《本日のDVD観賞》
昨年の大晦日での那須川天心選手との対戦を、12月5日のBOMでのスーパーバンタム級の1戦で「まだ55kgでは」と断った吉成名高選手に対し、RIZINの榊原代表が感情あらわに『正直何言ってんのかな?手のひらの上にのせられたチャンスをその場でつかめなかったら、スターになんかなれないと思うので、本当に悔しいし、残念です。だったら天心の名前を出すべきじゃないし、ウチのRIZINとかにも天心とやることを匂わせて試合をするべきじゃないです。昨日今日、2週間前に提案したわけじゃなくて、1年前から『今年の大晦日に天心を目指していくんだよ。55kgでやったけどパンチはいつものように入ってるのに相手が倒れないんです、これじゃ天心に勝てません』という風になったんじゃないですか?悪くは言わないけど、感情的になっちゃいます』 と厳しい意見までは、まだ‘大人げない‘で流せたが 『ムエタイが日本の中でメジャーなスポーツとして日本中・世界中の人を魅了することははっきりいって無いと思う。残念ながら』 これは言い過ぎで、立ち技ファンからはMMAみたいな歴史が浅い競技が何を言う!と、大ブーイングだった。
そして、同じくムエタイでルンピニースタジアム王者になりRIZINにも参戦している梅野源治選手は 『真実が伝わればいいのに。俺も、こういうので凄く嫌な思いをしたことがあるから気持ちがわかると』 と話している。
そんな日本ムエタイ界の志宝と云われた梅野源治選手だが、ムエタイ路線から「強いヤツはどんなルールでも強い」とK-1に参戦して、チャン・ヒョン・リーにダウンを取られ敗けたのが2012年10月 『観戦記314』 しかし、その後にRISEでK-1ルールを2戦して、チャン・ヒョン・リーにもリベンジしている 『観戦記452』
1988年12月生まれの梅野源治選手は、2007年11月にデビュー後は様々な団体で闘い2年2か月で負けなしの9連勝~2010年3月のREBELS.2でタイのノラシン・ギャットプラサーンチャイに判定で初黒星。その後、WPMFスーパーバンタム級日本王座、WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座、M-1フェザー級王座を獲得。2011年7月には、ラジャダムナンのランカーのカイチョン・シット・タームサブを3RでKO~9月には、ルンピニースタジアムのランカーで2008年のMVPに輝いているウティデート・ルークプラパートを4RでKOしルンピニースタジアムのスーパーフェザー級ランキングにランクイン。11月には、W PMF世界スーパーフェザー級王座決定戦でデッカモン・ヒマライジムを1RでKO 『観戦記39』 12月には戦前からの舌戦で大いに盛り上がった森井洋介選手に完封勝利 『観戦記100』
2012年2月にルンピニースタジアムで負けた 『観戦記140』 ゴンナパー・シリモンコンには日本で雪辱 『観戦記195』 ルンピニースタジアムでのランキングも6位まで上がり、6月のアンカーンレック・エクシデンコンジムも2RでKO 『観戦記230』しかし、まさかのK-1に参戦しチャンヒョン・リーにまさかの敗北 『観戦記314』 RISEのリングでリベンジをする 『観戦記452』そして、再び打倒ムエタイ路線に戻り、ルードペット・ポーワラシンを1RでKOするも 『観戦記534』 ゲーオ・フェアテックス(現ゲーオ・ウィラサクレック)に2RにKO負け。しかし、ルンピニースタジアム認定ランキング査定試合のゴンサヤーム・トーピッタックチャイを3RでKO、2014年2月の NO KICK NO LIFE では元ルンピニースタジアム・フェザー級王者の‘爆撃機‘ポンサネー・シットモンチャイ4RにTKO勝ち 『観戦記722』
2014年4月には、NJKFのリングでステファン・メレディを判定で破りWBCムエタイスーパーフェザー級王座を獲得 『観戦記791』2014年11月には、ジョムピチット・チュワタナを判定で破りWBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座を獲得。2015年2月には、元ラジャダムナンスタジアム2階級制覇・WMC世界スーパーバンダム級王者のルンラット・ナーラーティクンに勝利。
そして、いよいよ4月にルンピニースタジアム・スーパーフェザー級王座に挑むも、ペットモラコット・ウォー・サンプラパイのテクニックに惜敗 『観戦記891』その後も1流タイ人と激戦を重ね、ムアンタイ・PKセンチャイムエタイジムにTKO勝ち、ペット・ブーンチュー・ソー・ソンマイもKO~2015年9月には、ラジャダムナンスタジアムに出場も、セクサン・オー・クワンムアイに判定負けしてしまう。2016年6月には、NO KICK NO LIFE FINALでヨードワンディ・ニッティサムイとドロー 『観戦記1167』 8月のREBELS.45では、ヤスユキ選手との日本人頂上対決と期待されたが負傷判定勝ち~9月にはNJKFで、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座戦で10位のキース・マクラクランを2RでTKO勝ち~そして!10月のREBELS.46でヨードレックペット・オー・ピティサックを判定で破り、念願のラジャダムナン・ライト級王座に輝く!
12月のKNOCK OUT.0では、元ラジャダムナン2階級制覇のシリモンコン・PKセンチャイジムを5R圧倒して判定勝ち 『観戦記1248』 2017年2月のKNOCK OUT VOL.1ではワンマリオ・ゲオサムリットに判定勝ち 『観戦記1288』 4月のKNOCK OUT VOL.2では‘鉄車輪‘ロートレック・ジャオタオアライトーンに判定勝ち 『観戦記1301』 しかし、5月にタイでのラジャダムナン・ライト級王座の防衛戦でサックモンコン・ソーソンマイに判定負けして王座陥落。
闘い方や考えに、KNOCK OUTとズレが出たか?REBELSへ戻り、9月のREBELS.52でスアレック・ルークカムイに判定勝ち~11月のREBELS.53では、インディトーン・ポー・ピナブハットを4RにTKOで降す~そして、2018年2月のREBELS.54でルンピニースタジアム・ライト級王者のクラップダム・ソーチョーピャッウータイに4RでKO負け~8月のREBELS.56では、ピンペット・シットジャーディンに判定勝ち~8月のREBELS.57ではピエトロ・ドウリャを3RにTKOで降すが、10月のREBELS.58ではギャットペット・ピークマーイレストランに判定負け~12月のREBELS.59では、ジョン・キハンに判定勝ち~そして2019年からは、まさかのヒジ&首相撲無しのRISEワールドトーナメントに参戦して1回戦でル・ジュンに判定勝ち
そして、準決勝で因縁のチャン・ヒョン・リーとの対決前に「K-1ルールになれておきたい」とRISEに参戦!対戦するのは、リングサイドで見つめるチャン・ヒョン・リーと同じ韓国のイ・ギュドン!
韓国のIKMFフェザー級王者のイ・ギュドンは 『こんにちは、韓国のイ・ギュドンです。ウメノ選手と試合が出来て光栄です。しかし、彼はRISEには向いていない感じがします。前回の試合を見ましたがパンチが見えないようです。キックだけだと私は止めることは出来ません、多くは語らず試合内容で見せます。私が勝利したら、RISE WORLD SERIESに出して欲しいです!』 と話して初来日。リングサイドにはチャン・ヒョン・リーの姿も!
2019年5月19日 RISE132 梅野源治vsイ・ギュドン
梅野源治 45勝20KO11敗3分 元ラジャダムナンスタジアムライト級王者
イ・ギュドン IKMFフェザー級王者
1R、試合開始直後に、ギュドンが梅野選手のお株を奪うような左ミドル!
梅野選手も、当然蹴っていく~ギュドンはパンチを合わせる!
さらにお互いに蹴り合うが、蹴りなら梅野選手の蹴りが上回る!
ギュドンは押し込んできてヒザ~梅野選手は距離をキープしながらミドル!
パンチでくるギュドンを捌きながら、梅野選手がプレスをかけハイキック!
ギュドンもローを蹴り返すが、梅野選手が右ストレート!
ギュドンは組み付いて投げるも、やはり梅野選手のミドルに対応できない
2R、ラウンド開始直後から、梅野選手が出ていき右ミドル!
さらに梅野選手が蹴るも、ギュドンはパンチで出てくる!
しかし、梅野選手もパンチで出ていき右!ギュドンはダウン!
立ち上がったギュドンに梅野選手はパンチで攻めるが、ギュドンはクリンチ~離れて、梅野選手はミドルを蹴る
ギュドンが突っ込んできても、梅野選手はカウンターのアッパー!
それでもギュドンは前に出るが、梅野選手が右を被せて左フック!
ギュドンは韓国人ファイターらしく、打たれても前に出る~梅野選手が、またも右を被せる!ダウン!
立ち上がったギュドンに、珍しく梅野選手が飛びヒザ!
それでもギュドンは、低く頭から入って押す~梅野選手はアッパー!右!
ギュドンも返そうとはするが、梅野選手がハイキック~ヒザ!パンチ連打!ヒザ!
梅野選手は攻めるが、RISEルールに合わせようと攻めづらそうも右!
さらにパンチで攻める梅野選手も
前蹴りを土手っ腹に突き刺す!右!
崩れたイ・ギョドン!3ダウンで終了!
わずか2ヶ月と1週間での試合となった梅野選手だが、あっさりと完勝してRISEルールへの対応を魅せる 試合後はチャン・ヒョン・リーもリングに上がり 『どうですかね、パンチもちょっとは出来るって思っていただけましたかね。リーと試合をするので、バチバチ、パンチでも蹴りでも全ての技で圧倒出来るよう頑張ります』 と話して、2ヶ月後の2019年7月にRISE WORLD SERIES大阪準決勝で対戦し左ミドルを生かして判定勝ち 『観戦記1946』 そして、9月の決勝で白鳥大珠選手と対戦も1RでKO負け 『観戦記2097』 その後はBOMなどでヒジ&首相撲有りの闘いを続けたが、2021年6月に突如・・・RIZIN61kgキックトーナメントに出場して、再びK-1ルールに挑むみ皇治選手と対戦もバッティングで大怪我を負う。
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