観戦記2290 RIZIN.26 佐々木憂流迦vs瀧澤謙太 | 人生マイペンライ

人生マイペンライ

格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

《本日のTV鑑賞》

 

いよいよ2021年の大晦日となり、RIZINではバンタム級GPの準決勝&決勝が民放テレビで生中継という井岡一翔選手と並び日本格闘技では突き抜けた存在感を魅せるRIZIN。肝心のバンタム級王座はBellatorへ参戦中の堀口恭司選手が保持しているので、グランプリ王者が挑戦する展開になるのか?2022年もバンタム級を中心にRIZINは廻るのか!?フェザー級王座時期挑戦者決定戦とも言える、斎藤裕選手と朝倉未来選手の再戦。ライト級王座戦となるホベルト・サトシ・ソウザvs矢地祐介、そして那須川天心vs五味隆則などRIZINらしい、飛び技的なカードもある。

しかしRIZINの2022年もバンタム級が中心になりそうだが、2020年の大晦日のRIZIN.26でもキーパンソンになるバンタム級戦線のキーパーソンが対決。2020年9月にRIZIN初登場した時には、お世辞にも全国区ではなかった瀧澤謙太選手がゴールデンタイムに生中継される事にパンクラス時代から応援するファンは感涙するだろう。

 

1994年11月に神奈川県で生まれた‘空手王子‘瀧澤謙太選手は、父親が空手家らしく幼い頃から空手を始める~新極真会木元道場で鍛え、小学3年生の時に全国大会で3位になる。中学では空手とハンドボールをして、高校生の時は元修斗世界バンタム級王者の勝村周一朗さん率いる横浜グランドスラムで練習をしながらレスリング部に入る~高校卒業後はリバーサルジム東京に移り、修斗アマチュア大会で経験を積む。

 

2014年5月に19歳でTTF Challengeにてデビューするも、古間木崇宏選手に2RでTKO負け~9月のTTF Challenge.2で、山本哲也選手に2RにTKO勝ち~2015年4月にはパンクラスに参戦し、飯嶋重樹選手に1RでTKお勝ち~7月にも、統好選手に1RでTKO勝ち~10月には、COROに2RでTKO勝ち~2016年1月に、アラン‘ヒロ‘ヤマニハに2RでTKO勝ち~6月にルイ・サノデキス、11月に佐久間健太選手に判定勝ち~2017年4月に、神田T800周一選手に判定勝ち~8月のDEEPとの対抗戦では、副将で北田俊亮選手を2RにTKOで降す~11月にも、アレッシャンドリ・シルニを2RにTKOで降す~2018年3月にも、ハルク大城選手に3RでTKO勝ち~7月には、TSUNE選手に2RでTKO勝ち~2019年3月に、ハファエル・シルバのキング・オブ・パンクラス・バンタム級暫定王座に挑戦も1Rに1本負け。

6月のダスオン・オムルザコフ戦はメディカルチェックで試合中止~11月のパンクラスで、修斗世界フライ級2位の石井逸人選手に3RでTKO勝ち。そして、ついにRIZINへの参戦!2020年9月のRIZIN.24で、パンクラス・バンタム級3位の金太郎選手に判定勝ち 『観戦記2150』

 

11月のRIZIN.25では、修斗世界フライ級王者の扇久保博正選手のテイクダウン技術に判定負け 『観戦記2180』

 

そしてRIZIN3大会連続となる大晦日のRIZIN.26で対戦するのは、1年2か月ぶりの復帰戦となる佐々木憂流迦選手!

 

1989年10月に静岡県函南町に生まれた 「寝技天狗」 こと佐々木憂流迦選手(佐々木佑太)は中学校、プロレスラーに憧れるもPRIDEで五味選手を見て総合格闘技へ~高校生の時にレスリングで全国ベスト16~和術慧舟會駿河道場に入門し、2009年のアマ修斗全国大会で準優勝。CageForthでデビューし、1R30秒で1本勝ち~6月からは修斗で4連勝も、2011年2月のDEEP静岡大会で鍵山裕介選手とドロー~修斗で2連勝も、2011年9月にガイ・デルモに判定負けで初黒星。しかし、その後は3勝1分で、2013年1月に環太平洋フェザー級王座決定戦で徹肌イ朗を判定で降し王座栄冠 『観戦記403』 2013年7月の初防衛戦では、山本賢治選手を左ストレート~パウンドで11秒でTKO勝利 『観戦記561』 その後も、VTJ 3rdでパク・グンド、修斗のリングでZST王者の藤原敬典選手 『観戦記704』 VTJ4rdで石原夜叉坊選手をスリーパーホールドで1本勝ち~2014年5月には、DEEPでジョン・ジュンフェに負傷TKO勝ち。

そして、いよいよUFCに出陣!2014年8月の、UFC Fight Night 48でローランド・デロームをチョークで1本勝ち~しかし、2014年12月のUFC Fight Night 58でレアンドロ・イッサにネッククランクで1本負け。続く、2015年6月の UFC Fight Night 69でタイラー・ラピルーに左ストレート~パウンドでTKO負け。

UFCでの3戦はバンタム級(61.2kg) 修斗では同じ体重のフェザー級でした。しかし、2016年5月のUFC Fight Night 87からUFCのフライ級(56.7kg)に階級を落として1年振りのUFCでの闘いをレスラーのウィリー・ゲイツに2Rチョークで1本勝ち 『観戦記1127』 そしてフライ級王者のデメトリアス・ジョンソンを挑発!しかし、2017年2月のUFC208ではフライ級5位のウィルソン・ヘイスにタックルで倒されまくられ判定負け 『観戦記1310』 2017年6月のUFC Fight Night.111では、ジャスティン・スコギンズに2Rに1本勝ち 『観戦記1613』 9月のUFC Fight Night.117日本大会で、ジュシー・フォルミーガに1Rで1本負け~~2018年6月のUFC Fight Night.132で、ジェネル・ラウザに2Rに1本勝ち~11月のUFC Fight Night.140で、フライ級9位のアレッシャンドリ・パントージャに1Rで1本負け。

 

この後UFCのフライ級(56.7kg)廃止が決まり日本のへリングに復帰!12月のRIZIN.14でマネル・ケイプに判定勝ち

 

そして、2019年に入り朝倉海選手からの挑戦があり、4月のRIZIN.15で対戦予定も憂流迦選手の内臓疾患で中止。さらに、2019年7月のRIZIN.17で石渡伸太郎選手に2Rで1本負け~さらに10月のRIZIN.19で、堀口恭司選手の対戦が決まっている朝倉海選手と対戦も1Rにパンチで顎を割られる 『観戦記1820』

 

バックボーンが対照的な両者が大晦日で対戦となる、まさにRIZINの醍醐味!憂流迦選手は 『1年間悔しい思いをしてきましたが、1年で培ったものを大晦日にぶつけたいです。顎を2回手術しましたが、最近の練習で前より強くなっている自信があります。瀧澤選手は前から知っている選手で、強い選手なので、今の自分をぶつけたいです。前戦でRIZINバンタム級4天王の扇久保選手に敗けてしまった瀧澤選手は 『最近は考え過ぎて戦っていた部分があるので、本能で戦います。今回の試合のテーマは・・・Don’t Think, Feel』 と、RIZINの王道となる既存の団体では考えられなかった日本人対決!

 

2020年12月31日 RIZIN.26 佐々木憂流迦vs瀧澤謙太

 

佐々木憂流迦 22勝8敗 元修斗環太平洋フェザー級王者

 

瀧澤謙太 11勝6敗 パンクラスバンタム級3位

 

1R、当然、打撃で出ていく瀧澤選手に、待ち構える憂流迦選手

 

憂琉生選手が打撃から組み付いていくも、瀧澤選手は廻りこむ

 

それでも憂琉生選手が前に出ながら組み付く~瀧澤選手が投げてグラウンドへ!

 

憂琉生選手が下から三角締めを狙う~瀧澤選手は抜いて立とうとするが、憂琉生選手にコントロールされる

 

立ち上がった瀧澤選手だが、憂琉生選手が打撃でガンガン出ていく!

 

瀧澤選手も打撃を返していくと、狙い済ました憂琉生選手のタックル!憂琉生選手がハーフ~サイドを取る!

 

憂琉生選手がパウンドを落とす~瀧澤選手は下から蹴りあげるが、憂琉生選手は右を振り落とす!

 

2R、憂琉生選手が打撃から組み付きにいくが、瀧澤選手は廻りながらカウンター!

 

しかし、憂琉生選手が出る~左ミドルから左ストレート!瀧澤選手も右フックを合わせる!

 

憂琉生選手がタックルも、瀧澤選手は切る~パンチで出る憂琉生選手に、瀧澤選手は廻るが憂琉生選手がタックル!瀧澤選手はガブる!

 

スタンドの攻防だと、固そうな瀧澤選手のパンチが何度も憂琉生選手を捕らえる!

 

それでも憂琉生選手が、タックルから足を掬ってテイクダウン成功!

 

コーナーを使いながら立ち上がろとした瀧澤選手を、憂琉生選手は横に振って再びテイクダウン~バックを取って首を狙う!

 

さらに憂琉生選手が、パンチを落としながら首を狙って瀧澤選手は動けない

 

それでも瀧澤選手が、ラウンド終了際に引っくり返してサッカーボールキックを狙う~パウンド!

 

3R、瀧澤選手が廻りながら左~強烈な右ミドル!

 

憂琉生選手のジャブで瀧澤選手の鼻血がひどくなるが、瀧澤選手も手数を増していく!

 

さらに瀧澤選手のローというよりカーフキックで、憂琉生選手の足が再三流れる

 

憂琉生選手の細かいジャブに対し、瀧澤選手がフルスイングのボディー!

 

打撃を当ててくる瀧澤選手に、憂琉生選手がタックル!しかし、切った瀧澤選手がヒジ!

 

それでも憂琉生選手は足を離さずにテイクダウン~上を取るが、瀧澤選手が首を取って締める!

 

 

抜いた憂琉生選手が、上をキープしながらパウンド!ヒジ!

 

判定は、3-0で佐々木憂流迦選手が1年2ヶ月ぶりの再起戦で判定勝利!

 

見事に判定勝ちした憂流迦選手はリング上で 『久びさっすね。ただいま、格闘技って感じです。いいもんですね。ここに立つまでに支えてくれた方々、本当にお礼を言いたいです。自分自身強くなって帰ってきたって胸を張って言いたいので、来年から大好きな格闘技を存分に楽しみたいと思います。榊原さん、来年1発目、扇久保選手とやりたいです。本当にみんなありがとう。来年よろしくお願いします。』 と話す。復活にあたって憂流迦選手は五味選手のジムでフィジカルを徹底的に鍛えたらしく、体つきもゴツくなりタックル~押さえ込む力で再起戦を飾る。

希望した扇久保選手は2021年からのバンタム級グランプリに出場で、憂流迦選手はフェザー級に上げて2021年9月のRIZIN.30で堀江圭功選手と対戦。連敗となってしまった瀧澤選手はRIZINバンタム級グランプリに出場し、2021年6月のRIZIN29で元DEEP&Cage Forthフェザー級王者の今成正和選手と対戦。

 

★今晩は打撃で朝倉海選手に対抗できる瀧澤選手に期待! 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村