプロレスラーで2016年3月に亡くなられたハヤブサさんに憧れFMW入りを目指すが・・・身長が足りず高校に進学~しかし高校で漫画 「あしたのジョー」 に影響されてボクサーを目指しプロライセンスを取得。しかし、高校卒業後に仕事が忙しくボクシングでプロデビューは断念する~K-1MAX最盛期に影響され仕事を辞めて橋本道場でキックボクサーを目指す。2007年10月、20歳の時にMAキックでデビューするも布施将人選手に3RにKO負け~その後は金子優選手、梶田義人選手に連勝も木村基樹選手に不戦敗~2009年5月に佐藤琉選手にKO負けはあるものの、ハチマキ選手、清水友希選手、矢野浩司選手、NJKFで凌太選手、M-1でTOMOHIKO選手、高橋幸光選手、藤澤大樹選手、ビックバンで青津潤平選手、M-1でKING皇兵選手などに勝利する。そして、2011年2月にMA日本スーパーフェザー級王座決定トーナメント準決勝で佐藤琉選手を5RにTKO勝利~5月の決勝でRIOT選手を1RにKOして、MAキックスーパーフェザー級王座を獲得。7月にデンサイアム・ルークプラバーツに判定負け~岩井伸洋選手に勝利、宮越慶二郎選手とドロー、木村天鮮選手に3RにKO勝ちも、カノンスック・ウィラサクレックとはドロー。そして、2012年9月に中須賀芳徳選手のWBCムエタイ日本スーパーフェザー級王座に挑戦も判定負けで王座獲得ならず~11月のK-SPIRITではRIOT選手にリベンジされ敗退。さらに、2013年1月には狂平選手に4RにKOされMA日本スーパーフェザー級王座から陥落~4月のREBELS.15では不可思選手とドローも、5月のM-Fightで藤牧孝仁選手を判定で降しWPMFスーパーフェザー級王座を獲得~7月のREBELS.18で60kg級王座決定トーナメント準決勝を皇冶選手に判定勝ち、10月、REBELS.21での決勝も不可思選手に判定勝ちし王座栄冠。12月にINNOVATIONで竜誠選手を4RにTKO勝利~REBELS.23&25でも外国人選手に連勝するが、2014年4月のREBELS.26でヤスユキ選手に4RにTKO負け~再起2連勝し、10月のREBELS.31でSHIGERU選手に判定勝ちしREBELS60kg級王座の初防衛に成功~12月に狂平選手を判定で降し、INNOVATIONスーパーフェザー級王座を獲得。

2015年2月にNJKFで悠矢選手に判定負けも、7月のREBELS.37で郷州力選手に判定勝ちしREBELS60kg王座の2度目の防衛に成功~9月のINNOVATIONでナーカー・ゲーオサムリットを4RにTKOで下しWPMF世界スーパーフェザー級王座を獲得~しかし、12月のINNOVATIONで高橋幸光選手に3RにTKO負けでリベンジされる~2016年3月のNO KICK NO LIFEで森井選手に4RでTKO負け~6月に浅川大立選手に判定勝ちしINNOVATIONスーパーフェザー級王座の初防衛に成功~8月のREBELS.45で野辺広大選手に判定勝ち

10月に元ラジャダムナンスタジアム・フライ級王者のマープラローン・ソー・ブンヨンヨットにダウンを奪われるも逆転の判定勝ちでWPMF世界スーパーフェザー級王座の初防衛に成功~11月のREBELS.47で、イリアス・エナッシとBLADE61kg級王座決定戦で対戦も判定負けで王座獲得ならず~2017年2月にKNOCK OUT.VOL1で山口侑馬選手に3RにKO負け~しかし、6月のKNOCK OUT.VOL3でのライト級トーナメント1回戦でDJ.taiki選手に判定勝ちして連敗を止める~しかし、町田選手の怪我もあり準決勝の森井洋介選手との試合は延期される~10月のKNOCK OUT.VOL5で、改めて森井選手と対戦するもヒジで切られ2RにTKO負け

 

そして町田選手は引退を示唆するが・・・・11月のファンイベントで現役続行を宣言して、2017年12月に憧れと語る大月晴明選手とKING OF KNOCK OUT両国国技館大会で対戦し3RにTKO勝ち 『観戦記1495』

 

2018年2月のKNOCK OUT FIRST IMPACTでは、髙橋一眞選手に判定負け~6月のRISE125でもチャンヒョン・リーに判定負け~しかし、10月のKNOCK OUT CROSS OVERで前口太尊選手とのアジアトーナメント出場決定戦を判定勝ちして敗者復活~しかし、12月の両国国技館でチャンヒョン・リーに4RTKO負けでアジアトーナメント1回戦負け 『観戦記1802』2019年4月のKNOCK OUTで、岩城悠介選手を判定で降す~そして6月に初のシュートボクシングに参戦し、SBライト級王者の村田聖明選手を豪快なバックドロップもかまして判定勝ち 『観戦記1922』

 

そして半年置き、再びSBに居合パンチャーが来襲!迎え討つのは、SB日本ライト級王者の西岡蓮太選手!

 

1999年4月生まれ大阪府出身の西岡蓮太選手は、大阪の名門・龍生塾に入門して高校1年生16歳の2015年5月にシュートボクシングでデビューするも古賀健人選手に判定負け~しかし、2ヶ月後の7月にDEEP☆KICKで中井奏選手に2RでTKO勝ち~9月に樋沼朝光選手に判定勝ちも、11月に鈴木豊三選手にKO負け~2016年5月にHigh Speedで文山裕輔選手に判定勝ちし、その後も関西を中心にハイペースで試合をし、7連勝5KOで勝ち続ける~しかし2017年12月のDEEP☆KICK63kg王座決定戦で、敦YAMATO選手に判定負け。

2018年6月には、TENKAICHIスーパーライト級王者のポッシブK選手に判定勝ち~そして9月に村田聖明選手とシュートボクシング日本スーパーライト級王座決定戦で対戦するが、延長7R判定勝ちして王座獲得。2018年11月のS-CUPでは‘爆腕‘大月晴明選手にダウンを奪っての判定勝ち~そして2019年4月、REBELSとの対抗戦に大将として参戦しKNOCK OUTスーパーライト級王者の不可思選手にシュートポイントを奪い判定勝ち 『観戦記1827』

 

6月には、MAキックライト級4位の増井侑輝選手を判定で降す~9月には、英雄伝説アジア64kg級王者のマサ佐藤選手に判定勝ち 『観戦記1966

 

50戦以上のキャリアを持つ町田選手は、前戦で見事なシュートボクシングへの対応力を魅せて村田選手に完勝。もはや、シュートボクシング勢が外敵に投げられるのは通常の風景となりつつあるが・・・SBの新エース西岡選手が、前戦のマサ佐藤選手同様に外敵を降し村田選手の借りを返すか!?

 

2019年12月3日 Groud Zero 西岡蓮太vs町田光

 

西岡蓮太 16勝6KO3敗 SB日本ライト級王者

 

町田光 36勝11KO18敗3分 WPMF世界スーパーフェザー級王者

 

1R、お互いにジャブ~ローで距離を測るも、西岡選手がプレッシャーをかける

 

町田選手から組み付いて、早くもバックドロップを狙う!

 

町田選手が離れてもミドルを蹴る!さらに町田選手が左ミドル~組んでもヒザ!西岡選手はパンチで出るも、町田選手かわす

 

町田選手が動きながらロー~西岡選手は大きくパンチを振る!

 

2R、ジャブ~ローで動く町田選手に、西岡選手が飛び込んで左フック!

 

距離を取る町田選手も、タックルのように走りこんで倒す

 

さらに町田選手が乗ってくる~得意の居合いパンチ!

 

町田選手は中間距離では闘わずに、離れて蹴りか組んでヒザ!

 

町田選手が右~さらに組み付いていき、西岡選手を千切っては投げる!

 

3R、町田選手が蹴っていくが、西岡選手はキャッチして右!

 

しかし、組まれると西岡選手は町田選手に投げられる

 

西岡選手が左を伸ばし当てるが、町田選手も右を当て返す!さらに組み付き、足をかけて浴びせ倒す

 

お互いに投げを狙う~残り時間少なるも、西岡選手のパンチをかわしながら町田選手が組み付く!

 

町田選手が、一気にバックに周りジャーマンスープレックス!シュートポイントを奪う!

 

再開後、ポイントでは厳しい西岡選手がラッシュも試合終了

 

判定は、ジャッジ3者とも28-30で、見事に町田選手が判定勝ち!

 

1Rから投げを狙っていた町田選手が、最後の最後で豪快にジャーマンで投げ切っての完勝。それにしても・・・・シュートポイントは最後の投げだけだが、西岡選手は倒されすぎだろ!?腰高なのもあるが、かつてはムエタイ勢と組んで投げてもしていたシュートボクサーがこれだけ背中をマットに点けては創始者のシーザー会長も頭を抱えてしまう。それでもシーザー会長は町田選手を誉めて再度のSB出場を口にして、2ヶ月後の2020年2月に参戦も相手はNJKFの宮越慶二郎選手。

試合前は町田選手を降して、町田選手の代わりにRIZIN出場~白鳥大珠選手との対戦も希望した西岡選手は、2ヶ月後の2020年2月にKNOCK OUT無法島GP64kgトーナメントに出場し大活躍する!

 

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