観戦記2082 WBOアジアパシフィックバンタム級王座戦 ストロング小林佑樹vs比嘉大吾 | 人生マイペンライ

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《本日のDVD鑑賞》

 

井岡一翔選手の有言実行のKO勝ちに震えた、2020年大晦日のWBOスーパーフライ級王座戦 『観戦記2078』 なにやら井岡一翔選手のタトゥーのことが問題になっているみたいですが、WBOが特に問題にしていない以上はJBCがあまり言う問題ではない気がしますが・・・・放送局が嫌うなら、放送をしないでその分の収入や知名度が得られない話なら分かるが・・・・

ジムの移籍についても、一時はスポンサーの「SANKYO」所属になったりしてマカオで復帰もしたし 『観戦記1646』 あれだけ素晴らしい試合をしたので、外国勢はよくて日本選手はダメじゃ通らない時代だろう。しかも・・・・バンテージチェックやらしているのだから、試合が終わってから言ってもしょうがないだろう。

そして、井岡選手と同じAmbitionジムの比嘉大吾選手の移籍2戦目もセミファイナルで開催された!

 

1995年8月に沖縄の浦添市で生まれた比嘉選手は、野球少年だったらしいが高校からボクシングを始める~高校卒業後はオリンピック日本代表選手を目指して大学進学を希望するが、具志堅用高さんから実家にスカウトの電話が入りプロ転向を即決。2014年6月にデビューし、セーンゲン・サックナロンを1RでKO~タイ人、フィリピン人、フィリピン人をKOして6連続KOまで伸ばす。そして、2015年7月に敵地タイでコンファー・CPフレッシュマートとWBCユース・フライ級王座決定戦を行い7RにKOして王座獲得。

初防衛戦は、2015年11月にフィリピンのレンレン・テソリオを10RでTKO~2度目の防衛戦は、2016年3月にロメル・オリベロスを2RでTKO 『観戦記1311』 そして、7月に東洋太平洋フライ級王者のアーデ ン・ディアレを4RでKOし王座獲得 『観戦記1158』 初防衛戦でフィリピンのフェリペ・カグブコブJrを4RにKOして初防衛に成功 『観戦記1312』さらに2017年2月の世界前哨戦でフィリピンのディオネル・ディオコスを4RにTKO勝利 『観戦記1294』 そして、5月に計量オーバーで王座を剝奪されたファン・エルナンデスとWBCフライ級王座決定戦で争い6RにTKO勝ちで王座栄冠 『観戦記1319』

 

10月には、WBC5位のトム・マソンを7Rに心ごとTKOで沈め初防衛に成功 『観戦記1391』2度目の防衛戦は、2018年2月に地元の沖縄でWBC8位のモイセス・フエンテスを1RでKO 『観戦記1424』 浜田剛史さんの15連続KOに並ぶ。

そして、2018年4月に新記録を賭けてWBC2位のクリストファー・ロサレスと3度目の防衛戦を・・・・前日計量で50.8kgリミットを900gオーバーして王座剥奪~当日の上げ幅を55.3kgに設定されて試合は開催されるが、9Rにセコンドからタオルが投げられTKO負け 『観戦記1441』

 

JBCより無期限の出場停止と復帰の際には1階級以上のアップの処分が降され、比嘉選手は自暴自棄な生活を送ったらしく体重も68kgぐらいまでいったらしい。

『1回世界チャンピオンにもなれたし、もういいかな・・・ボクシングを辞めるつもりでいました。月に使っている金額と収入が合わなくて、このままじゃ破産するって言われて。じゃ、ボクシングをやろうかと』 そして、2020年2月に2年振りの復帰戦でフィリピンバンタム級13位のジェイソン・ブエナオブラを6RにTKOで降す 『観戦記1896』 しかし、ジムで師事していた野木トレーナーがジムを辞めた事もありモチベーションが上がらず引退をも口にする・・・・・が!野木トレーナーが所属するAmbition GYMに移籍し、高校時代に2戦2敗した日本バンタム級13位の堤聖也選手とドロー 『観戦記2064』

 

そして、わずか2ヶ月で再びバンタム級で大晦日に出陣!しかも、WBOアジアパシフィックバンタム級王者のストロング小林佑樹選手に挑戦!

 

1991年8月に大阪府八尾市で生まれた小林佑樹選手は、2011年4月に19歳で八尾ジムからデビューして橋本和樹選手に3RKO勝ち~さらに3連勝2KOして、2012年6月に西日本スーパーバンタム級新人王予選に出場も新井勇一選手に判定負け~その後も六島ジムへ移籍などもあるがコンスタントに試合をこなし、5勝2KO3敗とキャリアを積んで2015年の大晦日に山本隆寛選手の東洋太平洋バンタム級王座に挑戦も2RにTKO負け。

2016年7月に神之浦博選手に判定勝ちも、11月に韓国でキム・イェジュンのIBFアジアスーパーバンタム級王座に挑戦も判定負け~4勝3KO1敗後の2018年12月に、東洋太平洋バンタム級王座決定戦で栗原慶太選手と対戦も判定負け。

しかし、2019年5月にベン・マナキルを10RにTKOで降してWBOアジアパシフィックバンタム級王座を獲得~12月には、ユウ・キチャンを判定で降し初防衛に成功。

 

比嘉選手らしい試合は、2018年2月のモイセス・フエンテス以来遠ざかっているが再起3戦目で豪打爆発となるか!?スーパーバンタム級から下げてきたストロング小林佑樹が、キャリアでは勝っているだけに自身のブログの締め言葉‘Be Strong!‘を魅せるか!?

 

2020年12月31日 WBOアジアパシフィックバンタム級王座戦 ストロング小林佑樹vs比嘉大吾

 

ストロング小林佑樹 16勝9KO8敗 2度目の防衛戦

 

比嘉大吾 16勝16KO1敗1分 元WBCフライ級王者

 

1R、比嘉選手が、細かくジャブを打ちながら低く入り左フック~右!

 

さらに比嘉選手がボディー~アッパー!と打ちまくるも、小林選手はガード高く前に出続ける

 

2R、ガードを高く前に出る小林選手~しかし、比嘉選手はフルスウィングのパンチを手数多く振る!

 

それでも小林選手は、ガード固めて出ていき右!比嘉選手は、低く入ってガードを抜く右アッパー!

 

3R、やはり体格さもあって、比嘉選手は下がりながらの攻撃になってしまう

 

それでも、手数で比嘉選手は圧倒する~ガードを割るアッパーが再三入る!

 

4R、比嘉選手は小林選手の固いガードの上から何度もパンチを叩きつけるが、小林は選手ガードを崩さずに前進して打ち返す!

 

力任せに振っていく比嘉選手~ボディー連打から右アッパー!

 

それでも小林選手は前に出る~小林選手の左に比嘉選手がリターンの右ストレート!小林選手効いた!クリンチで逃れる

 

5R、比嘉選手が極めにいく!まだガードが高い小林選手に左ボディー!

 

効いている小林選手に、比嘉選手の右アッパーが顎を打ち抜く!

 

崩れる小林選手に、比嘉選手は止めの右アッパー!

 

崩れた小林選手は立ち上がれず、見事に比嘉選手が5RでKO勝ち!

 

比嘉選手としては地域王座がどうこうの試合では無かったが、意外やWBOのベルトがよく似合う。ちょっと強引な試合展開だったが、力量の差があったから強引にアッパーで極めにいったのかもしれない。比嘉選手は 『小林選手は打ち合ってくれるタイプなのでこういう結果になりました。前回は、ボクシングに集中できていなかったが、今回は集中できた。どのスポーツもそうだけど、競技だけに集中しないと上へは行けない』 と話し、比嘉選手は試合前の時点でバンタム級ランキングがWBA10位、WBC15位だけに、WBO14位、IBF9位の小林選手を倒したので4団体でバンタム級王座挑戦圏内になる。

しかし!バンタム級(53.524kg)だがWBOのベルトを巻いただけに、WBOスーパーフライ級(52.163kg)王者で田中恒成選手を痺れるKOで2度目の防衛を果たした 『観戦記2078』 井岡一翔選手と対戦とかならないのかなぁ~

 

★バンタム級とスーパーフライの1.361kgもキツイのだろうなぁ 格闘技blogランキングをクリック格闘技 ブログランキングへにほんブログ村 格闘技ブログへにほんブログ村