観戦記2379 世界王座挑戦前哨戦 ジョセフ・ディアスJrvsチャールズ・ウエルタ | 人生マイペンライ

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先月の(4月22日)WBOミニマム級王座戦で、挑戦者の石澤開選手が計量オーバーして失格も翌日のタイトルマッチは開催された 『観戦記2370』 王者の谷口選手は、WBOのルールでは敗ければ王座陥落となるだけに一度は拒否するもジム関係者などの説得により開催された。2013年12月のIBFスーパーフライ級王者亀田大毅選手とWBAスーパーフライ級王者リボリオ・ソリスの王座統一戦では、WBA王者のリボリオ・ソリスが計量オーバーも試合は判定勝ち 『観戦記645』 IBFは敗けても相手が計量オーバーなら「敗けても王者」となっていて亀田家が日本中からバッシングをされた。まぁ・・・・JBCの確認不足というか、テレビ的に統一戦の緊張感を保つ為なのか!?IBFのルールブックに載っているならコミッションも報道もアホな話だった。

そしてゴールデン・プロモーションの大プッシュもあり、2018年5月に無敗でWBCフェザー級王者ゲイリー・ラッセルJrに挑戦するも判定負け 『観戦記2061』 さらに次戦でWBAフェザー級王者ヘスス・マヌエル・ロハスに挑戦し判定勝ちも体重超過で王座はロハスのままで獲得できなかったのが‘JO JO‘ジョセフ・ディアス!

 

1992年11月にアメリカのカリフォルニア州で生まれたジョセフ・ペドラサ・ディアスJrは、お祖父さんがメキシコからアメリカに移住したメキシコ系アメリカ人。10歳の頃にイジメにあっていたのを見かねて、父親がボクシングジムに連れていき鍛えようとする~しかし、そのジムにはイジメっ子がいてスパーリングをしたらディアスが勝ってしまう。なんとも漫画のような話だが、父親がボクシングの経験が無くてもトレーナーをしてロンドン五輪バンタム級代表に選ばれる選手まで成長する~しかし、家が貧しくて家族がロンドンまで応援に行けず寄付を募る苦労人。

ロンドン五輪ベスト8後に、オスカー・デ・ラ・ホーヤ率いるゴールデン・プロモーション入り~2012年12月にデビューし、ビセンテ・アルファロ・マルティネスに判定勝ち~その後も17連勝10KOで、2015年12月にヒューゴ・パルディナを2RにTKOで下し23歳で無敗のままNABFフェザー級王座も獲得

2016年3月 、ジェイソン・ベレスに大差判定勝ちで初防衛に成功 『観戦記1221』 7月にビクトル・プロアを2RにKOして2度目の防衛に成功~9月にはWBO16位のアンドリュー・カンシオに9RにTKO勝ちで2度目の防衛に成功 『観戦記1395』

2016年12月にオラシオ・ガルシアをフルマークの判定で降し3度目の防衛に成功 『観戦記1593』

 

2017年5月にNABF北米4度目とNABO北米王座を賭けて、マヌエル・アビラと対戦し判定勝ちでNABF王座5度目の防衛とともにNABO王座を獲得~9月には、ラファエル・リベラを判定で降しNABO王座初防衛に成功 『観戦記1794』 2018年2月にも、元WBCスーパーバンタム級王者のビクトル・テラサスを3RにKOしてNABF王座6度目&NABO2度目防衛に成功。

そして5月に、WBC1位としてWBCフェザー級王者のゲイリー・ラッセルJrに挑戦も判定負けで王座獲得ならず 『観戦記2061』

8月にはWBAフェザー級王者のヘスス・マヌエル・ロハスに挑戦も、計量で0.6ポンド(9g)オーバー・・・試合には勝利して、ロハスはWBAの規定で敗けても王者。

そしてスーパーフェザー級に上げて、世界前哨戦となる相手はチャールズ・ウエルタ!

 

アメリカのカリフォルニア州パラマウントで生まれたチャールズ・ジョセフ・へスタは、アマチュアで30戦ほど闘い2004年アメリカナショナル王者にもなる~2007年9月にデビューして、11連勝6KO~しかし、2009年7月にデリック・ウィルソンに1R負け。

7月に再起して、ロドリゴ・アランダに判定勝ち~さらに4連勝2KOも、2011年1月に

ラウル・ヒラレスに判定負け~5月にはNABOスーパーバンタム級王座決定戦で、クリストファー・マーチンに判定負け~2012年7月に、エドゥアルド・アルコスに5RでTKO勝ち~2013年4月にも、ジョナサン・アルカンタノ判定負け~3年ブランクを明け、2016年12月にカルロス・モラレスのNABAスーパーフェザー級王座に挑戦も判定負け~2017年4月に、イヴァン・デルガドに3RでKO勝ち~8月には、ミゲール・アンヘル・ゴンザレスに判定勝ち。

 

世界戦での体重オーバーも、日本みたいに大炎上はしないのか!?普通に6ヶ月で階級を上げて世界前哨戦に挑むジョセフ・ディアス。チャールズ・ウエルタも、スーパーバンタム級から上げてきただけに階級の差は感じなく世界前哨戦をクリアーするか!?

 

2019年2月9日 世界王座挑戦前哨戦! ジョセフ・ディアスvsチャールズ・ウエルタ

 

ジョセフ・ディアスJr 27勝14KO1敗 元NABF北米フェザー級王者

 

チャールズ・ウエルタ 20勝12KO5敗

 

1R、ディアスジャブを打ちながら軽快に廻るが、ウェルタはサウスポーが得意か!?初回から踏み込んで右!

 

さらに右の相打ちも、先に当たったのはウェルタでディアスよろける

 

2R、ウェルタが手数多く前に出る~廻るディアスを詰めていき左フック!

 

ガンガン出てくるウェルタに、ディアスは動きながらパンチはかわす~スピードある踏み込みから左!

 

3R、まだまだウェルタが、前進しながら打ち込んでくる~ディアスはガード高く廻る

 

手数はウェルタだか、ディアスはウェルタのガードの隙間にパンチを捩じ込む!

 

4R、ディアスから出ていく~ウェルタは長い腕で、上半身をガッチリガードする

 

ディアスが速いコンビネーションで攻めるも、ウェルタはガードを固めたまま押していき右ストレート!

 

5R、ウェルタが右を中心に出るが、ディアスは狙い済ましたリターンの左!

 

さらにディアスはボディーを叩き、ウェルタは手がなくなる~左ストレート強烈!右フック!

 

6R、ディアスが、距離を取りながらジックリ攻める~ウェルタが出てきたところに、アウトを取ってボディー!

 

さらにディアスが、ウェルタの右に右フックを合わせる~それでもうぇるたが右を振ってくるが、ディアスが左フック!連打!

 

7R、そろそろ、ダウンの1つでも取りたいディアス~ガードを固めるウェルタにボディー!

 

ディアスは狙いすぎか!?手が少なくなる~それでも多彩なコンビネーションで圧倒する

 

8R、倒しきりたいディアスは、カウンターを狙うがクリーンヒットしない

 

ガードが下がらず前進してくるウェルタに、ディアスも頭を付けてボディー!

 

さらにディアスは、ルーズなガードから誘っておいての左!しかし、ウェルタは怯まない

 

9R、もう立っているだけのウェルタに、ディアスがボディー~右フックで攻めまくるが倒せない

 

ディアスがアッパー連打~ウェルタもボディーを返すが、ディアスがまとめる!右フック!

 

10R、最終ラウンドでも、ウェルタは振っていく~ディアスも右フックを被せる!

 

ディアスが強引に倒しにいく~振りまくるが、ウェルタは最後までガード固い

 

ディアスは攻め疲れたか!?流し始めたところに、ウェルタがボディー~アッパー!

 

ディアスも最後まで倒しにかかるが、ウェルタはフラつきせずに耐えて終了

 

判定は、ジャッジ3者が99-91でジョセフ・ディアスの完勝!

 

ジョセフ・ディアスがスピードで圧倒し、どのラウンドがチャールズ・ウエルタに1ポイント流れたかは分からないほどの圧勝。正直、ダウンの1つも取って欲しかったがスーパーフェザー級でも動けることを証明したディアス。次戦は、わずか3ヶ月後の2019年5月にWBAスーパーフェザー級ゴールド王座決定戦でフレディー・フォンセカと対戦。

スピードとキレは良かったが、パワーは感じ有られなかったディアス。打ち込んだパンチもあったが、パワー不足なのか!?ウェルタがタフだったのか、グラりとする場面も無いままに淡々とラウンドが進みスーパーフェザー級での闘いに心配は残る。

 

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