《本日のDVD鑑賞》
いよいよIBFスーパーバンタム級暫定王者の岩佐亮佑選手と、WBAスーパー&IBFスーパーバンタム級王者のムロジョン・アフマダリエフの王座統一戦が近づいてきた!
2019年2月の挑戦者決定戦を、アメリカのロスアンゼルスで負傷判定勝ち~12月のIBFスーパーバンタム級暫定王者決定戦を、またもアメリカのニューヨーク州でマ-ロン・タパレスを11RにTKOで降し暫定王座を栄冠 『観戦記1858』 そして1年4ヶ月振りの試合がウズベキスタンなんだから、なんともタフな試合が続く岩佐選手。
WBAスーパー&IBF王者のムロジョン・アフマダリエフとしても、キャリア初の祖国での試合となるので会場は異様な盛り上がりになっているだろう。
ウズベキスタンのボクサーと云えば、元WBOライト級王者で17連続防衛をしたアルツール・グレゴリアン、元WBAヘビー級王者のルスラン・チャガエフなどが有名。旧ソ連系の国だけに、アマチュアでの実績が凄まじい選手が多くムロジョン・アフマダリエフも2016年のリオデジャネイロオリンピックで銅メダリストを獲得している。
1994年11月にウズベキスタンのナマンガンに生まれたムロジョン・クァホロビッチ・アフマダリエフは、20歳の時の2015年アジア選手権で銀メダルを獲得~世界選手権にもバンタム級(56kg)で出場し、2012年ロンドン五輪で金メダリストを獲得したマイケル・コンランに判定負けも銀メダルを獲得~2016年のリオデジャネイロ五輪では、金メダルを獲得したロペイシー・ラミレスに判定負けも銅メダルを獲得~そして、2017年の世界選手権ではついに金メダルを獲得。
アマチュア戦績300勝20敗と云われる戦績を残し、プロ転向を決意してアメリカに渡る~ニューヨークのブルックリンの拠点にして、2018年3月にブルックリンでデビューしてアルゼンチンのデビッド・パズを1Rの1分でTKO勝ち 『観戦記2079』
4月の2戦目も、アルゼンチンのカルロス・スアレスを4RにTKOで降す。そして7月に早くも3戦目となり対戦するのは、またもアルゼンチンンのルイス・モリーナ!
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに生まれたルイス・フェルナンド・モリーナは、2014年3月にデビューしてダニエル・エドゥアルド・へレーナに1RでTKO勝ち~さらに3連勝1KOするも、2015年11月にジョナサン・エリアス・ソーサに判定負けし初黒星~その後もアルゼンチン国内で、3勝2敗1分のキャリアを積む~2017年12月に初の海外が、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデン・シアターでロンドン五輪銅メダリストのマイケル・コンランのデビュー5戦目で対戦し判定負け。
そして、再びアメリカのカルフォルニア州ロスアンゼルスでムロジョン・アフマダリエフと対戦!4ヶ月で3戦目となるアフマダリエフが、連続KOを伸ばして世界戦へ突き進むか!?
2018年7月14日 五輪銅メダリスト3戦目 ムロジョン・アフマダリエフvsルイス・フェルナンド・モリーナ
ムロジョン・アフマダリエフ 2勝2KO無敗
ルイス・フェルナンド・モリーナ 7勝2KO4敗1分
1R、やはり初回からアフマダリエフが振ってくるが、モリーナは足を使いながらかわす
しかし、アフマダリエフがガンガン詰めていく!モリーナをロープに追い込みボディー!
ノーガードで振り回すアフマダリエフ~モリーナも返していくが、アフマダリエフはスウェーでかわす~フックを振り回してアッパー!モリーナ効いた!
2R、豪快に振りまくるアフマダリエフ~モリーナはガードするだけで精一杯
このままではジリ貧のモリーナが出てくる~アフマダリエフは、スイッチしながらボディー連打!
3R、まだまだモリーナも出てくる~アフマダリエフが重そうな左ストレートで突き放す!
それでもモリーナはガードを固めて突っ込む~アフマダリエフの豪快すぎるアッパー!
手数は落ちないモリーナだが、アフマダリエフがスピードある連打が出るとロープに詰まり固まる
4R、ガードを固めるモリーナに、アフマダリエフはジャブを細かく出しながら強烈なボディー!
アフマダリエフが、自由にヒラヒラ動きながらアッパーを入れていく!
必死に手数を出すモリーナだが、アフマダリエフはノーガードからアッパー!
5R、アフマダリエフが極めにいく~アッパーからボディー連打!
さらにアフマダリエフがボディーも、ローブローで中断~再開後もアフマダリエフが打ちまくる!左!モリーナはついにダウン!
立ち上がったモリーナが、吹っ切れたようにラッシュ!アフマダリエフも、体を振りながらカウンター!
6R、倒しきりたいアフマダリエフがラッシュ!ガードを崩さないモリーナにボディー連打!
必死にガードをしながら廻って回避するモリーナに、アフマダリエフが追いかけ左!
ボディーも効いているモリーナだが、最後まで耐えきり試合終了のゴング
判定は、ジャッジ3者とも59―53でムロジョン・アフマダリエフの判定勝ち!
初の判定となったアフマダリエフだが、どのラウンドがポイントを失ったのか分からないが・・・・ローブローが減点だったのかな!?なんとも骨太なファイトを魅せるアフマダリエフのアマチュア時代も映像を探してみてみたくなってきた。
そして、この試合の1ヶ月後の2018年8月に初の王座戦となるWBAインターコンチネンタルスーパーバンタム級王者決定戦でチリのラモン・コントラストと対戦する。
5敗目を喫したルイス・フェルナンド・モリーナは、4ヶ月後にアルゼンチンで再起してサンティアス・ヘスス・ペロッティに判定勝ち~その後は試合をしていなかったが、2021年2月に復帰してWBA南米大陸スーパーバンタム級王座決定戦で9RにTKO負けしている。
★岩佐選手との統一戦はDAZNは生中継だがG+は4月17日放送 格闘技blogランキングをクリック⇒格闘技 ブログランキングへにほんブログ村