観戦記2291 WBAオセアニア&WBOオリエンタルミドル級王座戦 ジェフ・ホーンvsアンソニー | 人生マイペンライ

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《本日のDVD観賞》

 

いまや日本以外で試合をするボクサーは珍しくなく、海外でデビューや海外での世界王座奪取も多くなり2021年11月にも尾川堅一選手がマジソン・スクエア・ガーデン・シアターでIBFスーパーフェザー級王座を勝ち取っている。しかし、本来ならば本場に乗り込んでいってほしい日本人2人目のミドル級王者であるWBAミドル級スーパー王者の村田諒太選手の試合が決まらない・・・・現状の村田選手では、海外でミドル級王者としてメインを張って日本で貰えるほどのファイトマネーが稼げないのも原因の1つみたいだが、できれば2022年は延期になったIBFミドル級王者のゲンナディ・ゴロフキンとの統一戦をアメリカで開催される姿を観たい!

ウェルター級以上で、日本での世界戦や世界ランカーを呼んで世界ランクに入る事も大変な話。アメリカより遠いが、OPBF(東洋太平洋)であるオーストラリアに闘いを求めた中量級選手は多々いて、アジアではチャンスに恵まれずにオーストラリアに世界ランクを取りに向かった日本人である西澤ヨシノリ選手とクレイジー・キム選手をオーストラリアで迎え撃ったのが2階級制覇王者のアンソニー・ムンディン!

 

1975年5月にオーストラリアのニューサウスウェールズで生まれたアンソニー・ムンディンは‘THE MAN(本物の男)‘の異名を持ち、学生時代はラクビーで活躍する~1993年にプロのラクビーリーグのセントジョージドラゴンズと契約して2000年までプレーする。

父親がコモンウェルス英連邦2階級制覇王者のトニー・ムンディンだったのもあり、ラクビー引退して直ぐの2000年7月にデビューしてジェラード・ゾーズに4RでKO勝ち~さらに3連勝2KOして、2001年2月にマーク・バルジェロを6RにTKOで降しオーストライアスーパーミドル級王座を獲得~さらに4月には、ティモ・マスアを3RにKOしてPABAパンアジアスーパーミドル級王座を獲得。さらに3連勝2KOして、2001年2月にマーク・バルジェロを6RにTKOで降しオーストライアスーパーミドル級王座を獲得~さらに4月には、ティモ・マスアを3RにKOしてPABAパンアジアスーパーミドル級王座を獲得~6月にマイク・マカタを5RにTKOで降しPABAパンアジア王座初防衛に成功~9月には、後のIBFミドル級王者になるサム・ソリマンを2-1の判定で降しIBF環太平洋スーパーミドル級王座を獲得~早くも10月には、ガイ・ウォーターズを2RにKOして初防衛に成功~12月に、スベン・オットケのIBFスーパーミドル級王座に挑戦も10RにKO負け。

2002年3月に再起して判定勝ちし、4月にはローランド・フランシスを8RにTKOで降しPABAパンアジアスーパーミドル級王座を獲得~6月にも、ダレン・オバを6RにTKOで降し初防衛に成功~7月にノンタイトル戦を3RにTKO勝ちし、9月にはスーン・ボテスを3RにKOしてPABAパンアジア王座2度目の防衛とWBA環アフリカスーパーミドル級王座を獲得~11月にもリック・ソーンベリーを11RにTKOで降し、PABAパンアジア王座3度目の防衛とWBA環アフリカ王座初&WBAラテンアメリカスーパーミドル級王座を獲得~2003年2月に、ショーン・サリバンを判定で降しPABAパンアジア4度目の防衛とWBA環アフリカ2度目&WBAラテンアメリカ初防衛に成功~3月にノンタイトル戦を1RにKO勝ちし、9月にアントワン・エコールスとのWBAスーパーミドル級王座決定戦に判定勝ちして世界王座獲得(スーパー王者にミッケル・ケスラー)

2004年1月に、西澤ヨシノリ選手を5RにTKOで降し初防衛に成功~しかし、5月に、マニー・シャカに1-2の判定負けし王座陥落。直ぐに再起して3連勝3KOして、2005年6月にミッケル・ケスラーのWBAスーパーミドル級王座に挑戦も判定負け。

4連勝3KO後の2007年3月に、サム・ソリマンとのWBAスーパーミドル級王座決定戦を9RにKO勝ちして王座獲得~6月に、パブロ・ダニエル・サモラ・ニエバスを判定で降し初防衛に成功~12月には、ホセ・アルベルト・クラベロを4RにKOして2度目の防衛に成功~2008年2月にも、ネイダー・ハムダンを判定で降し3度目の防衛に成功~5月に、サム・ソリマンとのリターンマッチを判定勝ちし4度目の防衛に成功。

王座を返上して、7月にクレイジー・キム選手に判定勝ち~11月にも判定勝ちし、2009年2月にシャナン・テイラーを判定で降しWBAインターナショナルミドル級王座を獲得~5月にダニエル・ギールを2-1の判定で降しIBOミドル級王座を獲得~10月にも判定勝ちし、2010年1月にロバート・メドレーに判定勝ちしてWBAインターナショナルミドル級王座の初防衛に成功~6月には、カルロス・アダン・へレスを判定で降しWBAインターナショナルスーパーウェルター級王座を獲得~王座を返上して3勝2KO1敗後の2011年11月に、リコベルト・アルバレスを判定で降しWBAスーパーウェルター級暫定王座を獲得。

王座を返上して、2012年7月にブロンコ・マッカートを7RにTKOで降しIBF北米王座を獲得~2013年1月に、IBOミドル級王者のダニエル・ギールに挑戦も判定負け~11月に、元3階級制覇王者のシェーン・モズリーとのWBAインターナショナルスーパーウェルター級王座決定戦を7RにTKO勝ちして王座獲得~2014年1月に、ガナー・ジャクソンに判定勝ち~しかし、4月に元IBFウェルター王者のジョシュア・クロッティに5度のダウンを奪われ判定負けしWBAインターナショナル王座陥落~それでも11月には、シャルヘイ・ラチャンカを2-1の判定で降しWBCスーパーウェルター級シルバー王座を獲得。

しかし、2015年11月にチャールズ・ハトレイに11RにTKO負けして王座陥落~2017年2月に、ダニー・グリーンのオーストラリアクルーザー級王座に挑戦も判定負け~しかし、2018年1月にトミー・ブラウンを2RにKOしてWBOオリエンタルミドル級王座を獲得。

そして、マニー・パッキャオを破り世界を驚かしたジェフ・ホーンとの新旧オーストラリア元世界王者対決に挑む!

 

1988年2月オーストラリアのクイーンズランド州ブリスベンに生まれた‘ホーネット‘ジェフリー・クリストファー・ホーンJrは、本を読んだりゲームで遊ぶのが好きでサッカーやラクビーもしたが、自称「オタク」で、イジメられていたので9歳のときに自己防衛の為にボクシングを始める。10歳の時に初の試合をし、23歳で2011年度世界選手権ライトウェルター級に出場~2012年ロンドンオリンピックに出場しベスト8に入った。2013年3月にデビューし、ジョディ・アレンを2RにTKO勝ち~4月にトゥリン・ロフィア、5月にヌンチャム・キャットソンサンをKOするも、8 月のリバ ン・セゼールには負傷引き分け~9月に、豪州ウェルター級王座決定戦でサミュエル・コロンバンを1RでKOし王座獲得~11月にアスウィン・カブイを2RにTKO、12月にノーフェル・ベン・ラバーに判定勝ち~2014年3月に、WBOオリエンタルウェルター級王座決定戦でリバン・セゼールを9RにTKOで降し栄冠~7月には、WBOオリエンタルウェルター級王座の初防衛戦とPABAパンアジアウェルター級王座決定戦のWタイトル戦でフェルナンド・フェレイラ・ダシルバに判定勝ちし2冠~12月に両王座の防衛戦でロブソン・アシスを5RにKOし防衛に成功~2015年6月には、ホーンの2冠とリッチモンド・ドジャーベングのWBA環アフリカウェルター級王座の統一戦を3RにTKO勝ちし3冠~さらに8月には、ビクトル・プトロニコフのIBFインターコンチネンタルウェルター級王座と統一戦をして7Rに負傷判定勝ちで4冠~WBA環アフリカウェルター級王座は返上したものの、11月にアルフレド・ロドルフォ・ブランコを判定で降しWBAオセアニアウェルター級王座を獲得し再び4冠~12月に、WBOオリエンタル&IBFインターコンチネンタルウェルター級王座防衛戦でアフメド・エル・ムサビを判定勝ちし王座防衛~2016年4月には、IBFインターコンチネンタルウェルター級&WBOインターコンチネンタルウェルター級王座決定戦で元WBAスーパーライト級暫定&WBOスーパーライト級&IBFウェルター級のランドール・ベイリーを7R終了棄権に追い 込み、IBFインターコンチネンタルウェルター級王座の防衛とWBOインターコンチネンタルウェルター級王座を獲得する~10月には、リコ・ミューラー9RにTKO勝ちでIBFインターコンチネンタルウェルター級王座を防衛~12月には、WBO8位のアリ・フネカを6RにTKOで降しWBOインターコンチネンタルウェルター級王座を防衛。

 

そして、2017年7月にWBO1位としてWBOウェルター級王者のマニー・パッキャオに挑戦し微妙な判定ながら判定勝ちして王座獲得 『観戦記1336』

 

当然、パッキャオと再戦かと思われたがパッキャオがフィリピンの国会時期と重なり(パワーファイターを嫌った?)12月にWBO10位のゲイリー・コーコランと初防衛戦をして、11RにTKO勝ちで初防衛に成功 『観戦記1950』

 

2018年6月に、3階級目を狙ってウェルター級に上げてきたテレンス・クロフォードの挑戦を受けるも9RにTKO負け 『観戦記2104』

 

初のアメリカでの試合で初黒星を喫したが、わずか5ヶ月半での復帰戦で同じくオーストラリアンのアンソニー・ムンディンと激突!43歳になった元2階級制覇王者のムンディンが世代交代を止めるか!?

 

2018年11月30日 WBAオセアニア&WBOオリエンタルミドル級王座戦 ジェフ・ホーンvsアンソニー・ムンディン

 

ジェフ・ホーン 18勝12KO1敗1分 元WBOウェルター級王者

 

アンソニー・ムンディン 48勝28KO8敗 WBOオリエンタルウェルター級王者

 

1R、やはり、ホーンがグイグイ圧力をかくていく~ボディーに右を伸ばす

 

さらにプレスを掛けるホーンは、ムンディンのジャブを掻い潜って右!

 

ムンディン効いたか!?それでも右を返すが、ホーンは揉み合いからも右!

 

ムンディンは足を使いながら左を伸ばすが、ホーンはガンガン入っていく!

 

ムンディンも押し返すも、ジャブではホーンを止められずに左フックを貰う

 

ガチャガチャの揉み合いに持ち込むホーンだが、上から押さえて注意を受ける~ホーンが細かく動きながら右!マンディンかわす

 

ムンディンから踏み込んで打っていくが、ホーンはバックステップしながら廻る

 

距離が出来ても、ホーンは鋭く左で入って右ボディー~左フックをボディー!さらに顔面へ!

 

吹っ飛んだムンディン!これは無理!レフリーは直ぐに止める!

 

見事に1RにKO勝ちでジェフ・ホーンがWBOオリエンタル&WBAオセアニアミドル級王座を獲得!クロフォードには完敗したものの、やはり元世界王者の実力を魅せ再び世界を目指す。この試合は2階級上げてミドル級での試合となったが、スーパーミドル級で世界を制しているムンディン吹っ飛ばすのだから流石のパワー。

そしてジェフ・ホーンの次戦は9ヶ月空いて、やはりオーストラリアの元WBAオセアニアスーパーウェルター級王者のマイケル・セラファとWBAオセアニア&WBOオリエンタルミドル級王座の初防衛戦で対戦。王座陥落となったアンソニー・ムンディンは、1年後の2019年11月にK-1MAXでも活躍したジョン・ウェイン・パーとスーパーミドル級契約で対戦。

 

くホーンはウェルター級で試合ができてたな 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村