観戦記2172 The Trush エロール・スペンスJrvsサミュエル・バルガス | 人生マイペンライ

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格闘技を愛し50歳過ぎても殴り合う

 《本日のDVD鑑賞》

 

いよいよ、元5階級制覇王者のフロイド・メイウェザーとYoutuberのローガン・ポールのエキシビションが6日(日本時間7日)に開催される。またエキシビションマッチをやるのもなんだし、しかもプロで2戦リングに上がっているとはいえ体重が20kg以上違う相手とPPVでやるとは悲しいやら・・・・でも、ジックリ観させていただきます。50戦無敗で引退したフロイド・メイウェザーだが(最後の負けとなったアトランタ五輪準決勝も、明らかなメイウェザーの勝ちだったらしい)2015年9月に2度目の引退以降に、2017年8月にUFC2階級制覇王者のコナー・マクレガー 『観戦記1605』 2018年12月に日本で那須川天心選手 『観戦記1745』 と、2度リングに上がりとんでもないお金を稼いでいる。 

そんな唯一無比の‘Money‘フロイド・メイウェザーだが、いままで何人かは「フロイド・メイウェザーⅡ世」や「フロイド・メイウェザーの後継者」 と呼ばれた選手は出てきた。元4階級制覇王者のエイドリアン・ブローナーや、まもなく6月に3階級制覇を目指すジャーボンテイ・デービスなどは素行の悪さまで似ていて様々な報道が流れている。

フェラーリを飲酒運転して大事故は起こした事もあったが、オリンピック出場から無敗を続けているのがかつてメイウェザーの‘後継者‘と呼ばれたエロール・スペンスJr 

 

1990年3月ニューヨーク州生まれロングアイランド出身の‘The Truth‘本物と呼ばれるエロール・スペンスJrは、18歳で出場した2008年度全米ユース・ウェルター級で優勝~2009年5月にナショナル・ゴールデングローブスで優勝、全米選手権ウェルター級優勝~2010年度4ヶ国トーナメントウェルター級優勝~2011年度全米選手権ウェルター級優勝。2011年世界選手権ベスト8~2012年8月のロンドン五輪ベスト8。

 

アマチュアで135勝12敗の戦績を残し、11月に早くもプロデビューしてジョナサン・ガルシアを3RでKO~さらに2連続KOも、2013年3月のルイス・トーレスには判定勝ち~さらに4連続1RKOし、2013年10月にエマニュエル・ラルテイ・ラーティーには判定勝ち~その後も2014年6月にはロナルド・クルスには判定勝利も、その後は5勝4KO無敗~そして2015年4月、後に世界ランカーになるサミュエル・バルガスと対戦!

 

1989年4月にコロンビアのボゴタで生まれたサミュエル・アンドレス・バルガス・アリサは、カナダでライセンスを取り2010年2月にデビューしてトッド・ファーラーに2RでTKO勝ち~その後も6連勝し、2011年2月にデボル・ブロッシュとのNABAカナダウェルター級王座決定戦はドロー~10月にアフマド・チェイコーに5RでTKO勝ち~2012年2月に、マノリス・プレイティスに1RにKO勝ちしてカナダウェルター級王座を獲得。

さらに2連勝2KOして、2013年4月にジュリアス・ブンダを7RにTKOで降しNABAカナダスーパーウェルター級王座を獲得~さらに3連勝2KOするも、12月にパブロ・ムンギアに判定負けで初黒星~さらにカナダで3連勝し、2014年9月にアメリカに進出しブルース・ランクルに2RでTKO勝ち~12月にフラビオ・トゥレリに5RでTKO勝ち。

 

オリンピアからわずか2年で15連勝してきたエロール・スペンスJrが、ついに名のある選手と対戦!1敗はしているもののKO負けはしていないバルガスにフロイド・メイウェザーが惚れ込んだ才能を持つスペンスがデビュー以来の連勝を伸ばすか!?

 

2015年4月11日 The Trush エロール・スペンスJrvsサミュエル・バルガス

 

サミュエル・バルガス 20勝10KO1敗1分 元NABAカナダウェルター級王者

 

エロール・スペンスJr 15勝12KO無敗

 

1R、サウスポーのスペンスがスタスタと出ていき、右を中から外側から伸ばす~下がるバルガスに左!

 

バルガスも、頭を動かしながら前に出て右を上下に伸ばす!

 

バルガスのパンチをバックステップでかわし、直ぐに左を打ち込むスペンス!

 

2R、スペンスが、弾くようなジャブをパンパン入れていく

 

下がるだけになってきたバルガスを、スペンスが詰める~連打から右フック!バルガスは後方に倒れる!ダウン!

 

立ち上がったバルガスは必死に廻る~スペンスはノーガードで追いかける

 

スペンスが連打~レフリー止めるか!?バルガスは廻りながらなんとか耐える

 

3R、飛び込むようにスペンスがジャブを打ち、バルガスを追い回す~ボディーも効いてきているか!?

 

バルガスも返してはいるが、出せばカウンターを貰いコーナーに詰まる!スペンスが連打!

 

4R、ラウンド開始直後からバルガスは下がる~スペンス追いかけ極めにいっている

 

バルガスはガードを固めて廻るが、直ぐにコーナーに追い詰められる!スペンスは左を打ち込む!

 

体ごとぶつかり逃れるバルガス~しかし、ボディーも効かされ下がる!左!サイドに廻るバルガスもスペンスが連打!

 

流石にレフリーが走って止めに入る!

 

バルガスはストップに怒ってはいるが、敗けは認めてスペンスを祝福

 

見事にエロール・スペンスJrが、4RにTKO勝ちでデビュー以来の連勝を16に伸ばしKO率も80%を超える。スピード&キレとも差があったが、スペンスは打ち込む時には力強く倒せるパンチを腰を落として連打できる。まだこの時期のスペンスは当たられると線が細く足でかわすところがあるが、2年後にケル・ブルックからIBFウェルター級王座を奪う頃には力強くもなっている 『観戦記1684』

そして、なんと言っても!このblogを書いている時点で、2ヶ月半に6階級制覇王者のマニー・パッキャオと対戦するのだから、スペンスというよりもマニー・パッキャオの体を心配するというか・・・あくまでも強豪と闘うパッキャオの精神にアッパレ!

 

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